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みんなで料理をして食事をする。

今日は1月1日(土曜日)。晴れ。今日もいい天気だった。

朝から支度をして、Ma'am*の家に向かう。先週の水曜かクラスのWhatsAppに、「1月1日はMa'amの自宅で朝食を食べて、みんなで昼食を作って食べよう!」というお知らせがきていた。クリスマスからお正月のホリデーウィークが特にない地域でのささやかな新年会のお誘いだ。

余談だが、つくづく「クリスマス」や「お正月」は宗教的なイベントだったんだよなと思わされる。暦やカレンダーの類は人が勝手に何かしらの「区切り」をつくるために決めたものなのだ。それが平たくいうと「文化」か。

お知らせでは「9時半から10時くらい」に集合だった。10時20分に到着した私は20分の遅刻だったが、ここは「さすが!」というか、誰もきてなかった。同僚**らがみんな集まったのは11時30分くらいだった。みんなで10人の大学院生と1人の准教授の構成だ。


朝食はだいたい到着した順に食べていく。椅子に座ったら食事が始まり、「もう食べない」というときが食事の終わりだ。その後、みんなでお昼ご飯の準備をした。

ピュアベジが2人、本日はベジタリアンである必要がある人が1人、残りの8人はノンベジだ。

ノンベジの料理はお肉を煮込んだりで時間がかかるため先に準備を始める。

そのかたわらで、いろんな野菜をいっぱい切る。

お肉料理が大体できたら、調理道具を全部洗ってベジタリアンの料理を作る。ご飯を炊く。

ベジタリアンの料理をほとんど完成まで作る。

そしたら次はノンベジ料理の最終段階を作る。

つまり、きょうの料理順は「①ノンベジの時間のかかる料理準備→②ベジ料理準備→③ベジ料理の完成→④ノンベジ料理の完成」みたいな感じだった。

洗い物のこととか別のことを考えると「ベジ料理を先にして、ノンベジは後にすればいい」との意見もあったが、「お肉料理はしっかり煮込みたい!」も尊重するべき意見だった。そのため、上述の順番だった。

食事をした後は、2時間ぐらい談笑して外が暗くなってきたため解散になった。

リキシャーはお金がかかるため、バイクで来ていた同僚にホステルまで送ってもらった。ラッキーだった。



みんなで料理をして、食べる。ただそれだけだ。

しかしいろんな技術があることは確かだ。技術は作る人だけのそれではない。食べる人の技術もそうだ。どこにでも座って食べられる人、床に座る人、椅子に座る人、スプーンを使う人、使わない人、ピュアベジの人、ベジタリアンの人、ノンベジの人。今日もいろんな人がいた。

おのずと食事後の談笑時間は、ルイ・デュモンの話になった(これが人類学徒と社会学徒が集まっていることを思わされる)。私も食事をしながら、デュモンの『ホモ・ヒエラルキクス』を思い出していた。デュモンは批判も多いが、代表的だから批判されているのだ(しかしながら、やはり批判的に読むべき本ではある)。

彼の見た「インド」は今でも確かに見えるような気が今日はした。

アンベードカルの食事に関する話にもなったのだが、アンベードカルを読み進められてないため、「あったような気もする」みたいな反応をしてしまった。


同僚らとのささやかな新年会は楽しかった。自撮りと動画を撮るのが好きな人たちが多いので、みんなとの写真が一気に増えた。いい時間だった。楽しかった。

*Ma'amは女性の先生のことを指す。この先生は私たちの授業を担当しているAssistant Professorだ。

**私は「classmates/クラスメイト」と学友たちを表現していたのだが、どうやら「colleague/同僚」の方が大学院内では優勢だ。そのため同僚とクラスメイトは同じ人たちを指すが、今後は「同僚」と日本語では表記することにする。

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