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その名前とロゴマークについて

logueとは、「話」という意味を持ちつつ、それだけでは言葉として成り立たない接尾語のひとつだ。proを足すことで、prologue(プロローグ:物語の始章)となるように、何かとつながることでひとつの「言葉」になる。

この場をつくるうえで大切にしたかったことがある。
発話される言葉はもちろん
言葉になる前の想い、身振り手振り(ボディランゲージ)、表情の変化、
声にならない声、本人や家族が生きてきた背景、これまでとこれから…
そのひとつひとつと向き合うことを、絶対にあきらめたくない。

不完全なものだからこそ、言葉を信じ続けたい。

ローグに通うメンバーと家族による物語
日々重ねていく時間の中で登場人物が少しずつ増えていき、
それぞれの関係性の中で役割が生まれ、
何かとつながることで新しく「言葉」が紡がれていく―
そんな未来を、この町で描いていきたい。

だからここをlogueと名付けた。

logueのロゴとマークは
PAPIER LABO. の江藤公昭さんにデザインをお願いした。
もう10年以上前に活版印刷で名刺を作ってもらった。
それから歳月が流れ、logueをはじめようと決めたとき、すぐに江藤さんの顔が浮かんだ。

江藤さんはたくさんの「話」を聴いてくれた。
何度もlogueにまつわる「言葉」を交わす中で、
ロゴマークが形作られていった。

“当事者” “障害”…とカテゴライズする必要や、境界線がなくなればいい。
混ざり合い補い合うことで生まれる唯一のかたち
logueが目指す哲学や、こうなったらいいなと考え続けてきたイメージが見事に表現されている。

ひとつのもののようにも
ふたつのものがつながっているようにも
これからふたつに分かれて新しいものが生まれるようにも見える。

何かと何かがつながって、新しい物語や役割が生まれる。
境界線なく溶け合っている。言葉も、人も、場も。

ロゴのフォントも完全にオリジナルで
gとuの線は、「つながりあうこと」を示唆し、
oとgの円からは、これから生まれる「場」が想起され、繋がりや揺らぎを感じる唯一無二のデザインになっている。

これから、大変なことや悲しいことが訪れるかもしれない。
それでも手元に残っている「言葉」は、logueを導いてくれるはずだ。
そう信じている。

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