徳島ヴォルティス_2023新体制発表会_後編

それでは引き続き後編。
(前編はhttps://note.com/lofty_blue_w/n/nacf84279717b)

2023新ユニフォームデザイン発表

まずは柿谷選手加入リリース時のPVが流れる。
その後、例年通りホーム、アウェイ、GKのユニフォームを着用した選手3名が壇上に。ホームユニはもちろん柿谷選手、アウェイは児玉選手、GKは田中選手がそれぞれお披露目役となった。ホームユニには「勝色」と呼ばれる濃紺を採用したとの説明がある。新ユニフォームについてのコメントを求められた柿谷選手は徳島へ戻ってきた心境を語るも、ユニフォームについて話していないことについてすぐに自分で気が付いてコメントをやり直す。児玉選手は「模様がいっぱいついたなぁ、と」と素朴な感想。
サプライヤーの紹介の後、退場。退場時にはナルトトランクスの移動着についても写真で紹介。

新加入選手紹介

今年は新加入選手のみを集めて先に紹介。順番に名前を呼ばれて壇上へ。柿谷選手はユニフォームから着替えての登場だったため、最後に呼ばれるが立ち位置が定まらず。最終的には真ん中におさまる。
ひとりずつマイクの前で自己紹介 → 榎本アナからこれまでの経歴やプレーに関する質問(どう呼称すれば?も)  → 及川アナからプライべートに関する質問という流れ。例年、榎本アナがやや距離感を見誤ってぐいぐい聞きすぎるので選手が答えに窮して変な感じになることが慣例であった。観ている人たちに共感性羞恥の嵐を巻き起こしていたという点を踏まえての構成面でのアップデートだったかもしれない。それでも「もう観てられん」という場面が、次の既存選手のインタビュー含めてなくはなかったが。
ここでも柿谷選手は最後に登場。柿谷選手以外の人が言うと正直ちょっと危ういなと思われるような発言もあったが、そこは柿谷選手自身、自分の立場や徳島との距離感をよく分かった、正に大御所の振る舞いといった風情であった。
個人的には中野選手の落ち着いた知的な話しぶりにとても好感を持った。

選手インタビュー

今年も数名ずつ小グループに分かれてのインタビュー。ただし今年は「注目してほしいポイント」を事前に各選手が記入したフリップを持参し、それを見せた上で、1-2名にコメントをもらう方式。これも観てる人の共感性羞恥に配慮した改変なのかもしれない。選手も完全なフリートークでない分、負担が幾分緩和されたかも。
各グループとフリップ記載内容は下記の通り。

第一グループ
ホセ選手 ・・・ ¡PARAR UN TIRO! (シュートを止める の意)
安部選手    ・・・ 攻めの姿勢
西谷選手 ・・・ ドリブル・ゴール・勝利
森選手  ・・・ 戦う!!
松澤選手 ・・・ 気合! 魂 体を張ったプレー
浜下選手 ・・・ チームを鼓舞する姿
吹ケ選手 ・・・ サイド突破

西谷選手がゴールパフォーマンスをしつこく要求されてて困ってた。

第二グループ
白井選手 ・・・ チームを勝たせるプレー
杉本選手 ・・・ ハードワーク
長谷川雄選手・・ 戦う姿勢!!キック!!
カカ選手 ・・・ obsessão em vencer 勝利への執念
児玉選手 ・・・ アイデア
田中選手 ・・・ 覇気
西野選手 ・・・ 強引さ

カカ選手はなんと漢字も自筆し、日本語で「勝利への執念」と読み上げた。
会終了後に、ご自身のinstagramストーリーでメイキング映像も公開

第三グループ
石尾選手 ・・・ 友達作り
石井選手 ・・・ 入場時の眼力
杉森選手 ・・・ スピード,ドリブル
玄選手  ・・・ プレーの質
櫻井選手 ・・・ ゲームメイク,点
長谷川徹選手・・ スタジアムで勝利
サンデー選手・・ speed & strength
後東選手 ・・・ チームに貢献

思わぬ大喜利風味で始まった最終グループだったが、3人目杉森選手がクールに流れを断ち切る。石尾選手は仲良しが移籍でいなくなったよう。石井選手が友達に立候補するも「ごめんなさい」されてしまう。

このコーナーで使用した選手直筆フリップは来場者に抽選でプレゼントされた。

エンディング&選手代表挨拶

全員が壇上へ上がり整列。
選手・スタッフを代表して石井選手が挨拶。
石井選手はとても挨拶が上手だと思う。難しい言葉を使わず、一言一言はっきりと力を込めて発音し、一文が短く簡潔。語尾がパシッと言い切りの形で終わることが多く、明確な意思・メッセージとして聞く人の心に届く。
全体的な長さもちょうどよくて今回も素晴らしい締めの挨拶だった。

挨拶後、エンディング。選手・スタッフはそのまま壇上に留まり、客席とカメラに手を振って終了。
会場ではそこから先があったのかな?SNSから客席と一緒に記念写真を撮った様子が確認できた。

感想
全体を通して、特に去年までとの違いについて簡単に感想を述べる。

①柿谷選手推し
スター選手を獲得するという強化方針とは最も縁遠いところにあった徳島であったこともあり、今年ほど特定の選手をクローズアップしたお披露目の会は初めてかもしれない。もちろん戦力として獲得したのは間違いないが、集客を主としたマーケティング面での期待も大きいと思われる。

②選手の役職発表なし
確認できた範囲では2019年以降昨年までは新体制発表会の場でキャプテン、副キャプテン、選手会長などの役職が発表されていた。2018年は新体制発表会が終わってから、キャンプ後(中?)に発表されていた。
ということで今年は数年ぶりに役職が決まっていない状態でのチーム始動となる。監督やスタッフが様変わりしたこともあり、首脳陣がチームのことを知っていく中で適任者を選定していくことになるんだろう。

③選手インタビューコーナー
本文でも述べたが選手インタビューの形式が変更されていた。毎年マイナーチェンジが繰り返されているセクションではあるが、今年はよりコンパクトになった印象。これまではどうしてもぐだぐたになりがちだったが今年はだいぶ観やすくなった。


毎年のことだが、今年は特に来たるシーズンへのワクワクを大いに掻き立てられる時間となった。開幕が早くも待ち遠しい。







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