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謎の提出物 no.1 :Migration Certificate

インドの大学院に留学している間にいろいろな提出物があった。このnote「謎の提出物」では大学事務に提出した書類の中で、入手することや提出するのに理解が難しかったものを紹介する。


Migration Certificate

第1回の今回は「Migration Certificate」だ。
これは1番苦労したのだが、結末はやや悲しい。
結論を先に書くと、事務方と何度も連絡を取り合った結果「提出不要」となった。インドの教育システムの中で学歴を積んできたインド国籍の人にとってはとても身近で重要な書類だ。しかし、インドの教育システムの外側にいる留学生は「提出不要」になるか「要相談」になる書類だ。

どのようなものか?

このMigration Certificateは以前所属していた大学から、今回所属する大学宛に「この人物は進学することに値する人物であることを認めます」ということを証明する書類だ。

↓参考までに↓


いつ・どこに提出するものか?

大学院へ入学が許可され、入学書類の中にMigration Certificateの提出が含まれていた。提出先は進学先の大学院のアドミッションセンターか事務だ。入手できなかった場合は「保留」とされ、アドミッションセンターに指定された期日までに提出することになる。


どこから入手するのか?

進学する前にいた大学から証明書を発行してもらう。
大学を卒業する際にMigration Certificateを入手するといいようだ。
多くの場合、大学の学生ポータルから事務方に請求し書類を取り寄せるようだ。


私の場合。

私はインド留学前に所属していた大学院の事務課とその当時の指導教官だった先生に連絡をとった。事務課の担当の方によると、日本の国立大学にはMigration Certificateのようなものはなく(私も初めて聞いた名前だったが、それは間違いではなかった)、卒業生がどこの大学に進学しても卒業生の自由であるため承認する/しないということは大学側が判断することではない、と教えてくださった。

その旨をインドの大学院に伝え、それでもMigration Certificateのような書類が必要であれば、日本の大学院と相談することを併せて伝えると、それ以降は連絡が来なくなった。

連絡が来なくなったので、学生と事務方の架け橋のような存在のスタッフの人に「連絡が来なくなりました」と伝えた。すると、「連絡が来たらそれの通りに対応してね」と言われた。最終的に連絡は来なかったため、アドミッションセンターと事務方で解決したのだろう。

↓参考までに↓
私と同じようにインドでMigration Certificateを提出するように言われた日本人の方がいるようです。


今後インドの大学・大学院に進学する方へ

私の場合はであるが、日本の大学にMigration Certificateのようなものは存在しないことを伝えると「提出不要」になった。理由を伝えず未提出だと何度も「未提出ですよ」のメールやメッセージが届く。勇気を持って事務方にメールもしくは手紙を書いて問い合わせをすることだ。

これと同様に「中学校の卒業証明」「高等学校の成績表」「高等学校の卒業証明書」が必要になることがある。高校の卒業証明書は母校に問い合わせをすれば再発行してもらえるが、高校から卒業して長い年数経っていることもあり成績表は発行してもらえなかった。そのため、母校には「発行できません」の旨の手紙を書いてもらった。

日本の中学校卒業は義務教育課程であるため、だいたい卒業していると考えられる。また、高校に進学しているということは中学校は卒業していることにはなる。以上のことを説明すると「中学校の卒業証明」も「提出不要」になった。


次回の「謎の提出物」ではAnti-Ragging formを紹介する。
今のところ全3回の予定で書こうとしているが、他にも何か思い出したら追加で記録しておこうと思っている。


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