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映画「ビューティー・インサイド」:どんな姿でもあなたはあなた
昨日の夜、映画「パラサイト」の大雨のなか豪邸から逃げ出すシーンから最後までを見た。これで「パラサイト」を見たのは4回目ぐらい。大雨のなかみんなが走っていくシーンは「上にある豪邸」から「下にある半地下」まで"下っていく"ことが顕著に現れていて好きなシーンだ。しかし、この不安定な気持ちでは安眠できない。ということで、
”Netflixマッチ度94%”
を信じて「ビューティー・インサイド」をみた。Netflixのマッチ度、これは恐ろしい。見終わってから「マッチ度94%」に納得した。
あらすじ
毎日、目が覚めると容姿が全て変わってしまう家具職人キム・ウジン。ウジンはよく行くアンティーク家具店で丁寧に説明してくれる販売員イスに恋する。しかし、毎日容姿が変わるため告白するのは簡単ではない。
ある日ウジンは、イスに"告白するのに適切な容姿"で目覚める。そこからウジンとイスの交際は始まる。しかし、イスはウジンの容姿に慣れることができない。
ウジンはイスに正直でいられるのか、イスはウジンを受け入れることができるのか。「見た目と中身、本当に大切なのは・・・」。
*ネタバレしたくないかたはキャストが誰なのかを見ないで、本編を見ることをおすすめします*
キャスト
この映画の見どころは"キャスト"だ。再三だが、驚きながら映画を見たいかたは、キム・ウジンのキャストは見ない方が楽しめると思われる。
アンティーク家具の販売員 ホン・イス --- ハン・ヒョジュ
ウジンの親友で唯一の理解者 サンベク --- イ・ドンフィ
ウジンの母 --- ムン・スク
毎日容姿が変わる家具職人 キム・ウジン
キム・デミョン
「賢い医師生活」の産婦人科医ヤン・ソッキョン役、「ミセン」のキム・ドンシク役。
キム・サンホ
(電車でうたた寝してしまったウジンは目が覚めたら、キム・サンホの容姿になっていた。うっかりうたた寝もできないなぁ。)
パク・シネ
「美男<イケメン>ですね」のコ・ミナム/ミニョ役、「ピノキオ」のイナ役、「7番房の奇跡」のイェスン役(大人になったイェスン役)
ト・ジハン
「花郎(ファラン)」のパンリュ役(スホ【演:SHINeeのミンホ】のライバル)、「100日間の郎君様」トンジュ役(主人公イ・ユル【演:EXOのD.O.】の幼なじみで護衛武士)
イ・ボムス
(イ・ボムスを私はバラエティー番組で見かけたことがあるような気がするのですが、どこで見かけたのかが思い出せません。)
キム・ジュヒョク
「プラハの恋人」刑事のチェ・サンヒョン 役、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」の大人になったドクソンの夫役。2017年に交通事故により45歳の若さでこの世から去りました。
キム・ジュヒョクのシーンで「雪」が降ります。「雪」が降ります。「雪」が降ります。「雪」が降ったのでちょっと安心しますね。
パク・ソジュン
「キム秘書はいったい、なぜ?」のイ・ヨンジュン役、「梨泰院クラス」のパク・セロイ役。
目が覚めて自分がパク・ソジュンだったらもうそりゃ「この日だ!!」「今日しかない!!」って思いますよねぇ。
上野樹里
日本からは上野樹里が参加しています!!!!この時期の日本の女優といえば「上野樹里」だったのでしょうか。
イ・ヒョヌ
映画「シークレット・ミッション」のリ・ヘジン役(北朝鮮の特殊工作部隊からスパイとして送り出され、韓国で高校生に扮する役。主人公リュファン【演:キム・スヒョン】の後輩)
イ・ジヌク
「Sweet Home〜俺と世界の絶望〜」のピョン・サンウク役(悪を悪で懲らしめる元殺人請負人)。
イ・ドンウク
「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」の死神役、「真心が届く」のエース弁護士クァン・ジョンロク役、「九尾狐伝」のイ・ヨン役。最近はバラエティ番組「バラドンバダ」でキム・ゴウンたちと海辺のライブバーでバーテンダーしてますね。
ユ・ヨンソク
「応答せよ1994」の野球の天才チルボン役、「賢い医師生活」では小児外科医アン・ジョンウォン役。
最初にキム・デミョンで始まって、最後はユ・ヨンソクで終わるので、「賢い医師生活」を一生懸命見ている方は、「ああああ!!ソッキョン!!」「最後はアン・ジョンウォンか〜〜〜」ってなります。
この他にもどこかで見かけたことがある気がするもう少しあの人やこの人が出てきます。
感想と覚書
ウジンは外見は変わるが中身は変わらない。日本人になったりチェコ人になったりもして、韓国語を話すことができなくなるが、中身は全部ウジンだ。
他方、外見は変わらないが、考え方や思っていることが変わるイス。今日はウジンを好きでも、明日はウジンを疑ったり、気持ち悪く思ったり。イスはそのことにも気がついていて、自分の方が不誠実なんではないかと思ったりもしている。
辿り着く答えは、どんな姿でもあなたはあなた、だ。
しかし、思うのはウジンが「告白する日」「外にデートをする日」「プロポーズする日」「改めてプロポーズする日」はいつも「イケメン」な日だ。
パク・ソジュンに告白されて、会社のパーティーの同伴にはイ・ジヌクが来て、プロポーズはイ・ドンウク、再会するのはユ・ヨンソクだ。
ウジンが「今日はダメだと思う日」になっている、キム・デミョンの姿やキム・サンホの姿にパク・ソジュンの姿のときのようなアプローチで告白されたら、イスは受け入れることはしないのではないか。
ウジンもそれを心得て使い分けているところもあるのだが。
ということは、つまり、時間が経つにつれて内面にも惹かれていく。しかし、きっかけを作る"大事な日"は外見も重要だ、ということなのだろうか。
長くなったので、「今日はここまで」。もし日本版でするなら誰をどの場面の「キム・ウジン」にするだろう。新星から国民的人気者、大御所をいい感じに配置して、唯一無二の親友はコミカルで親近感が湧く役者になるんでしょうか。
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