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2023年9月の日記。

9月も今日で最終日だ。
一昨日と昨日は帰路に見た月がとても綺麗だった。
韓国は秋夕(チュソク)で中国は国慶節のシーズンだ。
日本の国立大学はだいたい8月9月が夏休みで、新学期は10月からだ。9月中盤にもなると「夏休み」にも飽きてはくるが、授業が始まれば忙殺され気がつけば年内の締切のものをウッタラカッタラしてることが容易に想像できて、「夏休み終わってほしくない!!!」の気持ちが込み上げてきたりもする。



研究発表会への参加

9月末に研究会での発表があり、それに向けた準備に勤しんだ。

研究発表あるあるかもしれないが、数ヶ月前に提出した発表タイトルと要旨は準備や研究が進むにつれて意味をなさなくなったりする。
提出したタイトルと要旨の内容を話す必要があるのだが、提出後の勉強・研究の進捗のおかげで、提出した要旨に自分が書いた「問い」とその「答え」が「当然のこと」すぎて、「これは発表するに値するのか?」の状態になってしまった。
(私が準備が下手なのはある)
そのおかげで、今回の発表はやや「そこにこだわる必要がありますか?」的な結論になってしまった気がした。
今後の発表は欲張らず、決着がついたことを綺麗にまとめて発表するように気をつけよう。欲張らない、欲張らない、欲張らない。

研究会での発表は刺激的でいいものだ。
締切がないと牛歩の進捗になってしまう人には、定期的に研究会の発表を予定に入れ込むのがいいんだろうなと今回改めて思った。

それに今回確信したのは、自分の研究の独創性だ。
たぶん世界にこんなことに気になって何かしらの可能性を感じているのは私しかいないと思えたし、少なくとも日本では唯一の研究だろうなと思った。
別にこれは勘違いでもいい。
ただそういう自信が必要な9月だったから、発表した甲斐があった。
私、Good Job:)


今月のドラマ

今月は2本のドラマをNetflixで一気見した。

D.P - 脱走兵追跡官 - シーズン2

1本目は韓国ドラマ「D.P. 2」だ。
シーズン1からすっかりアン・ジュノとホヨルのファンになっていたが、シーズン2も良かった。

いじめを黙認することはいじめに加担することと一緒だ。
他方で、いじめられている側は勇気を持って助けようとしてくれた人には感謝する一方で、さらにいじめが過激化して報復されたりもして、いじめられる側も「助けようとしてくれるのはありがたいけど、迷惑だ」と話す場面があったりする。

軍施設の中でのいじめや自殺、事件を握り潰そうとする軍部とそれをどうにか変えたい思いで内部告発する軍人たち。
シーズン2最後のイム・ジソプ大尉とジュノとホヨルの直属の上司であるボムグ中士がとてもドラマすぎるが良かった。

しばらく前に約2年間の徴兵を終えているパートナーは、実際に軍や内部は変わっていると見ながら解説をしてくれた。自分の思い出話付きで。

マスクガール

2本目は話題作だった韓国ドラマ「マスクガール」だ。
評判通りのワクワクとゾクゾクでこれまた良かった。

見終わった時はドラマを見たというより、少し長い映画を1本見たくらいの感じなる。

「みんなから好かれる人になりたい」と願った踊るのが大好きだったキム・モミ。
モミを本当に愛したのは誰だったのだろうか?
マスクガールの正体に気がついたオナムだったのか、母ヨンヒだったのか、クラブで一緒に働いたチュンヒだったのか、娘として生まれてきたミモだったのだろうか。
もしくは、恨みに恨んだオナムの母キョンジャだったのだろうか。
この視点でもう一度見直しても面白いかもしれない。

2つの作品の共通点

二つの共通点は、まず今まで韓国ドラマにはあまりなかった”スピード感”だろう。気がついたら見終わっている。
1話が短いのがそう感じさせていることは言うまでもないだろう。

もうひとつ思ったのは、韓国ドラマの日本表象だ。
日本のアニメを好きなのは「キモオタク」
みたいな感じだ。
これまではどちらかというと、「大日本帝国な日本」で「韓国を植民地にした憎き日本」、「敵日本」みたいな感じだったような気がする。

しかしだな、やはり、これが日本のアニメのひとつの到達地点なんだと思う。
過激な萌えキャラが路上に普通に飾られ、
「HENTAI JAPAN」と世界に認識され、
「CHIKAN」が国の病で、
日本の萌えキャラが好きなオタクは「キモオタク」とされる。

悲しいが現実である。
MANGAが「Cool JAPAN」だったのは今や昔なのかもしれないな。
上質なアニメとか漫画もあるのになんだか残念だ。
日本の作品に厳しい目を向けて来なかった日本人消費者の問題でもあるとは思う。

脱線してしまったが、2本ともいいドラマだった。


おわり

ちょっと長くなってしまった。
プライベートはだいぶ充実した9月だった。
人生にはいろんな選択がある。
いつ思い返しても「あの選択をして良かった」と思えるように生きていきたい。
今年もあと3ヶ月。ひとまずいい10月になりますように。おわり。

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