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ベンチ1つで街が変わる?〜7月3日週のVoicy

ローカルツーリズム株式会社代表・地域事業家の糀屋総一朗がVoicyで始めた番組「ローカルエリートは棍棒を振りかぶる」。曜日は不定期ですが朝7時に更新していきます。4週目、あっという間に配信を始めて1カ月が経ち、配信本数も20本を超えました。継続の大切さを改めて感じています!

1.人は見た目に左右される〜一蘭を例に

福岡発祥の人気とんこつラーメン店「一蘭」。味集中カウンターという1人ずつ区切られた席を採用し、店員さんや厨房もまったく見えない状況になっています。

これは、一蘭の社長がラーメン店で働いていた時の経験が役に立っているのだとか。大将と自分がラーメンを同じように作っているのに「大将のラーメンがうまい」と言われ、内装を変えてみて誰が作っていないかわからないようにして自分がラーメンを作ったところ、やはり「大将のラーメンはうまい」と言われたとか。そこで「人間の味覚は見た目(視覚情報)に左右される」と確信したそうです。

触覚、視覚、聴覚などのインプットから影響されていく知覚のことを「マルチモダリティ効果」というそうですが、中でも視覚の影響が大きいとか。「人は見た目が9割」という本もありましたが、それもあながち嘘ではなのだなと改めて思います。

2.ベンチを活用したちいさなまちづくりアイディア

まちづくりのアイディアについてのお話です。「まちづくり」というと建物を建てたり、商店街をどうにか…みたいな大きなことを考えられるかもしれませんが、もっと気軽にできるアイディアについて考えていきます。

僕が地域循環経済の実現を目指して活動している福岡県宗像市の大島には、まちのあちこちにベンチがあり、おじいさんおばあさんがのんびりとおしゃべりをしている光景がよく見られます。

よく、「自立している方がよい」と言われますが、その実、自立とは完全に自分だけで何かをするのではなく、薄く広くなにかに依存していることでなりたっているのではないかなと考えます。

助けてくれる人が周りにいるということは、自分の幸福感に対しても良い影響を与えるなと感じます。幸福度世界一と言われるブータンでは、1人に対して50人の助ける人がいてくれるという話もあり、人のつながりということがいかに大事かということがわかります。

まちづくりをしていく上でも同じことが言えると思います。大島のベンチでの雑談を見て、適切な場所にベンチを置くことで、ふらりと同じ目的で訪れた人どうしの交流が生まれるのではないかな?と考えます。それがひいてはソーシャルキャピタルを充実させていくことにつながるのではないでしょうか。

3.初めての仕事を振られたら何をしたら良い?

僕はいままで10種類ぐらいの事業を作ってきましたが、何も知らない分野のことをやることもあります。あなたが何もわからない分野の仕事をすることになったら、やることはまず1つ。ズバリ、プロの話を聞くことです。もちろん直接聞ければ一番いいですが、書籍や、今でしたらVoicyなどでも知識を得るといいでしょう。

理由としては3つ。その分野の全体像を把握できること、自分が気づかなかった盲点に気づけること、将来的に何か壁に当たったときに聞ける人ができる(ネットワークを構築できること)です。

僕の直近のチャレンジでいうと、このVoicyです。配信を始めてみたものの、これでいいのかな?とすぐに迷いが出てきてしまいました。そこで「伝え方のすべて」というチャンネルをされているはるゆきさんのVoicyを知り、教材を購入してみたところ、本当に役立つ情報が網羅されていました。有料教材なので詳細は控えますが、配信素人の僕にとって改めてなるほど!と思わされることばかりでした。

まずはプロに聞き、自分にできることは全部試してみて、そこから向き不向きをジャッジしていく。そうすることでどんどんスピードを上げていけると思います。

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この週はこの3本のほか、「暮らしに潜むストレスを減らすコツ」についても配信しました。1カ月配信してみて、だんだん「配信しないと気持ち悪い」みたいになりつつあります(笑)。いつも聞いていただき、ありがとうございます!コメントも大変うれしいです。

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