【全60問】2024年7月最新 UX検定™ 練習問題 (本番仕様)
まず初めにUX検定は情報戦です。
過去問が存在しないので、どれだけ質の高い情報を集め、短距離で合格できるかを常に考えましょう。
こちらのエントリの情報があなたにとって役に立つことを心から願っております。
下記、試験概要、形式、勉強法、練習問題です。
私自身、とても遠回りをしたので、ぜひこちらの情報を使って短距離で合格を勝ち取ってください。
こちらに本記事の問題とは別の120問が掲載されています。
この記事の60問と併せて実践的な問題を解きたい方はこちらもお試しください。
ボリュームはありますが、その分絶対に力がつくはずです。
https://note.com/locomoko276/n/nf18f215acd87
試験概要
UX検定は、ユーザーエクスペリエンス(UX)の理論や実践方法を理解し、それを業務に活かす能力があることを証明する資格です。
この検定は、デザインやプロダクト開発におけるユーザー中心のアプローチを重視し、より良いユーザーエクスペリエンスの創出を目指す人々にとって、その知識と技能を公式に認定するものと思います。
基本的なUXの原則、ユーザーリサーチの方法、プロトタイピング技術、ユーザーインターフェイスの設計、ユーザーテストの実施方法など、UXデザインのプロセス全体にわたる知識が評価されます。
試験は、一般的には設問形式として単一の選択式から回答する形です。
私もWebデザインを担当しており、UX, UIについて全体的な知識を得ることが目的で、受験をすることにしました。
受験すべき人
合計6回の受験を経て、私が考える受験をすべき人は下記の人です。
参考書を読んだり、出題傾向を見てみると、中々細かい部分まで問題として問われており、実務で使用しない範囲がかなり含まれていると思いますが、結果幅広い知識が身につき個人的に高いお金を払った試験としては大満足でした。
UXデザイナー: 既にUXデザインの分野で働いているが、その知識を深め、正式な認定を受けたい人。
プロダクトマネージャー: ユーザー中心のプロダクト開発を推進したいプロダクトマネージャーで、UXの原則を理解し、チームに適切な指導を行いたい人。
開発者: 技術的なスキルに加えて、ユーザーのニーズを理解し、より使いやすい製品を開発したい開発者。
マーケティング関係者: ユーザーの体験を重視するマーケティング戦略を立てたいマーケティング担当者。
キャリアチェンジを考えている人: UXデザインやユーザーリサーチに興味があり、新たなキャリアパスを模索している人。
試験の形式
合計100分のテストで100題ある中で、80%の正答率を叩き出す必要があります。
X (旧Twitter)などをみると80点以上のスコアの方が合格であったと呟いていますが、おそらく70点代の方も受かっています。おそらくテストの難しさによって運営が調整しているものと推察します。
また、オンラインのテストなのに結果が1ヶ月後というセンスのなさなので、おそらく協会?内部で何かしらの調整をしているのだと思います。
勉強法
ぶっちゃけた話、自宅での受験なので、chatGPTなどを利用して回答を作ることはできるかもしれません…が…
1問1分で回答をする必要があるのと、問題文はコピペできるが、回答は長文を手打ちする必要がある(コピペできない)ので、基本タイムオーバーになってしまいます。
素早い回答をするためにも、少なくとも座学に基づいたちゃんとした勉強が必須です。
また、過去問も存在せず、参考書と日経ビジネスの講座のみが頼みの綱になっています。大学の講師が書籍代などの印税で暮らすように、株式会社ビービットの書いた図書しか参考書籍がないので、これを用いて勉強しなければなりません。
私はこれがとても嫌でしたが、実際本を読んでみると内容自体は面白く、試験対策としては、最終的には用語の暗記になりますが、専門的な内容を、作者が触れたことのある実例を交えて解説しているので、用語の定着に利用するにはもってこいの内容であると思いました。
私が実施した勉強方法は下記の通りです。
1. 下記の参考図書を読む
2.ひたすら用語を覚える
3. 覚えにくい用語がある場合は、本を用いて理解を深める
私は今まで全ての回(全6回)を受験し、全て合格しておりますが、大体の出題傾向が分かったので、練習問題を作成してみました。もはやここまでくるとUX検定信者ですね。
はっきり言って過去問がないのはセンスがないので、運営は早く質の高い過去問を作成すべきだと思います。
UX検定の過去問のような形式(※著作権の観点から本試験の内容とはもちろん同一ではない)で下記作成しておりますので、試験直前に不安になってしまった方はぜひ実力を下記の問題で試してみてください。
※5問の練習を開示しますので、質が高いと感じましたら、ぜひ他の問題も解いてみてください。とにかく再現度にこだわったので、必ず実力がつくことは保証します。
※他にも過去問風の練習問題を販売している方がおり、買ってみましたが、出題傾向を全く捉えていないと思いました。(あくまで個人の意見です)
練習問題 (無料5問)
1. ビジョン提案型のデザインアプローチである構造化シナリオ法において、デザインプロセスにおける主な課題は何ですか?
