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展覧会日記

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博物館や美術館の常設展示・特別展示などの行ったものの感想を書いています。
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記事一覧

特別展・交感する神と人:ヒンドゥー神像の世界 - 国立民族学博物館

会期が来週12月5日(火)までとなった「特別展・交感する神と人:ヒンドゥー神像の世界」。 9月の研究会に参加した際に「神に触れるし、セルフィーとかもできるからぜひ」と言われ、他の方からもなかなかよかったとのことを聞いたため私も行ってきた。 開催概要会期:2023年9月14日(木)~12月5日(火) 会場:国立民族学博物館 特別展示館 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) 休館日:水曜日 観覧料:一般880円(600円)、大学生450円(250円)

【韓国】南ソウル美術館:企画展「権鎮圭の永遠の家」

韓国ソウルの江南(カンナム)エリア、サダン駅から徒歩2、3分のところに、ソウル市立美術館・南ソウル美術館がある。 今回はそこで開催されていた企画展「権鎮圭の永遠の家《권진규의 영원한 집》」に行ってきた。 ソウル市立美術館・南ソウル美術館場所 エリア:ソウル・江南(カンナム) 最寄り:サダン駅(Sadang)地下鉄2番線・4番線 バス:青色バス461, 641, 643などに乗車して、남서울농협남현동지점(南ソウル農協南峴洞支店), 사당1동관악시장앞(サダン1洞 莞楽市

【東京】東京国立博物館 - 総合文化展 -

8月中旬に上野にある東京国立博物館に行った。 総合文化展は平常展/常設展示のことだ。 キャンパスメンバーになっている大学の学生だと常設展示は無料で、これは大学院生・教員も含まれる。ということで、無料で常設展示見てきた。 東京国立博物館場所 上野駅から上野公園に向かって歩き、美術館・博物館の並びの一番奥に位置している。行った日は天気が良すぎて、太陽と地面からの照り返しですごい暑かった。 博物館の中はというと、そこまで冷えているわけではなかった。やや涼しい、くらい。人の出入

【韓国】戦争記念館:朝鮮半島と戦争の歴史

国立中央博物館からバスですぐのところに戦争記念館がある。 この記念館の前ではデモ活動がほぼ毎日行われており、拡声器を持ってスピーチをしている人たちや立て看板をたて抗議活動をしている人たちがいる。 韓国の国防部門の組織が近隣にあることもあり、屈強な警察や警備員がいたるところに配置されている。 *住所:「戦争記念館」29 Itaewon-ro, Yongsan-gu, Seoul, 韓国 戦争記念館のアクセスメモ【休館日】 □ 月曜日(連休中の月曜日は開館/連休翌日が休館)

【韓国】国立中央博物館:充実の常設展示

先日、韓国の国立中央博物館に行った。 ヨンサン駅から近く、博物館の本館に行くまでの道のりが公園になっている。ちょうど行った日は、「快晴の春」全開の日で気持ちよく散歩もできた。 博物館の具体的な内容はこのnoteには書いてはいない。韓国に行って、明洞や観光地スポットに飽きたら、この辺りを散歩するのがおすすめだ。 国立中央博物館のアクセスメモ【休館日】 □ お正月、旧正月、秋夕、国立中央博物館館長の指定の日 【常設展時室・休室日】 □ 毎年4月11月の第一月曜日 【観覧時間】

【韓国】企画展「隅田川 - 江戸時代の都市風景」:ソウル歴史博物館

先日、ソウル歴史博物館の企画展「隅田川 - 江戸時代の都市風景」に行ってきた。この日はソウル歴史博物館の常設展示とこの企画展にも行った。企画展が1階で3階に常設展示がある。常設展示については前回のnoteに書いた。 基本情報場所:韓国、ソウル歴史博物館    1階企画展示室 期日:2022年9月7日〜10月23日 アクセス:光化門駅7番出口、西大門4番出口 開館時間:9時〜18時(最終入場時間17:30) 休館日:祝日を除く毎週月曜日 入館料:無料 隅田川 - 江戸時代

【韓国】ソウル歴史博物館:常設展示

先日、市庁駅(City Hall)から徳寿宮の横の貞洞通り(チョンドンギル)を抜けて、煉瓦が美しい街並みを散歩しながらソウル歴史博物館へ行った。 今回の韓国ソウル滞在は「博物館に行くぞ!」の気持ちで博物館巡りをすることが目標のひとつだ。時間が許す限りたくさんいろんなものや展示が見られるといいなと思う。その1件目がソウル歴史博物館だ。忘れないうちに感想を記録しておこう。 基本情報場所:韓国、ソウル歴史博物館 アクセス:光化門駅7番出口、西大門4番出口 近隣のランドマーク:キ

舞台:ぺぺぺの会 「夢の旧作」

2019年8月6日(火) 今日は広島原爆の日。 死刑執行のなくならない日本。死刑執行の速報にもやや慣れてきた感じさえある。 芸術が公権力に「検閲」される日本。 戦後憲法裁判の記録は多数廃棄される日本。 最近、オーウェルの『1984』の世界にまで近づいてきているような気がしてならない。ディストピアだ。これからどうなってしまうのか。こんなことも言えなくなる日が来るんだろうな、と思うと恐怖でしかない。 今日は、おとなりの研究室の同僚にお声がけいただき、ぺぺぺの会 舞

展覧会:塩田千春展 魂がふるえる

2019年7月28日(日) 張られた糸と結び目、糸の引く先。 糸は塩田の血管で引かれた糸には塩田の血が通っているようだった。 糸から狂気を感じた。 今日は、森美術館の展覧会「塩田千春展 魂がふるえる」に行ってきた。 夏休みの土日ではあったがさほど混んではなかった。隣で開催中の「進撃の巨人」の展覧会は大変混雑していた。 また、SNS等でややネタバレ気味なこともあり、既視感がありすぎてがっかりしたらどうしようと思っていたが、なんのその。 やはり、生で見ると圧倒される

展覧会:クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime

2019年7月21日(土) アウシュヴィッツの博物館で見た光景が思い出されて、心が壊れそうになった。 目は涙でいっぱいだった。 今日は、国立新美術館の企画展「クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime」に行ってきた。 チケット購入で並ぶのが嫌なため、事前にオンラインチケットを購入して行った。しかし、チケット購入は全く並んでいなかった。中もそこまで混雑はしておらず、並ぶことなく順調に展覧会に行くことができた。 【展覧会概要】現代のフランスを代表する作家、クリス