フォトウォークの目的がインテリアづくりになる日
モノクロの写真ってかっこいいじゃないですか。
あたりさわりない写真もカラーを無くした途端、オシャレな絵に大変身。
無彩色というだけで何とも言えない魔力を発揮するんだけど、やりすぎるとウザい勘違いギャラリーになっちゃうんですよ。
どういう事かワカんない人はInstagramでモノクロ写真だけのアカウントを見てみるといいです。
あぁ…って感じになるから。
モノクロームってじつはものすごく難しくてガチな写真家じゃないと扱えない伝説の武器みたいなもの。
それを表面だけマネてもイキってる写真オタクになるのが関の山ってとこなんですよね。
ええ、はい、僕のことです。
いやだってカッコいいじゃないですか、やっぱ。
カメラやってりゃ誰でもモノクロのオシャレさには惹かれますって。
だけどやり過ぎて裸の王様状態になってるのもダサいし小っ恥ずかしい。
どうにかならんかなーって頭をひねった結果、オフラインにすることにたどり着いたんです。
TwitterやInstagramはアップロードした写真はオンラインであれば誰でも見れます。でも便利な反面、調子こいてるのが丸見えでイタイ状況になってしまうのが難点。
だったら公開しなきゃいいんだって、どこにも。
「いや極論そうだけど、撮った写真を自己満足だけでニヤニヤしてても面白くないでしょ」
と嘆き声が響きそうですけど、大丈夫。自己満足と共有の狭間でアピってあげればいいんです。
モノクロ写真をインテリアにしましょう。
今は撮った写真はデータで保存したり公開する時代。カメラやってるけどプリンター持ってませんって人も山ほどでしょうが、印刷するんですよ。
コンビニでもいいし印刷所に頼んでもいい。なるべく大きめでA4かA3にプリントアウトします。
コツは余白あり。フチ無し印刷にしたくなるのをグッと堪えて「フチあり」にするんです。
そして今度はフォトフレームを買います。100均とかIKEAとかのリーズナブルなやつでぜんぜんOK。額の色は黒がベスト。
これでモノクロ写真が具現化しました。あとは部屋でもリビングでもインテリアとして飾ってあげるだけ。
ネット上ではないので不特定多数の目に晒されることはありません。だからと言って自分だけしか見れない状態でもない。なぜなら飾ってるから。
これが自己満足と共有の狭間、またの名を現実世界とも言います。
普段からスマホ片手にデジタルの世界に浸っていると「オンライン」「公開」などが基本行動になってしまいがちですが、なんてことはない、目の前のリアルに解決策があったりするんですよ。
ちょっと話が逸れましたけど、モノクロ写真を物質化してインテリアの一部にしてしまえば、イタイ思いをせず調子に乗れるわけです。
なので僕のように安全な位置からモノクロームでイキりたい人はやってみるのをオススメします。
そのうちSNS目的じゃない、インテリアづくりの目的でフォトウォークするようになりますよ。
取材費になります!