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人生を豊かにする地方移住 ②どこにいても収入を得られる職業、地域で役立つスキル、複数の収入元を持とう

地方に移住して、地元の企業に就職したい、地元の職場で仕事をしたいと思ったら、移住前に就職先・仕事を見つけてから!

起業したいと思う方は、起業や経営のノウハウ、経理は学んで起業スキルを身に着けてから移住した方が良いと思います。

都市で生まれ育って暮らし、都市で働いて収入を得ている方の中には、本社本部の経営管理、経理や総務、企画や宣伝といった、いわゆるバックオフィスと呼ばれる統括部門の仕事をしていた方も多いと思います。
 
人手不足の時代ですが、都市と比べると地方には、そうしたホワイトカラーと呼ばれる頭脳労働職や管理職の求人は少ないと考えてください。

地方にある産業は、建設業や製造業や輸送業、介護や福祉、観光業や量販店、ファミレスなどのチェーンショップの他は、地元の小さな個人店。つまり肉体労働やルーティンワークの作業、接客サービスなど、「現場現業職」が多いのです。
 
コンサルティングやクリエイティブの仕事の需要は少なく報酬も安価です。弁護士や司法書士や行政書士といった士業は人口や事業者数から見て供給過多と思われます。
 
都市と比べると地方の労働報酬は安価で、最低賃金ギリギリという地域も多く、アルバイトやパートに至っては、シフトが8時間に満たない職場も多いです。
 
そして季節変動が大きい地域もあります。繁忙期は長時間労働が続き、閑散期つまり冬の寒さが厳しい季節は、基幹産業の農業や観光業があまり動かない地域もあり、アルバイトもシフトに入らせてもらえず自宅待機という職場も多いです。
 
地方は小規模な事業所が多いので、一つの職場で1人の従業員が複数の仕事を担当したり、アルバイトの場合は、2つか3つの職場を掛け持ちする方も少なくありません。
 
地方で安心して暮らし続けていくには、「どこにいても収入を得られる職業、地域で役立つスキル、複数の収入元」の3つを念頭に、都市にいる時から準備をしていただきたいです。
 
就職すれば暮らしが安定する、アルバイトでも良いといった、楽観的な仕事観を変え、様々なスキルを身に着け、就職したとしても副業したり独立起業も視野に入れてみてください。

兼業副業は、地方では多いと思います。特技や得意分野がある方は、ネットやオンラインでできる講座やセミナー、個人の方を対象にしたサービスで小さなお店を出すなどは、地方移住には大きな力になるはず。

例えその1つの仕事がさほどの収入ではなくても、複数の収入源があれば暮らしは成り立ちますし、少しの金額でも貯蓄にも回せますね。
 
地域で役立つスキルとは、基本的には、地域にある企業・職場が求めている仕事ができることです。

現場現業職が基本なので、例えば肉体労働も厭わない、接客ができる、営業ができる、パソコンが使えてWordやExcelやPwoerPointが使える、会計ソフトを使えて経理ができる、そして、いろいろな酒類の仕事を担当できるといった「即戦力で使える人(使いやすい人)」「職場が求めていることに対応できる人」が職を得やすいですし、継続雇用されやすいです。
 
例えば「店舗もある製造メーカー」では、倉庫の在庫管理もできるし営業もできるし店頭での接客販売もでき、事務や経理もできるという方は本当に役に立つと思います。
 
ホテルや旅館などでは、フロントでの接客業務の他に、予約管理やレジ会計もし、客室清掃やレストランでのサービスもするといった、マルチタスクが求められる職場が多いです。
 
地方は1つの職業のプロフェッショナルであるよりも、人が嫌がる仕事も喜んで引き受け、マルチタスクができる方が強いです。

また、地域の産業の特性、地域性といったものを掴み対応できると、依頼の声がかかりやすいです。
 
都市と地方は経済がまるで違う。仕事の基本は同じかと思いますが、求められる仕事のやり方が違うと心得てください。
 
ただし、地方には家族的な雰囲気の職場が多く、創業者の同族経営の中小企業や個人事業が圧倒的に多い。職場の仲間でサポートし合い協力し合って仕事をこなしていたり、社長が良いと言えば許可されるといったわかりやすい職場も多いです。
 
起業して地域の協力者やお客様が欲しい方は、何と言っても人脈づくり!人脈からのご紹介!です。
 
ハードルが高くない人脈づくりとしては、商工会の青年部、青年会議所、中小企業同友会や倫理法人会などの経営者の会などに参加すると良いと思います。地域の自治会役員に立候補したり、地域での清掃活動や、地域のイベントのボランティアを積極的に引き受けると、地域ならではの情報収集や人脈づくりができます。
 
地域で起業する場合は、行政や商工会が起業サポートとして創業補助金や創業融資を斡旋したり、創業インキュベーション事業があったりしますので、要チェック!
 
その地域の特性を掴みながら、暮らしたい地域で暮らし続けられる収入の確保をして、幸せな人生、幸せな暮らしを創り上げていただきたいです。 


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