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amazon hubデリバリーパートナープログラムを運用中(東京エリアで稼働中の現役のストアがすべて話します。個人、法人にも対応)

こちらに書かれた内容は実際に私が現役のストア(配達員)として経験したことを話しています。ご参考いただければ幸いです。

amazon hubデリバリーパートナープログラムという名称が長いため、以降はアマデリと呼びます。

アマデリは稼げるのか?会社員の副業的存在になるのか?をまとめています。有料エリアにはぶっちゃけトークもあります。


amazon hubデリバリーパートナープログラムは稼げない!!

みんなが気になるところの大部分は収入だと思いますが、アマデリでは稼げません。理由は単純に単価が低いからと言いたいところですが、厳密には単価が低く、配達以外の作業が多いからです。

業務について
1.荷物の受取(置き配で荷物を受取ってもOK)
2.荷物を1つ1つバーコードスキャンをする。
3.配達をする。
4.雨の日は荷物にビニールをかぶせて配達する。
5.基本的には置き配になります。アプリを使って置き配の写真を撮ります。
6.不在や宅配ボックス希望者には不在票の伝票をポストに投函します。
7.不在であれば、自分の家(荷物を管理している拠点)に戻り保管します。
8.アプリ上で不在処理をしたり、再配達依頼が入ればそちらに対応します。
9.すべての作業が完了して業務完了となります。
10.アプリの操作ミス(不在の処理等、行っていない場合、収入にはなりません。)

工数が多いことがおわかりでしょうか。
荷物の配達、保管、本部に返却です。
次にアマデリのメリット、デメリットをお伝えいたします。


アマデリのデメリット

1.アプリの不具合や障害が多く、仕事が無くなることもある。
2.置き配が不可の家が結構ある。
3.荷物のサイズが大きい物や重たい物が多い。
4.3週間先の予定まで縛りが出てくる。

アマデリのメリット

1.チームで動いているわけではないので気楽にできる。
2.請求書等の作成は不要、支払者がアマゾンなので未払いの可能性は低い。
3.週払いなので予算の計画は立てやすい。


他の運送屋さん(佐川急便、ヤマト運輸)と比較したメリット、デメリット

佐川急便、ヤマト運輸と比較したデメリット
1.単価が低い。
2.情報交換をする機会が無いため、他の同業者の情報を入手しにくい。
3.荷物のサイズが大きい(馬鹿デカイ)
4.重量物が多い。

佐川急便、ヤマト運輸と比較したメリット
1.アマゾン本部から置き配を推奨されているため、基本的には置き配でOK
2.良くも悪くも人間関係ゼロでマイペースに取り組むことができる。


amazon hubデリバリーパートナープログラムのページに書いてあることは誇大広告です!!

amazon hubデリバリーパートナープログラムの公式ページに書いてあることについて一部を抜粋し、回答していきます。

1.
お店や事務所などの空いたスペース

https://logistics.amazon.co.jp/hubdelivery

とありますが、アマデリの荷物は大きい物&重たい物が多いので、相当大きなスペースでないと保管場所を確保できません。

6畳程度のスペースでも作業は行えますが、再配達が溜まってくるとそうはいきません。また、不在票伝票、ビニール袋等の備品置き場も確保する必要があります。

私は4畳程度で業務にあたっていますが、天井のちかくに棚を設置したりして、床の空間を広くして場所を確保しています。

2.
お仕事中の時間に余裕のある方は初期費用や運用コストを抑え、とても簡単に配達をはじめることができます。

https://logistics.amazon.co.jp/hubdelivery

アマデリの良いところは初期費用がかからないところです。フランチャイズ等は初期費用がかかったりすることが多いですが、アマデリは1円もかかりません。ただし、運用コスト的なものはかかります。配達手段にもよりますが、毎月5000円程度はみておく必要があります。

徒歩で配達する場合の運用コストは【飲み物代、タオル等】
コスト的には1日100円程度でしょうか。
100(円)×稼働日数

自転車で配達する場合の運用コストは【飲み物代、タオル、自転車のメンテナンス代】※自転車保険加入必須です。
300(円)×稼働日数

バイクで配達する場合の運用コストは【飲み物代、タオル、バイクのメンテナンス代】※バイク保険加入必須です。
600(円)×稼働日数

軽貨物で配達する場合の運用コストは【飲み物代、タオル、車両のメンテナンス代】※自動車保険加入必須です。
1200(円)×稼働日数

初めて営業ナンバーを取得して業務にあたる場合には、費用がかさみますので注意してください。初年度の営業ナンバーの保険の契約はとても高いです。

1年目の保険料は約17000円です。車両をリースして業務を行う場合には高額な保険料にプラスして払わないといけなくなります。ですので、営業ナンバーを取得して始めようとする方は費用倒れにならないようにしっかりと計算してから取り組みましょう。


3.
パートナーにお願いしたいこと
1商品を保管する場所を確保
2土地勘を生かす
3ご自身のビジネスを優先し、かつ副収入を得る

https://logistics.amazon.co.jp/hubdelivery

3ご自身のビジネスを優先し、かつ副収入を得るとありますが、自身のビジネスは優先できません。また、アマデリによって再配達や場所の縛りが発生します。

おそらく、私も含めてですがアマデリに取り組もうとする人って、本業で儲からない時期や時間が空いていれば、手伝っても良いかな?こんなニュアンスだと思うのです。

断言します!!余暇時間を使って配達はできません。また、アマデリを優先するハメになります(笑)

大きな理由が2つありますので説明します。
1.再配達がある。
当然ですが、その方の都合に合わせます。1件だけ再配達になってしまい、夜の21時指定にされた場合、その時間に行かなくてはなりません。

私の場合、住まいとアマデリの運用倉庫が離れているため、1件だけの再配達のために振り回させた過去が何度もあります。コスト的にも時間的にもとても無駄なのです。


2.自宅がアマデリの倉庫として使っていない場合にはアマデリの業務に振り回されることになります。

アマデリ倉庫=再配達のお客様の近くになりますので、場所に縛られることになります。つまり、その場所から動けなくなるということです。

車で配達しているのであれば、仮眠を取ったり、事務作業的なことは可能ですが自転車の場合、自宅とアマデリ倉庫が離れている場合はどうでしょうか?時間も縛られ、場所に縛られます。


4.
簡単に始められます!

https://logistics.amazon.co.jp/hubdelivery


少ない初期費用でスタート
配送が初めての方でも安心です
アプリを通して配達管理

https://logistics.amazon.co.jp/hubdelivery

簡単には始められますが、書類の手続きだけで3週間程度を要します。
初期費用はかかりませんので少ない費用でスタートできることは確かです。
配送が初めてでも安心ですが、お金にはなりません。(1個あたり40円程度です。)
アプリを通して配達を管理しますが、アプリのエラーや障害が多く使い物になりません。最初の頃はアプリの使い方もわからなく、障害が起きたことも理解できないまま時間を消耗します。

上記内容は実際に私が現場を経験し、見てきた感想です。


ここから先はamazon hubデリバリーパートナープログラムに取り組んでいい人を説明いたします。

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