マガジン

  • LOGINアイデアソン合宿(2022.8)

    京都の里山、京北地域で始動した「地域連携プロットフォーム LOGIN」。京都内外のさまざまな事業者同士が連携し、これからの時代に適した新たな里山づくりを目指しています。このマガジンでは、2022年8月に開催されたLOGINアイデアソン合宿のようすをレポートします。

最近の記事

A.D.SYSTEMS PTE.LTD.・阿部嶺一(Ryoichi Abe)さん「コミュニティ通貨でつくる、いい人が報われる社会」

(前の記事「株式会社リコー・大越 瑛美さん 大企業と里山の連携」はこちら) 金融業界からコミュニティ通貨の開発へ 食べ物のように腐るお金 ピースコインの導入事例 ●金融業界からコミュニティ通貨の開発へ 循環を促すアルゴリズムを持つ仮想通貨のピースコインの導入支援を行う「A.D.SYSTEMS PTE.LTD.」代表の阿部嶺一さんには、東京からオンラインでご参加いただいた。 ピースコインプロジェクト立ち上げ前は、ASEANを主としたグローバルな金融業界をフィールドに「お

    • 株式会社リコー・大越 瑛美さん「大企業と里山の連携」

      (前の記事「元ヒダクマ/mui Lab・森口 明子さん ローカルとグローバルのはざまで」はこちら) 里山でも可能な、大企業との連携 アクセラレータープログラム「TRIBUS」の展開 リコーの環境関連事業 京都・美山の地域内エコシステム あうる京北で使うエネルギーをどうするか? ●里山でも可能な、大企業との連携 昨年、2021年夏に東京から京北へ移住したという大越さん。家のまわりは、これまで見たことないような様々な虫に溢れ、冬になれば、車は雪に埋もれていく。そんな環

      • 元ヒダクマ/mui Lab・森口 明子さん「ローカルとグローバルのはざまで」

        (前の記事「里山から海まで循環をつくる一般社団法人パースペクティブが、いま考えていること」はこちら) ヒダクマの立ち上げ 飛騨の森で何ができるか 地域で活動するスタートアップに求められること ●ヒダクマの立ち上げ 「株式会社 飛騨の森でクマは踊る」、通称ヒダクマ。岐阜県飛騨市で広葉樹の活用に取り組む事業体である。2016年に、飛騨市・株式会社 ロフトワーク・株式会社 トビムシという第3セクターによって、官民共同で設立された。ロフトワークはデザイン、トビムシは林業コンサ

        • 里山から海まで循環をつくる一般社団法人パースペクティブが、いま考えていること

          (前の記事「冒険の森・伴戸 忠三郎さん:LOGINのはじまりの 器」はこちら) 高室 幸子さん 次世代に向けた循環の仕組みづくり 森を育むことと、ものをつくること 根をはるものを植えるということ 里山と街をつなぐ流域・流域のあり方 ● 森を育むことと、ものをつくること 一般社団法人パースペクティブは、伝統工芸を伝えるコーディネーターの高室幸子さんと、漆屋の堤卓也さんが立ち上げた。当初、二人が一緒に事業をしようと話していた時期に、高室さんがROOTSの中山さんやフェイ

        A.D.SYSTEMS PTE.LTD.・阿部嶺一(Ryoichi Abe)さん「コミュニティ通貨でつくる、いい人が報われる社会」

        • 株式会社リコー・大越 瑛美さん「大企業と里山の連携」

        • 元ヒダクマ/mui Lab・森口 明子さん「ローカルとグローバルのはざまで」

        • 里山から海まで循環をつくる一般社団法人パースペクティブが、いま考えていること

        マガジン

        • LOGINアイデアソン合宿(2022.8)
          9本

        記事

          冒険の森・伴戸 忠三郎さん「LOGINのはじまりの 器 」

          (前の記事「mocca/デカンショ林業・辻 徳人さん:包括的な里山活用」はこちら) 森への関心を広げる 事業をつくり、景色をつくる ● 森への関心を広げる  もともと、結婚式場や中華料理屋の経営をしていたという伴戸さん。その後2011年に「株式会社 冒険の森」を立ち上げた。レジャー施設の開発と運営、遊びを通じた教育・健康プログラムの提供、森林保全活用を行っている会社だ。現在は全国11カ所の森林に関わる。春〜秋にかけてはレジャー施設の運営、冬の間は森林整備と施設点検、新施

          冒険の森・伴戸 忠三郎さん「LOGINのはじまりの 器 」

          mocca/デカンショ林業・辻 徳人さん「包括的な里山活用」

          (前の記事「京北のソーシャルデザインファームROOTSがLOGINで期待すること」はこちら) すべての根源は山にある 次世代型林業事業がうまれる場 土地を超えたコミュニティをつくる ● すべての根源は山にある 京北から車で1時間ちょっとの兵庫県丹波篠山市。そこで「+WOOD 暮らしに木を加える」と掲げ包括的な里山活用を進められているのが、林業家の辻さんだ。以前はブライダル業界にいたが、2010年、結婚を機に地元の篠山へUターン。その後は実家の農業を継ぐつもりだったとこ

          mocca/デカンショ林業・辻 徳人さん「包括的な里山活用」

          京北のソーシャルデザインファームROOTSがLOGINで期待すること

          (前の記事「地元民の仲井 亮文さん(仲井電気工事商会)から見た、これからの京北に必要なこと」はこちら) フェイランさん LOGINキックオフ宣言 地域の景色はみんなでつくる LOGINプロジェクトの全体像 LOGINへの関わり方 ● 地域の景色はみんなでつくる 京北で家族と茅葺古民家に暮らすフェイランさん。今回のLOGINプロジェクトへの参画に感謝を述べた後、今の気持ちを話してくれた。 「地域のこれほど大きな仕事に関わるモチベーションが自分にあるとは、自分自身が改め

          京北のソーシャルデザインファームROOTSがLOGINで期待すること

          地元民の仲井 亮文さん(仲井電気工事商会)から見た、「これからの京北に必要なこと」

          (前の記事「地域事業者連携のプラットフォーム LOGIN について皆で考える! 」はこちら) 地域の自立に必要なもの 京北の事業者同士が連携するビジネスモデルを ● 地域の自立に必要なもの 5人兄弟の末っ子で、上に姉が4人。生まれたときには、地域の人たちから跡取りとして盛大にお祝いされ、「その時すでに自分の人生が決まっていた」と笑う仲井さん。京北で暮らす中で、「美しいものは美しい環境から生まれる」という信条を抱くようになったそうだ。 20代の頃は、歌や踊りや町内清掃など

          地元民の仲井 亮文さん(仲井電気工事商会)から見た、「これからの京北に必要なこと」

          地域事業者連携のプラットフォーム「LOGIN」について皆で考える!

          京都の山間部エリアである「京北」は、高級丸太材である北山杉など、かつて林業が盛んだった場所です。その京北を舞台に、2022年8月末、地域事業者連携のための合宿プログラムが開催されました。 会場となったゼミナールハウス「あうる京北」は、京都府の地方機関として1976年に建設され、その後2006年からは一般社団法人京都ゼミナールハウスが指定管理者として管理運営をしています。これまで、小中高の部活動や大学ゼミでの利用など、従来型ゼミナールハウスとして利用されてきましたが、少子高齢化

          地域事業者連携のプラットフォーム「LOGIN」について皆で考える!