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縁から始まる音楽人生を求めて

こんにちは!メリッサと申します。

11/2からnoteでDTM修行日記というものを始め、ほぼ毎日DTM活動の内容や反省点、習作の公開などを行ってきました。

投稿一ヶ月の節目ということで、なぜ日記を始めたかや今後どう作曲と向き合っていくか、そして音楽を通して実現したい人生の目標について書いていこうと思います。

とはいえ、世界中に公開するのは流石に恥ずかしいので途中から有料noteにしてみます。本当に私に関心を持ってくれる方には是非読んでほしいです。

空白の8年と激動の2年

よく「どのくらい音楽やってるんですか?」と聞かれることがあります。
嘘をつくのも良くないと思い、DTM歴約10年くらいと答えますが、実質本気でDTMに取り組んでいるのはここ2年だけでしょう。

2010年の3月に処女作の「流れ星」というボカロ曲をニコニコ動画に上げて、私のDTM人生は始まりました。

そこから2年程度はボカロ曲を1~2ヶ月に1曲上げるくらいの活動をしていました。もちろん当時から全力でやっていましたが、あくまで趣味でした。

さらに、東京の大学(東大ではない)に進学してサブカル(アニメ、声優)やジャズサークルなどにハマった結果、大学時代は殆ど作曲をしなくなってしまいました。

そんな私がもう一度作曲をちゃんとやろうと思ったきっかけがAluminaです。

Aluminaは2010年頃から親交のある歌い手優莉さんと2018年に結成した同人音楽ユニット。
2018年3月のM3春に初一般参加して感銘を受けた私がその熱量のまま作ったサークルです。

8年間ただの趣味としてやってきた作曲ですが、M3サークル参加を通じて自分の音楽に価値を感じてくれる人がいる幸せを感じ、そこから本格的にDTMを始めるようになりました。
ちょうど2019年から社会人になったことで機材に投資するお金もでき、環境も少しずつ整っていきました。

したがって、DTM歴は実質2年で、まだまだ未熟なところばかりです。


2年で紡いだ縁


そんな初心者に毛が生えたようなDTMerの私ですが、この2年は身に余るたくさんのご縁を頂いた激動の年でした。

まず、VTuber夏色まつりちゃんのイメージソング「君と眺める夏の花」の投稿です。
この曲は良くも悪くも私に人生を大きく変えるほどの影響を与えました。
良い面としては、まつりちゃんに大変気に入っていただけたことです。
ファンメイドのイメージソングが本人のオリジナル曲として採用されるとは全く予想していませんでした。

記念配信での歌唱やアトレ秋葉原での店内放送、そしてTokyo Idol Festivalという本当に大きな舞台で歌ってもらうという貴重な経験をさせてもらいました。
私の看板曲にもなりました。

悪い面としては、正直浮かれてしまった自分がいます。あくまでまつりちゃんの知名度があってこその人気だということは重々承知していますが、たくさんの方にこの曲を好きになっていただき、有り難いお言葉をいただき続けた結果、自分は作曲が上手いと勘違いしていたと今では感じています。


続いて、VTuberゆめのわたしさんのイメージソング「I am…」の投稿です。
私が今まで作った曲の中で一番想いがこもっている曲です。


この楽曲は、私の最推しVTuber ゆめのわたし(通称ゆめわた)の誕生日記念として、完全サプライズで作ったものです。
同じゆめわたファンでイラストレーターの黒猫しーたさんと共に、最高の誕生日になるように、そして心の支えになるようにと願いを込めて作曲しました。

この曲の制作を通じて、自分がここまで音に想いを込められるんだということを知りました。そして、音楽が持つ影響力や可能性を感じることができました。

他にも、Holo Musica♪プロジェクト(ホロライブ全員のイメージソングを作る個人企画)の発足や、VTuberさんからの作曲ご依頼など語りたい縁はたくさんありますが、長くなるので機会があれば別記事で語ります。

このように、2年間で本当に大切な出会いがあり、たくさんの人と音楽を通して縁を紡ぐことができました。

しかし、その反面こんな想いが日々募るようになってきました。

反響にスキルが追いついていない…

趣味レベルでやっていた作曲やDTMスキルのまま、たくさんの方に聴いてもらえるようになったことで、自分の音楽と商業音楽の差を感じるようになりました。

明確にそれを感じたのはまつりちゃん歌唱Verの君と眺める夏の花をMixしているときでした。
オリジナル曲として投稿するということは、他のホロライブの子のオリジナル曲と肩を並べるということです。

当時は白上フブキちゃんの「Say!ファンファーレ!」という楽曲が既に公開されており、Mixをする際に非常に意識しました。

しかし、どのように調整してもSay!ファンファーレのような聴きやすく音圧のある商業的な音にはなりませんでした。

君と眺める夏の花のMixは自分が出せる限りの努力はしたと思っていますが、プロの音というものを痛感し、自分が全然そのスタートラインにも立てていないことに落胆しました。

何をすればいいのかがわからない

その経験をバネに、努力を重ねてプロの音に近づければサクセスストーリーなのですが、私には努力の方向すら分かりませんでした。

Mixやアレンジを良くしようと思っても、具体的にどのように練習すれば上達できるのかすら分からない状態です。

悩みに悩んで、当時の私が出した結論がたくさん曲を作ることでした。
アウトプットをし続ければいつかは上手くなるだろうという脳筋プレイです。故に、2020年は作曲スピードを上げて多作を心がける一年でした。

もう2020年も最後の一ヶ月ですが、結論としてこのやり方は間違いでした。

インプットなしにアウトプットは生まれません。
そして、成長には反省と改善が必要です。

私は反省と改善に時間を割かず、ひたすらにアウトプットし続けました。
蓋を開けてみれば、時間の割にはそんなに成長できていない自分が出来上がっていました。

また、否定されることへの恐怖も成長の妨げになっていたと思います。
自分のだめなところを指摘してくれる人間というのは非常に少なく、そして貴重です。
だからこそ、もっと自分を曝け出して弱みを見つけて貰う必要があります。
しかし、私には弱みを隠して強い自分と思われる姿のみを外に見せる癖がありました。

頼ってはいけないという呪い

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