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地域で事業をする上で、地元の人と喧嘩になってしまったら?〜6月19日週のVoicy

ローカルツーリズム株式会社代表・地域事業家の糀屋総一朗がVoicyで始めた番組「ローカルエリートは棍棒を振りかぶる」。曜日は不定期ですが朝7時に更新していきます。2週目となる今週は、ぜひ聞いていただきたいエピソードをご紹介。1人でしゃべって収録するのにも少しずつ慣れてきたように感じています。

1.地元の人と喧嘩になってしまったら?

地域を盛り上げたい、地域を良くしたいと活動していくと、どうしても今までの「地元のルール」とは違うことをしたりすることが多くなります。また、お世話になった人たちと考えが合わなくなってしまうことも。それがもとで地域の人と喧嘩、対立になってしまうこともあります。

どうしてもそれを「失敗してしまった」と捉えてしまいますが、本当にそうなのでしょうか? 糀屋が大学時代に感銘を受けた法哲学者の井上達夫先生の「共生の作法」も引用しながら「会話」「コミュニケーション」について考えていきます。

「目的」を達成していくことと、「人間として生きていくこと」の違いとは? 少し哲学的な話になってしまいますが、ぜひ聞いていただき、コメントなどもいただけるとうれしいです。

2.日本の生産性、本当のところは?

この回から「データから地域を考える」シリーズを始めました。数字から客観的に実態を見た上でお話をしていきたいと思います。

ローカルツーリズム株式会社では、まずは福岡県宗像市大島で「島のGDPを押し上げること」を目的として事業を運営していますが、GDPは「1人あたり労働生産性」という概念に分解して考えることができます。

OECDの公表しているデータでは、日本は38カ国中29位とかなり低位にあり、アメリカの半分程度しかありません。さらに実勢の為替レートで換算すると37%となってしまいます。バカンスなどを楽しみ、人生を謳歌しているように見えるフランスやスペインよりも下。チリやコスタリカと同等ともなってしまい、なかなか衝撃的なものがあります。(実勢レートで計算してみますと少し異なりましたので、追加でも入れています)

今回はデータの紹介にとどまりましたが、皆さんはこの結果を受けてどうお考えになるでしょうか? まずは現実を直視し、今後も考えていきたいと思います。

3.常識を覆す「値つけ」の方法とは?

商売をしていく上で最も重要になるのが「値段をつける」こと。これを誤るとまず利益が出ませんし、自分以外の人にも影響を及ぼしてしまします。

今回はちょっと常識とは違う考え方の値つけについて考えてみたいと思います。名付けて「バックキャスティング価格法」です。まずサービスありきで価格を決めていくのが通常のやり方ですが、その考えをまるっと逆転し、「この価格で売りたい」とまず決めてからそれに見合うサービスは何か? と考えていく方法です。まず目標を設定し、そのギャップをどう埋めていくのか。アイディア出しや思考の変換にも役に立つ考え方だなと思っています。

先日事故のあったタイタニック号を見にいく潜水艇も例に、「レアな体験」にお金を払うとは? などについてもお話しています。

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今回はこのほかに雑談として「雑用という言葉を安易に使う人が苦手なわけ」「ポーカーを始めてみませんか?」もお話しています。実はポーカーで世界大会に出る腕前でもある糀屋がポーカーの魅力についてお話してみましたので、ご興味ある方はぜひポーカーをやってみてほしいなと思います。

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