A. チームメンバー間のコミュニケーションが困難になる
B. 過度に詳細なシナリオが創造的な思考を妨げる
C. 初期のアイデア生成に時間がかかり過ぎる
D. ユーザーのニーズを正確に捉えることが難しい
正解: D. ユーザーのニーズを正確に捉えることが難しい
解説: 構造化シナリオ法は、将来のビジョンやイノベーションを具体化する際に有用なデザインアプローチですが、このプロセスでは、現在のユーザーのニーズや問題を正確に把握することが難しくなることがあります。これは、シナリオが未来を想定しているため、現在のユーザーの実際のニーズと乖離する可能性があるからです。効果的なシナリオを作成するためには、ユーザー研究と将来のトレンドの両方を深く理解することが重要です。
2. ISO 9241-11に基づくJIS 8521 : 2020で定義されているユーザビリティに関する次の記述のうち、正しいものはどれですか?
A. ユーザビリティは、製品の美しさと魅力に焦点を当てた概念である。
B. ユーザビリティは、製品が目的の効率と満足度を達成するためにどの程度使いやすいかを評価する。
C. ユーザビリティの評価は、専門家のみが行うべきで、最終ユーザーの意見は考慮しない。
D. ユーザビリティは、特定のユーザーが特定の環境で特定の目的を達成する際の時間のみを測定する。
正解: B. ユーザビリティは、製品が目的の効率と満足度を達成するためにどの程度使いやすいかを評価する。
解説: ISO 9241-11に基づくJIS 8521 : 2020では、ユーザビリティを「特定のユーザーによる特定の使用状況における製品の有効性、効率性、および満足度」と定義しています。この定義は、製品が使いやすく、目的を効率的に達成できるかどうか、そしてその過程でユーザーがどの程度満足しているかに焦点を当てています。選択肢Aは製品の外見に関する誤った焦点を示しており、CとDはユーザビリティ評価の範囲を不当に制限しています。Eは評価のタイミングについての誤解を示しています。ユーザビリティは設計プロセスの初期段階から重要であり、製品開発のあらゆる段階で考慮されるべきです。
3.UX人材を育成する上で最も重要な考慮事項は何ですか?
A. UXデザインのツールの習得
B. プログラミングスキルの向上
C. ユーザーリサーチ手法の理解
D. デザイン思考の深化
正解: D. デザイン思考の深化
解説: UX人材育成において最も重要なのは、デザイン思考の深化です。デザイン思考は、問題を発見し、ユーザー中心のソリューションを創出するプロセスであり、UXデザインの核となる考え方です。UXデザインのツールの習得やプログラミングスキルの向上も重要ですが、これらはデザイン思考に基づいて効果的に活用されるべき技術です。ユーザーリサーチ手法の理解やコミュニケーション能力の強化も、デザイン思考プロセスの一環として重要です。しかし、最も根本的なのは、ユーザーのニーズと課題を深く理解し、それを解決するためのクリエイティブな思考法を身につけることです。このようなデザイン思考の深化が、UX人材の育成において最も重要な考慮事項とされます。
4.ギャレットのユーザーエクスペリエンスデザインの5階層モデルでは、各階層が特定のデザインの側面を対象としています。このモデルにおける「戦略」階層の主な焦点は何ですか?
A. ユーザーインタフェースのデザイン
B. サイトの情報構造
C. ユーザーのニーズとビジネスの目標
D. ナビゲーションデザイン
正解: C. ユーザーのニーズとビジネスの目標
解説: ギャレットの5階層モデルにおける「戦略」階層は、プロジェクトの基礎を形成します。この階層では、ユーザーのニーズとビジネスの目標を明確にし、プロジェクトの成功に必要な基本的な要件を定義します。この初期段階は、プロジェクトの方向性を決定し、後続の設計プロセスにおいて満たすべき具体的な目標とニーズを設定するため、非常に重要です。他の階層(スコープ、構造、骨組み、表層)は、この戦略階層に基づいて構築され、全体的なユーザーエクスペリエンスデザインを形成します。
5.ニールセンノーマンによると、ユーザーエクスペリエンス(UX)にはどのような要素が含まれていますか?
A. ユーザーインターフェースのデザインのみ
B. 製品の使いやすさと楽しさのみ
C. ユーザーが製品やサービスと対話する全過程
D. マーケティングと広告戦略のみ
正解: C. ユーザーが製品やサービスと対話する全過程
解説: ニールセンノーマンによると、ユーザーエクスペリエンス(UX)はユーザーが製品やサービスと対話する全過程に関連します。これには、ユーザーが直接触れるインターフェースの使いやすさだけでなく、製品やサービスを使用する前、使用中、使用後の全ての段階でのユーザーの感情、認識、反応、そして全体の体験が含まれます。UXは、単に機能性や使いやすさを超え、ユーザーの満足度、効率性、楽しさなど、より広範な要素をカバーしています。
練習問題 (有料部分)
ここから先は
¥ 2,300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?