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食品卸売業者や生産者向けオペレーティングシステム「Silo」

こんにちは!スパイスコード(ロカルメ・オーダー運営元)のFood Blogチームです。

今回は、食品卸売業者や生産者向けに仕入や販売、在庫、会計、支払いを一つにまとめて管理・処理可能なシステムを提供する米国Siloを紹介します。

特に新しいことに取り組みたい飲食業界の皆さんに読んでいただけると嬉しいです。

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出典: https://usesilo.com/

Silo社は、食品の売買や需給予測、関係者間の管理など、サプライチェーン内の業務を自動化することにより、サプライチェーンにおける食品廃棄物を最小限に抑えたいと考えています。このシステムは、食品生産者やバイヤー、流通業者、販売業者が利用でき、会計や在庫管理、レポートなどの作業もデジタル化し、より迅速かつ正確な作業を可能にします。

生産者は、Siloにある在庫を利用して、Siloが特定する新しいバイヤーとの関係を構築することができます。これにより、生産者と出荷者はより大きなコントロールを得ることができます。例えば、長年取引のある買い手が供給過剰で出荷を拒否した場合、Siloは販売先について他の選択肢を提供することができるのです。このようにロスを減らし、より新鮮な農産物をより早く棚に並べることができるようになります。加えて、Siloは何百ものSKUについて収集したリアルタイムのデータを使用して、次に何を栽培すればよいかを生産者に知らせることができます。

農産物や食肉、乳製品の卸売業者もまた、その恩恵を受けています。Siloに参加すると、既存の関係を1つの場所で維持し、発注を自動化することができます。新しい取引先の開拓や製品の調達、価格交渉、揉め事の解決、品質管理の維持、輸送の手配など、すべてデスクに座ったり電話をかけたりすることなく行うことができます。これにより、調達に費やす時間を短縮し、最終顧客により良い製品をより低価格で提供することができます。

またSilo社は、シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル Andreessen Horowitzなどより約37millionドルの資金調達をしています(2021年4月シリーズB段階)。

Silo社の共同創業者のAshton Braun氏は、東南アジアで1年半、コーヒー生産者とともにサプライチェーンの問題に取り組みましたが、欧米の消費者が「フェアトレード」と呼ぶものは、多くの場合、追跡不可能な小売ブランドでしかないことに気づきました。その後、故郷のボストンに戻り、消費者と食べ物の間にある時間と複雑さを軽減することを決意しました。

最初の試みとして、地元の漁師向けにショートメッセージを利用して、漁獲時の在庫データを陸にいるバイヤーにアップデートするアプリを開発しましたが、うまくいきませんでした。その後、カリフォルニアに移り、自然言語処理に特化したペアプログラミングサービスの創業チームに参画し、高機能なプロダクトチーム構築の経験を武器に2018年に食品サプライチェーンを悩ませる複雑な問題を解決する会社Siloを立ち上げました。

出典:
・ https://www.crunchbase.com/organization/silo-d400
・ https://a16z.com/2020/09/24/investing-in-silo/
・ https://medium.com/initialized-capital/initialized-capital-funds-silo-agricultural-tech-7ab5330beb34
・ https://thespoon.tech/agtech-platform-silo-raises-9m-to-fight-food-waste-in-the-supply-chain/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になりましたら、幸いです。

私たちスパイスコード(ロカルメ・オーダー運営元)も飲食店様をはじめとしたフード産業の皆さんにお役に立てるようこれからも頑張っていきます。

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