見出し画像

魂の学び①病から

これはこういう見方もあるというお話です。

まず、Lokoのクライアントさんのお祖父様、
94歳で剣道を続け、クライアントさん自慢のお祖父様です。

少し前に癌が見つかりましたが、
ご本人もまだまだ元気らしく、

「癌と共に生きられるくらいの生命力があるから、しばらくは大丈夫な気がするんです。」

とおっしゃってた矢先、
自宅で倒れて病院へ。

ステージが進行していて、
さすがのお祖父様も顔面蒼白。

「こんなに早いとは…」

ご両親も大混乱。

クライアントさんもはじめて身近で死を意識し、
「魂が死ぬわけではない、もといた場所に帰るだけ」だと頭ではわかっていても、自分のことを特に可愛がってくれていたお祖父様のことを想うと、たくさん想いが込み上げてくる。ご両親の混乱にも飲まれそうになる。

お祖父様の前では、自分がしっかりしていないとと、気丈に振る舞い、後で一人でたくさん泣いて、1週間ほど仕事中も思い出しては涙する、そして、空いてる時間はずっと内観してたそうです。

すると、1週間ほど経ったときに、
急に感情の大波が過ぎ去って、

何かが腑に落ちたそうです。

そこで自分ができることが明確になり、家族を集めて、お祖父様が残りの人生心地よく過ごせるように、みんなで本音を言いあったそうです。

お祖父様は、とにかく一人で頑張ってきた人。家族であろうと人を頼ることをずっとしなかったそうです。緩和ケアを選択しつつも、できるだけ家族に負担をかけないようにばかり考える。

家族全員がお祖父様を想う言葉を伝え続けたことで、94歳にしてはじめて、頼ることを自分に許せたそうなんです。

「なんか安心したわ。」と一言言ってから、

お祖父様の顔色が一気に良くなり、

それ以来、家族の雰囲気も一気に明るくなったそうです。

クライアントさんも、

「不謹慎かもしれませんが、おじいちゃんが癌になってよかったと思っています。何もないままポックリ亡くなってたら、一生人を頼ることができないまま、今のこの家族の、お互いを真に思いやる温かな交流は経験できなかったでしょうから。」

決してすべてそうとは言いませんが、
やっぱり病になることには意味があったり、学ぶことがあったりする。

クライアントさんのお祖父様は、はじめて死を意識したことで、色々なものを手放せた。そして今、魂が真に経験したかったことを経験できているようにも感じました。

クライアントさんのセッションの後、すごい光が差してきました。

画像1

クライアントさんが自分と向き合い、家族のために自分ができる最善のことをし、お祖父様の魂に貢献できたことが、祝福されているように感じました。

クライアントさんも、自分から溢れ出てくる感情と向き合い続けて本当によかったとおっしゃっていました。

クライアントさんをお見送りして、今日のセッションのお導きに手を合わせて感謝していると、LINEがなりました。

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?