罪の中の罪

「・・・これこそ、あらゆる悪の中心原因である。これこそ、罪の中の罪、不信仰の罪である。私たちは、罪と罪の比較をするような立場にはないが、確かに聖書は非常に明確に、行動上の失敗は、あるいは道徳的な堕落ですら、不信仰の罪と比べれば無に等しいと示している。というのも、不信仰は神を根本から敵視し、反目する態度を表わすのに、他の罪は人間の弱さやもろさの表われでしかないからである。神と神の善を疑う思いは、神に従えず、神の戒めを実行できない弱さやもろさよりも、はるかにまさって憎むべき罪である。・・・」
『神はなぜ戦争をお許しになるのか』[2. 予期せぬことに向き合う]
(D・M・ロイドジョンズ 著 渡部謙一 訳 いのちのことば社)より

これは主に信仰者に対して言われていることである。

信仰者として当然の言葉を発したり、態度を表わしたように見えても、

実はそれが完全なる不信仰ゆえのものであることがしばしばある。

「神を根底から敵視し、反目する態度」を表わしている自分に気づかず、

信仰者としての自分を見せびらかしている偽信仰者が大勢いる。

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