R5東大和市議会議員選挙がカオス。”政治家女子(男子)”から”反創価風””ロートル維新”まで、見本市!
選挙って結構敷居が低くなってませんか?バンドやアイドル活動のように立候補する方が増えたようです。私の地元東大和市の市議会議員選挙はまさにそんなオモシロ候補が多そうですので、ご紹介。
東大和市議会議員選挙は定数22名。立候補数が30名前後のようで、新人が12~4名。乱戦ですね。
※この記事は、東大和市議選の新人候補を、少し面白く紹介しています。
※面白い新人候補だけ紹介・論評しようと思いましたが、結局、全新人候補(情報がある分だけ)ご紹介しました。
現職の方の情報は、以下のサイトなどをご参照ください。
自民党 公明党 立憲民主党
①38歳・元警察官で『政治家女子48党』!
きついですね~。人生かかってるはずなのに。『政治家女子48』党って。。。
NHK党ならまだ元警察官が活きる感じがしましたが。
まあ立花元党首を恨むしかないですね。というかそういう泡沫政党に頼ろうとした自身を恨むしかない。
選挙カーからどういう風に名乗るのかに注目です。
②創価学会批判の元芸人・長井氏の次なる刺客がなぜか東大和市に!
審判の日って、宗教用語、ネタかもしれませんが。ちょい怖い。
長井さん、自身の地元の武蔵村山に乗り込むんじゃないんですか?絶妙に”勝てそうなところ”という計算が透けて見えます。
そもそも、長井さんのお父さんは公明党の元武蔵村山市議ですので、自身は学会の方の恩恵で食わせてもらっておいて、後から営業ツールとして批判するのは結構ひどい気がします。統一教会やエホバの本当に苦労されている2世の方々に便乗するのは、芸とはいえ非常識ですね。
とはいえ部外者からすると、公明党に真っ向から弓引くのは、荒れそうで面白いです。
③「金髪」の『共産党』候補。ジェンダー!
千葉県出身で静岡大学卒。この東京西郊の田舎にまた1人共産党の方が落下してきました。金髪!しかもどうやら独身、有閑系かな。フリーな人生のようです。
しかし金髪で横文字フリーランス(フリーター?)の方が、ジェンダー平等をうたって、ごく普通の住宅地の東大和市で受け入れられるのでしょうか。
どうも最近の共産党は汗のにおいが感じられないです。地元の共産党の中心となる『世帯年収2千万円・尾崎夫妻』が、ハイソな都心で活動されていたので、引っ張ってくるラインができているのでしょうか。共産党にもう労働者の見方はいないのか!?
④維新は起きそうもないぞ。リタイア後世代の『維新の党』!
この人は、生気の無い様子で活動しているとの目撃情報が。維新の党は、アクティブで嫌いじゃないんですが、さすがに”維新”の気配がしない候補は。。。
ハローワーク相談員とか、キャリアカウンセラーって、若者の相談乗るよ?ってイメージで載せてるんでしょうか。ん~、いや、維新って、もっとこうビシっとしたのがいいんですけど。候補たてられりゃ何でもいい感がすごいです。悪い人ではないんでしょうけど。
⑤食い詰めたデザイナー?有閑マダムの挑戦!
東京デザイン星組。デザイナーさん?と思いサイトを拝見。
デザイン・寺子屋・整体。。。
ん~、ブランディングおかしくないですかね。デザインで食えないから、塾とか整体に手を出した感が。。。そして、選挙に立候補。なんだかなぁ。
⑥正真正銘の女子。地下アイドルビジネスか?『政治家女子48党』
繰り返しますが、元警察官で『女子』を名乗らせられ、そのうえ、同じ選挙区に正真正銘の”女子”がいる前田候補に同情します。
地下アイドルをビジネス化しようとする流れでしょうか?市議選の供託金は30万円なので、広告費としては安い気がします。しかしこの”女子”党はさすがに遊びすぎな気が。
民主主義の世も末です。
⑦『国民民主党』のホープ?25歳、落下傘フリーター!
これまでの不真面目な流れに入れるのはちょい可哀そうですが、でも結構微妙なラインでもあります。
25歳!若いです。東大和市では20年ほど前にも25歳、29歳の議員が同時に誕生し『都内で一番平均年齢の下がった議会』と一部では話題になりました。それ以来の20代候補でしょうか。
しかし、国民民主。しかも落下傘。真面目そうな青年のようですが、職歴的にもほぼフリーター状態のようですし、さすがに市議選の基盤がなく見えます。しかも”女子”が20代でかぶっちゃってます。
この候補、自民・維新あたりなら、ガッチリ票取った気がしますが。大政党は、こういう人をちゃんと拾ってあげないと。
⑧絶滅危惧種。まだあったのか生活者ネット!
