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#2 無礼な人とは関わるな【Think CIVILITY(シンクシビリティ)】


プロローグ


この記事を開いた方は、自分の礼節を見直したい方や、他人の礼節を欠いた行動で悩んでいる方だと思います。
この記事を読めば、自分の礼節を高める基礎を学ぶことができたり、礼節を欠いた他人との向き合い方のヒントが学べます。

世知辛いこの世の中で、礼節やマナーは重要な要素の一つです。本記事では、クリスティーン・ポラスの著書『Think CIVILITY』からインスピレーションを得ました。
礼節について解説したいと思います。

第1章:なぜ礼節ある人は得をするのか?


そもそも、無礼な人の行動や言動は、なぜ悪いのでしょうか?

同僚の健康を害する: 無礼な態度や言葉は、ストレスを増加させ、心身の健康を損なう可能性があります。

会社に損害をもたらす:顧客離れや従業員の離職など、企業にとって大きな損失につながる可能性があります。

周りの思考能力を下げる: ストレス状態では、集中力や判断力が低下し、仕事のパフォーマンスにも悪影響が出ます。

周りの認知能力を下げる: 敵意を感じると、脳の機能が制限され、創造性や問題解決能力が低下する可能性があります。

周りを攻撃的にする

無礼な態度は伝染し、職場全体が攻撃的な雰囲気になってしまう可能性があります。
例えば、自分とは関係ないが、近くで部長が取引先に大声で日ごろから怒鳴っていたりしたら、上記影響が及ぶことは自明だと思います。会社上層部にそのような人がいるだけで、風土そのものに伝染してしまいます。
2023年にニュースで話題になった中古車買取・販売の会社なんかはいい例ではないでしょうか。

礼節がもたらすメリット
一方、礼節を重んじることは、個人や組織に多くのメリットをもたらします。

個人
仕事が得やすい: 面接や仕事上のやり取りにおいて、礼節は好印象を与え、採用や昇進に有利に働きます。
幅広い人脈が築ける: 人から信頼され、多くの人と良好な関係を築くことができます。
出世の可能性が高まる: 組織の中で信頼され、リーダーシップを発揮できる人材と見なされます。

組織
礼節ある上司のチームは高い業績をあげる: チームメンバーの士気が高まり、協力しやすくなるため、高い成果を上げることができます。
礼節ある経営者は従業員に安心感を与える: 従業員は安心して働ける環境を求めており、礼節ある経営者はその期待に応えることができます。

第2章:個人の礼節を高めるには?

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