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Podcastを始めてみた話

この記事は【QUMZINEアドベントカレンダー 2022 https://qumzine.thefilament.jp/ 】にエントリーしています!

こんにちは LODGEでFAB系のプロジェクトを担当している中島です。昨年に引き続き、デジタルファブリケーション関連のネタで1枠書かせてもらいます。

年末になって、今までやりたいと思ってできてなかったポッドキャストを遂に始めました。今回はその話を。

どんな番組なの?

ToasterFMは、デジタルファブリケーションの魅力にどっぷり浸かった3人のメンバーが、いつかは作りたいと思ってるハードウェアのオープンソースプロジェクトを惜しむことなく紹介していく番組です。

オープンソースのプロジェクトとは、一般に、作り方や再現方法が丁寧にドキュメント化して公開されており、材料と手順を踏めば、誰でも自分で再現して作ることのできるプロダクトのことを指します。

Toaster FMは、その中でもハードウェア系に絞って面白いプロジェクトを紹介し、エンジニアとデザイナーがそれぞれの視点から解説したり、使い道をあれこれ想像したりする番組となっています。

プロジェクトの例を挙げると、

  • 自作できる自動射出成形機

  • 3Dプリンタをハックして作る粘土プリンタ

  • 皿にマスクプレス

などなど。

左から射出成型機、粘土プリンタ、ドローン。全て設計図と作り方が詳細に公開されているプロジェクト。

きっかけ

この番組を主宰している LODGEのFAB有志チームは、普段から社内外のパートナーさんと、オープンソースをテーマにしたプロジェクトに取り組んでいます。

様々なリサーチや実験をする中で、今すぐ作りたいと思わせる面白いオープンソースプロジェクトをたくさん見つけてきました。

ですが、こうしたプロジェクトは言語の問題で国内ではなかなか知られてなかったり、失敗して時間とお金を無駄にしてしまうのが怖くてなかなか手が出せなかったりします。

このラジオでは、そうした「今すぐ作ってみたいくらい面白いけど取り組めてないオープンソースレシピ」を、自分達でリサーチして紹介し、誰かが興味を持って作ってみてくれるといいな、というスタンスでやっております。

「事前打ち合わせめっちゃ大事」

周囲のPodcast経験者の方は、みな口を揃えてこう言っていました。

ゆるっとしたノリのラジオでも、実は番組の1分1秒を面白くするために事前のトピックス選定はすごく気を遣っていたり。

事前打ち合わせで話が盛り上がって「いいね!これ話そう!」となっても、それ以上は話の鮮度を下げるので話さないようにしたり。

そして、いかに事前打ち合わせしてない風に話すかがポイントなのだと言う事実を知り、愕然としましたw

いかに持続させるか

毎回、収録後に編集を入れていると、毎回かなりのリソースを持っていかれます。自分も最初は一本公開するのに半日以上かかってしまっていました。

これでは続かない、ということで、今ではゼロ編集スタイルでコンテンツを公開するようにしています。(それでもBGMは付けてます)

Podcastがとても簡単に作れるようになってる

とはいえ、ツールはとても進化していて、SpotifyのAnchorで収録すると、複数人での遠隔収録がやりやすかったり、一度に複数のプラットフォームで公開できたりと、便利なことづくしで、本当に便利な世の中になったなと思います。

最近、SpotifyのPodcastでは動画(mp4)での配信にも対応しました。「音だけでプロジェクトを紹介するのは限界があるのでは」というコメントもいただいていたので、まさに渡りに船。

……ここまで色々書いてきましたが、ラジオの収録本数自体はまだ3回目。
話す技術を磨き上げて、もっとたくさんの人に楽しんでもらえるコンテンツにしていこうと思います