見出し画像

最終審査に進む10組を発表します

こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。

LODGEではただいま、「これからのマスクを考えるアイデアコンペティション」を開催中です。
情報技術でマスクにまつわる課題を解決するアイデアを募集し、総数128のエントリー中、ファイナリスト10組が選ばれましたので、ご紹介します。

https://lodge.yahoo.co.jp/pr-mask-works/

MeMORY

画像1

発表者:山本魁
・Maker Faire Tokyo 2019 出展
・一般社団法人 ヤマトグループ総合研究所 第1回懸賞論文募集アイデア部門 最優秀賞/2020
・公共財団法人 中山隼雄科学技術文化財団 優秀賞/2020

一次審査コメント
マスクがチケット代わりとなりエンターテインメントの事前と事後で役割を持つ点を評価。エンターテインメントを楽しむうえでマイナス要因となるマスクをわくわくするアイテムに昇華させている
審査員コメント(岡直哉)
入場券をマスクに置き換える着眼点がとても面白いと思いました。入場チケットは入場後邪魔になったり無くしたりしてしまうことへの解決にもつながっていると思いますし、マスクに置き換えることでチケット購入などのお客様への手間や負担も減らせています。かつそのイベントが終わった後も日常生活で使用できたり思い出の品になる点も非常に良いと思いました。

オリマス

画像2

発表者:三村茉由

一次審査コメント
自分の骨格に併せてオーダーメイドできるマスク。似たアイデアの提案が多かったなか、試着などにとどまらず完全オーダーメイドできる点と実装方法のプレゼンテーションの質を評価。
審査員コメント(太刀川英輔)
新たな感染症としばし共生をしていくためには、私たちがマスクをつけることは不可欠だ。そうするとより自分に似合ったマスクとか快適なマスクを考えなければいけないタイミングがすぐに来る。ORMSの提案は私達の顔の骨格を分析することで本当に一人一人にあった形のマスクの形状を算出すると言う意味で、マスクと私たちの顔を概念として近づける画期的な考え方だと感じた。

病気の進行具合を把握するマスク

画像3

発表者:清水広大

一次審査コメント
病気の進行具合を把握するマスク。これから進むオンライン診療のデバイスの一つとしての可能性を評価。
審査員コメント(岡直哉)
技術的に実現できれば非常に世の中の役に立つアイデアだと思いました。 常に身に付けるものになったマスクだからこそできるアイデアです。マスクで今回の内容はすでに病気の方が対象ですが、まだ病気に気づけていない人の早期発見にも使えると思いました。今後活用方法が広げられる点も評価できます。

灯火のマスク

画像4

発表者:桑田龍之介
コクヨ株式会社ファニチャー事業部スペースソリューション本部所属

一次審査コメント
マスクに付加価値(LED発光)を与えてマスク着用を促すアイデア。社会課題の解決とエンターテインメントシーンでの利活用を両立している点を評価。
審査員コメント(岡直哉)
シンプルなアイデアですが、全部のマスクが発光マスクになれば世の中の事故件数が実際にかなり減る気がして面白いアイデアだと思いました。 また、事故防止等の課題解決とエンターテインメントシーンでの娯楽目的を兼ねている点も良いと思います。実際にこのマスクがあったら子供に使わせたいと思う親は多いと思いました。

日常のクセがわかるマスク。

画像5

発表者:門詩音

一次審査コメント
自分のくせをマスク着用によって可視化するプロダクト。無意識のマイナス行動の改善を促す着眼点のユニークさを評価。
審査員コメント(金山裕樹)
自分の癖しりたいです。自覚していない癖を自覚できるという点で新しい自分の発見が面白そうです。

ワンダーマスク

画像6

発表者:シャッチョ
・近畿大学 廣田ゼミ
・「マーケティングで世界をハッピーに」をモットーに、デザイン思考のノウハウを学び、様々なプロジェクトをベースに活動を行っております。

一次審査コメント
ARマーカーによって「そこでしか取れない」写真が撮れるアイデア。テーマパークなどマスクがマイナス要因になるシーンで場所限定の付加価値を与えるユニークな点を評価
審査員コメント(太刀川英輔)
Web 会議などマスクをしてデジタルな空間に登場することが私たちも増えている。もちろん顔認証の精度が上がればマスクをしたままでも位置が特定できるのだろうけれど、あらかじめ AR のマーカーをつけたマスクによって顔を拡張するのは面白いアイデアだと思った。願わくばこの手法を使って「どのような体験を生み出せるのか」にフォーカスをあてるともっといい提案になる。

人をつなぐ読唇術マスク

画像7

発表者:参田晴香

一次審査コメント
口の動きをテキスト化、言語化、表示するアイデアが多かったなか、プレゼンテーションの質で評価。
審査員コメント(金山裕樹)
あえてマスクに読唇術機能をつけることで何か新しい価値が生まれるのかもしれないと思いました。マスクによってコミュニケーションの不便さを感じている方はイメージよりも多いはずなのでその視点からも面白いと思いました。

Voice change mask

画像8

発表者:赤松佐助
・大阪市立デザイン教育研究所

一次審査コメント
自分の声の大きさや質を変化させるマスク。同様のアイデアが非常に多かったなかで、エンターテインメントに寄らず課題解決に注力している点とプレゼンテーションの質を評価。
審査員コメント(金山裕樹)
ヘリウムガスを吸引して声変、は全世界の鉄板ネタだと思っているのですがそれのデジタル版を考えるとそこに可能性しか感じません。

Gyro Mask

画像9

発表者:広川楽馬

一次審査コメント
振動・回転を検知する慣性センサーが内蔵されたマスク。他のエントリーに見られなかったユニークな点を評価
審査員コメント(太刀川英輔)
加速度センサーはそれほど高くないため、それを使ったジェスチャーの機能を持たせるのは融合的なアイデアとして面白いと思った。こうした動きの傾向や振動の傾向から病理的症状を判断できることもありそうだ。また、それをつけることによってつける前よりも体験が良くなるという観点があるとさらによい。マスク自体に融合させるよりも外部に取り付けるデバイスの方が現実的かもしれない。

Unlock Mask

画像10

発表者:六郷勇志
・株式会社IMJ/ディレクター
・ヤングライオンズ(通称:ヤングカンヌ)国内デジタル部門GOLD→世界戦出場

一次審査コメント
マスクをしたまま顔認証のロック解除ができるアイデア。明確な課題着眼点を評価
審査員コメント(岡直哉)
今世の中の人の多くが困っている課題の解決になる点が非常に良いと思います。 赤外線で個人を判定する登録方法なども評価のポイントになりました。 将来的にマスク側ではなく、スマホ側で目元判定で顔認証ができるようになると良いなと思います。


最終審査会 ライブ配信のお知らせ


12/1(火)19:00より、オンラインにて最終審査会を開催。各組によるプレゼンテーション、表彰式を開催します。
LODGE公式Youtubeにて配信いたします。ぜひご覧ください!
https://youtu.be/Xcl0q63v8DY