ようやくたどり着いたサンタクロース
私がクリスマスカードを書こうとしたのが、12月上旬。そろそろ送らなければと思い12月中旬にプレゼントの準備。12月18日、クリスマス1週間前の朝、私の元からプレゼントを持ってサンタクロースは出発した。
届いたら連絡してね、と伝えていたから、クリスマスが近づくにつれてソワソワしていた。
どこまでたどり着いたかなぁ。まだここか。まだここか。
追跡できるため今どこにあるのかがわかる。
クリスマス当日。
サンタクロースはまだ空港にいた。
これは、遅くなるなと思い、気長に待つことにする。
どうやら、サンタクロースは空港で新年を迎えたようだ。年が明け、1月4日の仕事はじまりからサンタクロースとトナカイも再び働き始めた。空港で年越しとは思ってもみなかったかもしれない。
そして、ようやく、昨日1月5日にサンタクロースは目的地にたどり着いた。
日本から出発したクリスマスカードとプレゼントが韓国に到着した。
クリスマスに届く予定だったから、文面はもっぱらクリスマス仕様だ。「メリークリスマス」「家族と友達と温かい年末を」。。。
プレゼントが届いた君は嬉しそうだった。喜んでくれてよかった。似合っていた。我ながらいいプレゼントだったなと思った。
世界的な感染症の影響で国際郵便はことごとく遅れている。
いつもなら、国際eパケットで5日なのに、今回は18日もかかった。クリスマスも年末年始もあったから、それも関係しているのか。
今回の反省を生かして、今後は1週間くらいで届いて欲しかったらEMSを使おう。半月ぐらいかかっても問題ないくらい早く準備ができれば国際eパケットを使おう。
世界各地で「サンタは今年は来るのか?」「ロックダウンしてるけどどうなの?」「感染症対策してるかな?」と子どもたちが不安に思い、首相や閣僚が「サンタは対策しているから、必ず来るよ」「サンタは特別な許可証を発行してあるよ」と答えていた。イギリスのボリス首相やイタリアのコンテ首相が回答していたのが話題となった。
子どもの夢は壊してはいけない。
他方でこんな機会だから、サンタはもういないことにしてしまうのもありかもしれない。これは商業戦略なんだぞ、とか、こんな時だけいい子にするんじゃなくてずっといい子にしていなさい、とか、サンタとはもう契約が切れたとか、、、
サンタは火炙りにされちゃったから、もう来ないんだとか。
クリスマスが近づくと思い出す本がある。
レヴィ=ストロースの『火あぶりにされたサンタクロース』。
短いのでサラッと読める。けど、どっと心に残り、クリスマスになると毎年「レヴィ=ストロースがさぁ、『火あぶりにされたサンタクロース』っていうのを書いていてさぁ、、」と話したくなるだろう。
こういうクリスマス論もいいな、と思える。
サンタクロースはいないし、来ないし、特にイベントもないが、クリスマスは好きだ。11月末ぐらいからクリスマスソングを聴いちゃうくらい好きだ。クリスマスっていいよな。
なにはともあれ、プレゼントは無事に届いてよかった。
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