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脳で病気を治す 戦闘開始

了解の返事が脳からあったので、強くて頑丈な古い筋肉を捨てて、柔軟な新しい筋肉を作るプログラミを脳に依頼しました。
脳はさすがですね。丸一日でプログラム完成させてくれたので、早速治療の開始です。

脳からは「古い筋肉を免疫が積極的に壊すように」指令を出し始めました。思った通り体重は毎日のようにどんどん落ちていき10日後の21日には体重は54.6kgまで落ちました。それに応して筋肉崩壊を示すCK値が下がること無く高止まりしてしまいました。僕にとっては当たり前です、積極的に古い筋肉を壊しているのですから。
でも先生はCK値の推移をみてとても不思議に思っていたようです。投薬から3日目には浮腫みが取れ始め関節の痛みも治まって、1515あったCK値も400付近まで一気に下がったのに、それ以降は高止まりしたままです。プレドニゾロン(ステロイド剤)が効いていないのか、あるいは一緒に始めたプログラフカプセル(免疫抑制剤)を帯状疱疹の治療のため止めているので、治療効果が出ないのはその影響ではないかと心配していたと思います。

CK値の推移
7月10日 726
7月27日 1171
8月10日 1515 入院時検査 体重62kg
8月13日 541
8月16日 411
8月20日 465
8月23日 419
8月27日 433
8月31日 284
9月  3日 243
9月  6日 205 退院前検査 体重50.2kg
9月20日 123
10月4日 49
11月8日 30
12月6日 34
1月10日 46
2月  7日 46 

CK値の推移をみると、1か月かけて古い筋肉を全て壊した結果が数値として現れているのはとても面白いでしょ。ほぼ壊し終わった8月下旬ごろからはCK値は上限値の260を切り始めています。
退院後のCK値は下限値の50を下回る程度で落ち着いているので、筋炎症状はほぼ収まっている状況です。プレドニゾロンの投薬量も徐々に減らして、最初は1日60mg(体重の1kgに対して1mgが最大摂取量)が3月現在で1日8mgまで減っています。

このCK値は主に身体の外見の筋肉破壊による数値です。内臓も沢山の筋肉で出来ています、特に心臓は。内臓系の筋肉も同様に新しい体質に変換しないと今回の脳のミッションは完了しません。ところが、それを脳が拒否してきました。内臓筋肉の差し替えは命の保証をしかねないと言うのです。8月の後半にまた脳との対話が始まりました。

どうにか脳と折り合いがつく対応策がまとまりました。それはスクラップ&ビルドからリノベーションに!です。何だか建築家みたいですね。

さてこの続きは次回に。お楽しみに。

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