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資格取得に逃げたニートの末路


資格勉強はニートの嗜み

ニートは夏休み最終日が延々と続くとはいい得て妙で、実は内心焦りまくってます。
なかには開き直って、床ドンして親に部屋の前まで食事を持ってこさせるようなニートもいるかもしれません。
しかしそれはニート全体の10%にも満たないでしょう。

ほとんどのニートは現状を打破しようと、もがいているのです。
物理的な行動量は少ないかもしれませんが、ネットで情報収集くらいは普通にやってます。
「未経験でもできる仕事はないか」「ブランクがあっても就職はできるか」「食いっぱぐれない資格は何か」などその程度のことは調べ尽くしているのです。

しかし就職活動は心理的ハードルが高く、やり方もいまいち分かっていないというニートも多いでしょう(私もそうです)。
そんなニートがどっぷりとハマってしまうのが、資格勉強です。
なぜなら、資格の勉強をしていると何となく前に進んでいる感覚があるからです。

実際にそれは正しいです。
資格に合格すれば履歴書に堂々と書くことはできるし、万が一不合格でも、勉強して身に付けた知識が腐ることはありません。
しかし、これには落とし穴があります。

何となくで取った資格は腐る

「資格 おすすめ」とGoogle検索し、一番上に出てきたサイトのことを鵜呑みにした私は、乙4を取ることにしました。
乙4というのは危険物取扱者乙4のことで、ガソリンスタンドのバイトで重宝されるということでした。

セルフセーフティネットを築き上げようとした私は、この乙4を取ることにしました。
工業高校の生徒でも余裕で受かるとの前情報があったので、正直舐めてました。
しかし過去問を見てみると、物理や化学など、高校の基礎的な理科の知識が問われるではありませんか。

意外にちゃんと勉強しないとダメなやつだなと思った私は100時間ほど勉強し、何とか一発で合格することができました。
これで晴れてガソスタバイトができると思ってましたが、私はここで自分の過ちに気付きます。

近くにガソリンスタンドがなかったのです。少なくとも自転車で通える圏内には皆無でした。
灯台もと暗しというやつで、資格取得に走って肝心なことをすっかり忘れていました。

結局免許は4年くらい引き出しに入ったままです。
取得して以来一度も使ってません。

並行してソフトスキルも上げるべし

ソフトスキルというのは、要するにどこへ行っても通用するような汎用性の高いスキルのことです。
コミュ力や問題解決能力がソフトスキルに該当します。

資格取得が悪とまでは言いませんが、私のように腐らせてしまうリスクがあります。
簡単に取れる資格ならまだしも、そこそこリソースを費やして取った資格が無駄になってしまうと、努力が水泡に帰すおそれがあります。

そうしたリスクを回避するためにもソフトスキルも並行して鍛えておきましょう。
やはり何と言ってもコミュ力ですね。
コミュ力さえあれば日本社会で食いっぱぐれることはまず有り得ないと思います。

ニートにとっては耳が痛い話かもしれませんが、コミュ力とウェイ力は違う概念なので安心してください。
コミュ力は資格勉強のように淡々と鍛えることができます。
詳しくは、また別の記事で。


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