わろ(炉人)

数奇な人生を切り売りする笑う精神の語り部として生きています。幼少期は文学に救われ、現在…

わろ(炉人)

数奇な人生を切り売りする笑う精神の語り部として生きています。幼少期は文学に救われ、現在は音楽にとても救われています。

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Summer to heaven 時を超える涙

この物語は、作者が医師から診断されている統合失調感情障害の症状が出ているときの感覚からみた世界をなるべくリアルに表現しようとしたものです。病気の発症前からたくさんの人との出会い、多くのことを学ばせてもらい前に進む勇気を与えてもらってきました。ありのままの自分こそ、本当の自分だと心から思えるようになるまでの軌跡を綴ったものです。幼少期のエピソードの一部や、精神的に不安定なときの絵や文章など受け手によっては大きなショックを受ける可能性があるのでご注意ください。文章だけではなく、わ

    • ただいま。

      幻 片手に真夜中のキッチン キッチリドアを閉ざしみっちり一気する溜飲 バカ吸い込んでゆっくり吐き出す空気 「まだ世の中の風に慣れてないんですよ いささか刺激的すぎやしませんか」 「うるせえ、お前何でも強いのが好きだろ? もっとヘベレケになるまでぶち込んでみろよ。」 小僧のまま構想に没頭 蛇毒ぶち込み 獲得する耐性 海底 深くまで掘り下げた井戸 錆落とし多面体写す滑車 「底なんて見えないよ。音も聞こえない。 手ごたえ感じたら一気に引いて汲み上げるわけ。 滑りがいいんだ。

      • 12才のころ、横浜から京都まで歩いた話。

        今年も一年ありがとうございました。 4月に妻とムスメと共に、北九州から沖縄に引っ越してきて早いもんでもう年の瀬。 相変わらず定職に就くでもなく、忙しい頭と付き合い、家族にも付き合わせながら直向きに音楽活動に励ませていただいております。 20代の大半を引きこもり、三十路を過ぎて躁共にあらゆる方向に感情を爆発させながら現在に至るまで突っ走ったり沈没したり、時にぶっ壊れたりwww 感情の矛先である音楽が自分の救いであり祈りであり前進するためのエンジンでもあり。 様々な感情を音

        • なんとかするから。

          新曲のmusic videoをアップロードしました。 よろしくお願いしますm(_ _)m ビートは北九州のproject neetersからmonos_penta🔥 今まで歩いた道と、これから歩む日常。 どうあるべきかは知ってる。 おれは、おれを知ってる。 クズだしカスでも超健全。 抑えきれない衝動性。 狂ってる頭は誰のせい? って誰かのせいにすんのやめとけ!笑 真っ直ぐ素直で超いいかんじ。 おだてられたら調子いい。 興味のほう 好奇心のほう 昨日より今日、音に乗りフ

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        Summer to heaven 時を超える涙

          ありがとう。

          鼻水と涙で顔をぐちゃぐちゃにしてしまった。 特に悲しいことなど何もないのだが。 家族や周りからのあふれるほどのやさしさに包まれると、正直困惑する。混乱する。不安になる。しあわせだ。うれしい。なんで。よくわからなくなって気が付いたら涙が止まらなくなっていた。 みんながおれにやさしくしてくれるなんて、いつものことだ。 人の善意でおれは今まで生き延びてきたようなもの。 何を急に泣き出したのかよくわからない。 散々泣いて鉛筆でノートに気持ちを書き留めたあと、スッと肩の力が抜けた

          ありがとう。

          デンパチ!(ごめん、きみのこと覚えてない。笑)

          おれは精神科病棟に合計3回、述べ一年くらい入院していたことがある。 理由は3回とも同じ。 希死念慮がたまらなく酷くなり、そのまま本当に死んでしまうのが嫌だったから。 希死念慮というと(死にたい)という気持ちのことを指すと思われがちなのだが、当人からすると少し違う。 あくまで感情なのだ。 こんなに思考に縛られて苦しいのなら死んだ方がマシというか、、、楽になりたいというか。 抜け出したくても抜け出すことが難しい。 希死念慮は感情だということを、頭で理解して冷静に自分のこ

          デンパチ!(ごめん、きみのこと覚えてない。笑)

          猫谷(隣人)

          妻と一緒になり、北九州に家を借りた。 庭付きの戸建で、そこの床は傾いていた。 そこには後に妻に猫谷と名付けられた、四足歩行の先住民がいた。 よく喋る、尻尾が曲がったメスの黒猫。 我々には我々の暮らし、彼女には彼女の暮らしがある。 衛生観念が違うため家の中には絶対入れてはいけないと2人で固く誓い、それでも気がついたら家族同然になっていた。 引っ越してきたばかりのときに、2-3日姿を見せなくなったことがあって本当に心配になってうろたえた。 天気の良い日は庭に一緒に横になっ

          偏ったままのコントラストから色鮮やかなグラデーションへ

          13歳の頃の頭のいい翼くんのときから、32歳の今に至るまで本を読むことをやめていた。 子どもの頃に本を読んでいたので、知識にとても偏りがあったとおもう。 特に好きだったのはミヒャエルエンデと芥川龍之介、宮沢賢治、夏目漱石、、、ミヒャエルエンデはドイツの作家だが主に日本の文豪たちに脳みそをいじられていた。 おれと会う人の中には「よくグレなかったね」のように声をかけてくれる人がいる。 いろいろな理由があるけれど、そのひとつが自分の中に確固たる世界を築き上げていたところにあると

