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【意味なくね?】京大院卒が社会で感じた、高学歴が不要な理由3選

社会人として働き始めてから、「あれ?学歴ってどうでもいいな?」となることがしばしばあります。

この記事では京大卒の社会人1年目が考える「学歴が不要だと考える理由」を3つ紹介します。

私の学歴

田舎公立進学校→京大理系→京大院理系→現在

大学院では成績優秀者として奨学金返済免除を達成。

日本においては悪くはない学歴かと。

京大院卒が感じた、社会において学歴が不要な理由3選

どんどん紹介します。

社会は適材適所での活躍が重要である

1つ目の理由がこちら。学生時代とは異なり、社会においては活躍の場や方向がたくさんある、という点です。

社会に出ると、それぞれの立ち位置も違えば、目指すベクトルもまるで違います。この点は学生の頃とは大きく異なります。

学生時代は「同じ内容を、同じ時期に、同じ集団で、同じ方向に」勉強や部活動などその他の活動を進め、競争していきます。つまり、自身の社会におけるポジション取りや目指す方向性・やり方を考える必要はありません。

そして、このような画一された集団において好成績を残してきたのが高学歴の人たちです。言ってしまえば、高学歴の人間とは「勉強という『用意されたレーン競走』で勝ってきた人たち」なのです。

たまたま自分の得意な分野(=勉強)が小学生~大学生の期間において重要とされる分野であったに過ぎない人たちです。

しかし、先述のように、社会においては活動の方向も方法もすべて自分で決めていく必要があります。これができるかどうかは、高学歴であるかは関係ありません。学生はみんな素人です。

ゆえに、学歴があったとしても、社会に出る時点で一度全員が改めて同じスタートラインに立つわけです。結局みんなでやり直しです。

以上より、結局やり直すのなら学歴って意味ないのでは?と思ったりします。

とはいえ、レール無しで社会に放り出されてもうまくやっていく高学歴社会人はたくさんいる、ということも言及しておきます。

「努力すること」はあまり重要でない。努力を始める「位置」と「方向」が重要

1つ目の理由と関連しますが、社会人以降の努力は量よりも「位置」や「方向」が重要であるというのが2つ目の理由です。

勉強とは異なり、社会人としての生活では、立ち位置や行動の内容を変えるだけで一気に成果が出たりします。

「立ち位置」とは具体的には「どの業界で働くか」や「どの職種で働くか」「勤務地はどこか」などのことです。

そして、「方向」とは「収入アップのために出世を目指すor副業に挑戦する」「雇い主orサラリーマンor個人事業主」などがあります。

例えばですが、収入UPを目的に努力をするならば、今働いている会社で出世を目指して残業を頑張ることよりも、収入が比較的多い業界に転職することの方がより効果が高いです。さらに、その方がより短期間かつ低労力だったりします。

副業による収入UPも、税制面・収入源の分散化・本業との相乗効果などの側面から出世を望むことよりも高コスパです。

このように、社会においては努力に工夫を加えることで投じた労力以上の効果が得られます。

その点、高学歴な人には「頑張ること」が得意な人が多いです。ゆえに、現状の環境のままで頑張ってしまうことが多い傾向にあります。いつか花開くことを願って現状の延長線を目指し地道に努力を続けます。

頑張ったことによる強烈な成功体験を持っているがゆえに、それにしがみついてしまうわけです。

人との関わり方が上手であることの方がよっぽど重要

最後はよく言われるやつですが、社会人はコミュ力のほうがよっぽど重要です。

受験は個人でがんばるものです。一方、社会ではいろんな人と物事を進めていきます。

それもそのはず、学校では自分のために自分の能力を伸ばすだけでよかったのが、社会では他人に価値を与えることが必要となります。その対価としてお金をもらうわけです。

つまり、どんなに頭が良くてもそれを他人にとっての価値に変換できなければ意味がないのです。

そして、私が社会人になってひしひしと感じているのが「仕事においても、人間は感情で動きがち」という事実。

就活生にさんざん論理的思考力を求めてきたくせに、自分は感情で動くやんけ!と強く思います(笑)

社内政治だとか、仕事を円滑に進めるためにあの人とは仲良くしておけ、などのうんざりする瞬間が多々あります。これが嫌すぎて転職のきっかけとなっているわけですが。

学歴を得るのも重要ですが、学生生活を通して

  • 相手のニーズを汲み取る力(=聞く力)

  • こちらの要望を相手に望ませる力(=交渉力)

  • 面倒な相手をそれっぽく窘めて操る力(=必要以上にコミュニケーションで疲れない力)

  • 自身の意図や話の意図を簡潔・的確に伝える力(=話す力)

あたりは基礎を築いておくと良いなとひしひしと感じます。

結論

長々と書きましたが、いかがでしょうか?

私の結論としては、デメリットをたくさん話しましたが、私の結論は「学歴はあった方がいい」です。いらないが、取れるならとっとけ。という感じですね。

実は。社会人になってから感じた学歴のメリットもいっぱいあります。それらは別の記事で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。


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