ズボラ英語学習(7)ガイダンス編(7)中学英語を攻略せよ その2

その1で、中学の教科書、教科書ガイド、準拠問題集、文法書用意する、という話まではした。
今日はその続き。

現時点でどの程度の英語力がある人であれ、まず中1、中2、中3の教科書を読んでみてほしい。馬鹿にせずに中1から。
その際、カタカナ発音で構わないので、必ず朗読する。声を出すのが嫌なら、最低限度口は動かしてほしい。1回朗読してすぐにそのまま意味がわかったら次のセンテンスへ。わからなかったら同じセンテンスを何度か朗読してみる。

何度か朗読してみてもわからなかった場合、和訳してみる。和訳して意味がわかったら、そのセンテンスを5回ぐらい朗読して次のセンテンスへ。
これは実は文法がわかっていないからそういう現象が起きているのだが、文法を学んで理解する前に、まず自分がどこで引っかかるのかを知っておくためにも、ある程度英語を浴びてほしい。教科書ガイドや文法書で勉強するのは少しだけ先送りする。

知らない語句があって読めなかった場合はその語句を調べる。辞書ではなく、教科書ガイド。
辞書を引いた方がいい、というのは中学レベルの力がついていればのこと。逆に言えば、辞書が使いこなせるようになっていたら中学レベルは卒業ということになる。ここは焦ってあれこれ手を出さない方がいい。

辞書を引くことがあるとすれば、教科書にも教科書ガイドにも発音が載っていなかった場合。その時は辞書を引く。
ここで注意していただきたいのは、中学生向けの英和辞典を引くべきであるということだ。
辞書選びについてはまた別の機会に詳述しよう。

発音がわからない単語、意味がわからない語句があった場合、調べたらすぐにその単語なり語句なりを5回ぐらい音読し、気合で覚える。そしてその単語なり語句なりを見つけたセンテンスの意味がわかったところでさらに5回ぐらい音読して、どんどん先に進む。

覚えた語句の復習はしなくていいのか?

しない。どうせ先に進んだらまた出てくる。その時覚えていたら問題なし。覚えていなかったら、また同じ作業をするだけのこと。

おそらく大半の人は中1レベルでは大きく引っかかることもないだろう。しかし、中2レベルあたりから知らない単語やよくわからないセンテンスが増え始める。
和訳したら何とかわかる人はそのまま進む。
和訳もきついという人は教科書ガイドを参照するが、おそらくは教科書ガイドの説明もわかりにくいということも起こるだろう。
そこで、文法書を見る。
文法書は最初から読んでいってもいいが、いきなりそれをやると挫折するので、辞書的に引いて使う。
文法書を辞書的に引いて使うのは、二通りのやりかたがある。目次で引くか索引で引くかだ。
完了形ってどんなんだろう、まとまった説明がほしいなと思ったら、本の最初の方にある目次のページで完了形の項目をさがして読む。
前置詞ってどんなんだっけ?とひっかかってとりあえずの説明が欲しいだけならば、目次からでもいいが、本のうしろの方にある索引で引いた方がピンポイントな説明が見つかることが多い。be going toとか英語でも引けるのがありがたい。

そういう具合にして、とりあえず中学3年分の教科書をおしまいまで読み切ってほしい。

だが、そこで終わりではない。現時点では、一応基礎ってこんな風ですよと眺めただけ。

ここから先が大切な段階。いよいよ、文型、構文の勉強がはじまる。

続きは次回。


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