          偏ったままのコントラストから色鮮やかなグラデーションへ

          流水流西田が脱近代宣言を読んでいく①

          友達から借りた。 どうやら落合陽一さんという科学にも強いアーティストと、哲学者の清水高志さんという人と、あと上妻世海という人の3人が喋っている本。 マジで世間のこと知らなすぎて誰のことも知らずに何が始まるのかもよくわかんないけどすごい人たちが対談するというすごい脳みそのせめぎ合いが見れるらしい。 読書感想文などという高尚なものではない。 まとめて読むと頭が疲れるし、読んだこと忘れてしまうので少しづつただメモのように記録していく。 いまのインターネットは人間の感覚を通した情報

          流水流西田が脱近代宣言を読んでいく①

          腹が減って仕方ねえ。

          貪欲な自分が人を傷つけていることを自覚する瞬間、おれはおれであることにほころびを覚える。 「肥大したエゴで突っ走ったところで、お前は何も背負ってこなかっただろ。」 そういう声が後ろから聞こえる。 「なあ、ずいぶんと長く君を閉じ込めさせていたせいで世界はこんなにも変わってしまったよ。」 どいつもこいつもふかふかの椅子の戦車に乗りやがって。 「歩いて戦う時代じゃない。」 テメェらのやろうとしてることをこっちは30年前からやってんだよ。 散々エネミー扱いしやがって。

          腹が減って仕方ねえ。

          走馬灯

          死と走馬灯 人は死の直前に今までの人生を走馬灯のように振り返りみるというが、むしろ自ら走馬灯をみることで自分を殺せるのではないか。 ふと、そんなことを考える。 あくまで言葉はアートとして処理されるべき。 さんざん言葉で他人を刺してきた自分への言い訳みたいな屁理屈だ。 そして「勝手に」ありとあらゆる言葉に傷付いてきた自分にも言いたい。 何がどうしてか? 自らの痛みを痛みとして理解するためには、他人の痛がってる姿を見て想像しながらそれを感じる必要があった。 痛みを理解させる

          きくみみをおくれ

          失敗をたくさんしてきた。 そのたびに自分が嫌になった。 文字通り、死にそうになるくらい。 何度も自分を傷付けながら生きてきた。 心の底から誇れるものなど、あまりないというのが本音なんだけど、もはやこの失敗の多さは誇れるものに変わりつつある。 ひとりで生きていたかったし、ひとりのつもりで生きていた。 だれも自分のことなどわからない、そんな当たり前のことに卑屈になっていた。 じぶんの心の痛い部分にやさしく触れるひとを求めていた。 だれの言うこともききたくないと突っ張っていた

          きくみみをおくれ

          すぐにわすれますもので。

          おれは、愚かですぐにわすれる。 出先のスーパーマーケットでの買い物忘れ、買う物のメモを取ったのに。 おれは、愚かですぐにわすれる。 なにかをしている最中に他のことに夢中になる、はじめにしていたことはそこで終わってしまっている。 おれは、愚かですぐにわすれる。 たとえば何かのきっかけで新しく発見したり再確認した何か、それがものすごく大切な価値があるものだと確信を得ることはあるだろう。 大抵そういうことは普遍的でいてシンプル、それでいてちょっと奥深い。 ただそれに気付いたこと

          すぐにわすれますもので。

          超いいかんじで調子いいとは。おれの使命。

          #超いいかんじで調子いいとは 先に言っておく、これから伝えることは、みんな、おれの頭がおかしいと思うかも知れない。 でもおれが決めた生きかただから。 みんなに聞いてほしい。 20歳の頃、悩みに悩んだ。 なまけものの悟りかたという本をビレバンで見つけて1章だけ読んで先を読むのをやめた。 人の心は膨張と収縮の繰り返し、膨張は悟りの境地、行ったり来たりして生きれば良い。 なるほど。特別なものではないのか。 その後も毎日、悩みに悩んでいた。 当時住んでいた家にあった会議室

          超いいかんじで調子いいとは。おれの使命。

          70歳くらいの友だち

          久しぶりに園長に電話をかけた。 地元に帰ってたときに一度家に行って昼寝だけして帰ってから一度も俺から連絡をしていなかったみたいだった。 気になってるなら逆に連絡くれればいいのにと言ったけれど、そういや自分から連絡しない宗教に入ってたね?って聞いたらそうだと言っていたから仕方ない。 園長はワロが思春期を過ごした児童養護施設の当時の園長だった人で、その名残で今でも呼び名が園長だ。 児童相談所にいたとき、その施設に入ることが決まって事前に見学に行った。 その日に園庭をウロウロ

          70歳くらいの友だち

          フーテン病日記 名古屋編

          「今しかない」 そんな極論を振りかざして生きているのが好き。 -----30歳 男性 派遣社員 単純に自分が最近思ってることを文字にしたのだけれどおそらく、大多数の人にめちゃくちゃ語弊を産む表現だと思う。 もう一つのキーワード。 「突き詰める。」 これに関しては自分のことをある程度知ってる人からしたら、「お前の口からそれを言うか」と文句が飛んでくることは容易に想像がつく。 その誤解を埋めるだけの表現力と、それに伴う行動はまだ済んでいない。 4月頭からGWの終わ

          フーテン病日記 名古屋編