主要な国政議員が民主党に吸収され、役割を終えたネット。でもローカル政党としてはまだ候補を立てています。
関さん。この写真、ちょっと失敗なのでは。シワのせいでしょうか。なんだかすごい無理してみえます。43歳より大分上に見えてしまいます。
1990年代に台頭したネットは生協系、主婦のニーズを集めていました。旧社会党のマドンナ旋風を吸収した感じでしょうか。安全な食べ物や、生活環境の改善などで一時期輝きましたね。
その後、民主党に合流したり、ファースト小池氏に騙されてみたり。そもそも「主婦」自体が絶滅危惧種なので。。。最近は、グループとしての目的がイマイチよくわからない、選挙互助会となっている感じです。
⑨ネットにも情報がほとんど無い、謎の候補たち。
金井さん、選挙ドットコムには載ってましたが、他の情報はない。少年サッカーの昔の写真は出てきました。間に合うのでしょうか。
そして、げんまさん。チラシは見ました。サイトなどネットでは見当たりません。特定の支持層があるのでしょうか。
※その後、選挙ドットコムにげんまさんの情報があがりました。
女子大中退して、今は医療事務など。がん宣告受けての克服(寛解?)とのことでご苦労などもされているようです。
とはいえ中退・主だった職歴なし・政策は文系少女的な感じが並ぶなど、社会人として成立できていないのではと心配になる感じです。患者団体の代表などでも無いようですし。。。
⑩こう見るとやっぱりマトモ。『自民党』の新人2名。
ここまでご紹介して、あと市議選の新人は自民党のお2人しかいないと気づきました。なので公平に全員紹介。
自民党の並木さんは、石原慎太郎氏の元秘書の方のようです。その後メーカー勤務。東大和市出身の方ですね。
自民党の横川さんは会社経営者とのこと。保育士でもあると。同じく東大和市出身ですね。
こうみると、自民党、やはりちゃんと候補を選んでいる感があります。私、基本的には自民党支持ですのでひいき目がはいるかもしれませんが、この辺の安定感、奇をてらわない感はやっぱり大事だと思います。
市議会議員は、市役所の”役員”ですから、年齢とかで判断する気はありませんが、社会人としてそれなりの人物であって、熱を持っていてほしいとは思います。
ちなみに、公明・立憲民主は全員現職がそのまま立候補のようです。
⑪甥っ子のちいちゃな反乱!スーパーローカルな骨肉の争い。
この方、最近、サイトを作成されたようです。今回の市議選は、ネットでも情報がほとんどない候補が非常に多いですが、大丈夫なのか(本気でやってるのか)とホント心配になります。
この方の叔父は、地域で長く市議会議員をされている、しのぶ氏です。後継候補として立候補すると思いきや、どうやら別々に立候補のようです。
ところが票を分けるのかと思いきや、どうもそうではなく、対立的で叔父さんオコだとのこと。この誠氏は、青年会議所で理事長もされてたとのことで、やや保守寄りで、叔父のしのぶ氏の旧社民的な立ち位置がイヤだったのでしょうか。
東京の片隅の東大和市の、そのまた一地域である南街というスーパー小さなエリアで巻き起こる骨肉の争い。要注目です。
雑感① 相変わらず多い「リタイア後世代」の泡沫候補
人生100年時代の表れだと思うのですが、近年はリタイア後世代の泡沫候補が多くなっていました。今回も多いですね。
年齢で言うわけではありませんが、やっぱりエナジーは低いのと、「退職金・年金で余裕なので」的な、本気じゃない感は強いように感じます。
市長選挙の候補も1人、リタイア後世代の70代の方がいますし。ん~。選択肢が多いのはいいことかとは思いますが。。。
雑感② なんだか「独身・未婚」の有閑候補が多い気が
晩婚化の表れでしょうか。なんだか、中年の未婚・独身の方が多いように思われます。こちらも時間的な余裕はあるとは思うのですが。。。
外交などがある国政と違い、自治体では、保育所・小中学校などの子育て・教育は、かなり大きなウェイトをしめる領域です。そこの実体験が無いというのは、結構なハンデな気がします。
またまた、そう言えば、市長候補の女性も独身・未婚ですね。ダメとは言いませんが、家庭生活を担う責任や、子育ての苦労を実感できない自治体の政策に血が通うのかという不安、何より地に根付いていない気楽感がスゴいあります。
ビジネスでなく、ことは政治、しかも生活密着の、ど・ローカルな地方政治ですので、やはり生活感は欲しいなぁと思います。
ローカル地下アイドルのオーディションと化す選挙
市議会議員は、一発逆転の機会なのでしょうか。まあそういう側面があるのはダメではないですかね。
個人的には、地方自治体の選挙が活性化するのはいいことだと思います。でもやはり、真面目に、勝つために、やってほしいな~、とは思います。選挙は税金も使いますし、公務員の労力も使いますしね。
特定の誰かが『不真面目』だとはもちろん断定できないのですが、小政党・無所属の方の多くが『受かればラッキー』くらいの感覚に見えちゃいます。
さて、どなたが勝つのか。
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