江戸時代から続く伝統行事、日本橋の「べったら市」! (リアルタイム人流レポート第15回)
べったら市
今回は、10月19日から20日にかけて行われた、江戸時代から続く伝統行事である日本橋のべったら市について取り上げます。(都心であるため、周辺には様々な人口増減のアノマリーが見られますが、今回は日本橋付近に着目します)。
べったら市とは、寶田恵比寿神社を中心に、日本橋大伝馬町や日本橋本町の周辺で行われる祭り・市です。名物のべったら漬けをはじめ、七味や飴細工など、約500店の露店が並び、多くの人で賑わいます。夜には、寶田恵比寿神社の大きな提灯や周辺に飾られる1500を超える提灯があたりを彩ります。
動画1の赤丸の部分が会場です。初日の10月19日には、12時頃から会場で人口増加(赤いメッシュ)が見られ、その状態は21時頃まで続きます。
続いて、2日目の10月20日には、10時頃から人口増加が確認され、20時頃までその状態が続きます。
通常はオフィス街として知られる通りが、多くの人で賑わっている様子がわかります。
動画1:10/19 06:00 - 10/20 23:00の、東京都日本橋周辺の様子。赤い領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より大きい領域を表します。逆に、緑の領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より小さい領域を表します。
LMのリアルタイムデータとは
「LocationMind xPop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータです。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれません。