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「すべてが街づくりのヒントで、あとは僕の熱量次第。」ー習志野市議会議員 三代川雄哉さん

1991年3月27日生まれ、牡羊座。習志野市立向山小学校、習志野市立第一中学校、千葉県立佐倉高校、法政大学経営学部経営学科卒業。MBTIは主人公で「誰とでも仲良くなれる利他主義で、周りからの信頼も厚い人気者」。大学卒業後、医療介護用品メーカーであるパラマウントベット株式会社にて8年半勤務。現在は2023年より習志野市議会議員に就任し、任期1期目。そのほかにも習志野市消防団、同市自衛隊協力会、谷津連合町会、全国若手議員の会、習志野中央ロータリークラブ等に所属。習志野市初の平成生まれの最年少議員として活躍中。


市議会議員になることを決めたきっかけ

習志野生まれ習志野育ちのため、幼い頃から習志野市が大好きでした。なのでその頃から「習志野のために働きたい」という思いがあって。まずは社会を学ぶために一般企業に就職しました。以前の勤務先の転勤で東北に行くことがあったんですけど、それで初めて習志野から完全に離れて、やっぱり習志野のために働きたい、という思いが強くなり、仕事を辞めて、市議会議員に立候補することを決めたんです。自分の若さや民間企業での経験を活かせると感じたこともあって、ポジティブな気持ちで挑戦しました。

「ヤツカフェ」にてお話を伺いました!

習志野市議会議員2年目で、感じていること

議員は執行権を持たない為、自分の意思だけですぐに変えたいことを変えられるわけではないので、もどかしくなることはあります。例えば給食費の無償化。理想がある中でそれを叶える財源が必要ですが、お金を確保するとなると課題は多いですよね。もちろん諦めることは決してありませんが、大きなことはすぐには決まらないんだな、と。でも、僕は若くて新人の議員だからこそできることがたくさんあるんだと現時点では可能性を感じていて。例えばSNS等を使った情報発信は、すぐにできて、お金もそこまでかからないので、取り入れやすい。そういったICT(情報通信技術)の部分は僕が率先してできることなんじゃないかと思っています。市のイベント情報や制度、今後取り組むこと等を発信し、人を集めたり繋げることができれば、自然に市のお金や人材が循環していく、みたいな風に、市が情報発信をうまく行っていけば、結果的に市の仕組みをもっと良くすることにも繋がると考えています。


政治を「自分ごと」にするには」

自分自身、議員になる前は議員が何をしているのかわからないな、と感じていました。誰が議員で、何をしているのかわからないのに投票にはいきにくいと思いますし、政治や市政を身近に感じてもらえるためには、何をしているかや、市をどうしたいかをもっと市民の方々に知ってもらうことが必要だなと感じています。そういう「何をしていて、市をどうしたいか」という部分も、わかりやすくSNSや日々の活動で発信していきたいなと考えています。習志野に住んでいる皆さんにとって、少しでも習志野市のことを「自分ごと」だと思っていただくため、できることがしたいんです。


習志野市のLINEはすごい

習志野市のLINEは、市の人口17万6千人のうち9万3千人もの人が登録してくださっていて、これは全国的に見てもすごい割合なんです。コロナワクチンの予約の影響もありますが、理由はどうあれそこまで増えているので、比較的若い方々にも情報が届きやすい環境になっているんじゃないかと考えていて。高齢者の方向けに、使い方の講座も開かれています。この1年間で習志野市のICT方面に注力してきて大きな変化は、今年度から、市に関する問題、今回はまず防犯灯が消えていた際にLINEで通報できるようになり、市からの一方的な連絡をする場ではなく、双方向のコミュニケーションができる場が生まれたことです。住んでいる人が市を少しでも身近に感じてもらうために、今後も力を入れていきたいと思っています。


1年目を終えて

1年目は、僕自身習志野市のことを「自分ごと」にするために、とにかく市のことを知ろう、まずは自分で動こうという想いで活動してきました。それは消防団や町会等の地域活動も含めてです。元々谷津の出身なので、習志野を離れていた期間を補い改めて知ることに関してはとても充実していました。でも、他の地域ではまだまだ知らない部分が多くて。自分の足で習志野全域を歩き、たくさんの人や団体を知り、意見交換をするのが目標だったんですが、まだまだやりきれなかったのが正直なところです。今年は、活動範囲も、活動の質もどちらも広げていきたいですね。もちろん習志野市の発展のヒントになるので他県や他市のことも注視していくつもりです。自分の地元や市だけ知っているのではダメだと思うので、習志野中を丸ごと知り、さらには他自治体の事例や取り組みを参考にしたうえで、市の魅力向上の為、具体的に行動へ移していくのが目標です。

議会にて答弁中の三代川さん

100年後の習志野を見据えて

習志野市は今年市政70周年を迎えますが、もっと「30年後、50年後、100年後の未来の習志野はどうあるべきか」というビジョンを持ち、それに向けた議論が必要だなと感じています。今やっていることも、何のためにやっているのか、市民一人一人が「自分ごと」として考えていくことが、もっと必要だなと感じています。
あとは、繰り返しになりますが、とにかく情報発信です。1年間やってきて、市役所も色々なサービスを提供してくれていたり、市内でいろんなイベントや集まる機会があるのに、市民の方々には伝わりきっていないなと思うんです。情報発信の量も質ももっと良くできると思うので、変えていきたいところです。


生まれ育ったからこそ、好きな街

習志野市が好きな理由は色々ありますが、やっぱり「生まれ育った街」というのは大きいです。家族がいて、友達がいて、先生がいて。習志野市で生まれ育って大事な人とたくさん出会えたことで、人生がとても豊かになったこと。それが1番の理由です。他の場所で生まれ育ってもそうだったのかもしれませんが、自分は習志野市に生まれ育ったからこそ、そう思えているなと思うんですよね。
今日も向山幼稚園の頃お世話になった先生と再会して、自分の事を覚えていてくださって・・・、それが涙が出るくらい嬉しくて。そんな大切な思い出とか学んだことがあると心から思える場所が、習志野市です。
そして、バランスがとてもいい市だと感じています。都内はもちろん、船橋市、千葉市等県内でも人口が多い自治体と隣接していて、空港にも行きやすい交通の便の良さ。それだけでなく、習志野高校を始めとして、市内小中学校は音楽やスポーツが盛んであったり、谷津干潟のような自然もあって、すごくバランスがいいんです。その魅力の多さでポジティブに街づくりを想像していけることも、好きな理由のひとつです。


全てが街づくりのヒントで、あとは熱量次第。

せっかく習志野市にお住まいなので、少しでも習志野市に住んで良かったと思ってもらえるような市にしたいと思っています。鷺沼地区やJR津田沼駅南口周辺の区画整理が行われ、人口が増える見込みであるからこそ、今住んでいる方々を大切にするべきだと思っています。僕にとって大好きなふるさと習志野市ですが、今住んでる人にも少しでも同じように感じてほしいんです。まずは僕がいるということを知ってもらって、ぜひ気軽に連絡していただきたいです!どんなご意見でもヒントですし、あとは僕の熱量次第だなと思うんです。


いつか習志野のボードゲームを作りたい!

ーLocaMでは、習志野市のボードゲームをつくるために、皆さまから習志野のお気に入りの写真をいただいています!三代川さんのお気に入りの写真はございますか?

ー習志野市の海に面したエリア、茜浜です。茜浜から見る景色、特に日の出や日の入りは最高に美しくて、大学の頃から友人とみんなで行っていました。僕の青春です(笑)
茜浜はすごくいい場所なので、思い出の場所というだけでなく、人の訪れる場所としてこれから可能性のある場所だと思ってます。
「海がある市」というのも一つの強みですしね。

茜浜の夕暮れ
昼の茜浜

過去を知って、未来に繋げる

幕張豊砂駅ができ、南船橋駅でも開発が進み、新習志野駅周辺は現在少々押され気味です。だからこそ、もっと何とかしたい。茜浜は産業系の土地利用区域なので、人の足が遠のきやすい状況になっていますが、確かな魅力を活かして人の訪れる場所にできるポテンシャルがあります。歴史や制度、憲章などの背景を大切しながらも、現状と向き合い、どう変えていくかをしっかりと考えていきたいです。現状を悲観せず、「やってやれないことはない」と思っています!


次のインタビュー先を推薦! 習志野テレフォンショッキング

谷津でおがわ接骨院を営んでいる、小川さんを推薦します!
同世代で、習志野で生まれ育ち、技術を学ぶため習志野を離れたあと、やっぱり習志野が好きで帰ってきて、と、似た経験のある方です。接骨院で日々地域の人たちと触れ合っている人で、習志野への思いは一層強いのだろうなと思いますので、僕も話を聞いてみたいです。



三代川さん、ありがとうございました!

LocaMでは、これからも習志野に住む人が習志野をもっと好きになるきっかけを発信します!
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(ライター 山口絢香)

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