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「思考力」を分析してみた。


こちらの画像はDALL-E3で作成。すごい時代だ…

思考力という概念を分析してみたよ。

みなさんこんにちは。少し年末まで時間ができそうなので、久しぶりにNoteを更新します。
ありがたいことに今の仕事を知ってから10年ほど経とうとしていますね。
色々なゲームを考えて創ってきました。ゲームを創る時は当然ですが、考えます。考えてそれをアウトプットすることをデザインと言います。ゲームをデザインするのはゲームデザイン。ですね
その際に必要な能力があります。それが「思考力」なのですが、この能力についてある程度の見解が私の中にあるので、今回の記事ではこちらを紹介したいと思います。

思考力は瞬発力、引き出し、スタミナで構成されるとみる

見出しに書いてあることが全てです。と言ってしまうと一瞬で終わってしまうので、細かく説明します。私は思考にも、運動能力に近い概念が備わっているのではないか。というのが総論にはなってくるのですが、大きく3つに分けられると思いました。もっと細かく区別できるとも思いますが、人間だいたい3つくらいが覚えやすいので、今回は3つの分類での紹介です。
1.瞬発力
→アイデア力、掛け算(組み合わせ)能力、ひらめき力、判断力を総称した能力。
2.引き出し
→インプット、経験(体験)、記憶力、審美眼、価値観、体系化能力を総称した能力
3.スタミナ
→1.2を活用、使用するための体力、持続力、思考のスタミナ

こう定義してみました。ゲーム創りにおいては全てが求められます。3つ全部大事です。これだけでは説明不足だと思うので、それぞれ紹介していきます。


1.瞬発力 神は言っている。それは突然やってくるものだと。

コ…コントローラが狂ってやがる…

アイデア力、掛け算(組み合わせ)能力、ひらめき力、判断力を総称した能力

突然アイデアが降ってくる。思いつく。よくある話です。でも自分の期待したタイミングで来ないのがこれ。細かくはアイデアのつくりかたという本があるので、そっちを読んでください。他人から天才の所業に1番見える能力ですね。RPGで例えると魔法の攻撃力の高さだったり、難しい魔法を使える能力に該当するでしょうか。

しかしながら一つ言いたいのが、降ってくる人はずっと降ってくるように努力していから降ってくるとも言えます。いい意味で因果応報というやつですかね。
私にもたまーに降ってきますが、これらは入浴中、散歩中、リラックス中などに来る傾向があると思います。さあ、コツがわかりましたね?
緊張とリラックスを交互に経験することです。張りっぱなしもダメですし、弛みすぎてもダメです。

2.引き出し 入れ込むのと一緒くらい覚えておくことが大事


古のゲームクリエイター感あって好き。

インプット、経験(体験)、記憶力、審美眼、価値観、体系化能力を総称した能力

続いてはこちら。人生日々勉強で、常に知識の引き出しは必要です。RPGでいうところの覚えてる魔法の数に該当するでしょうか。
習得と記憶。両方が求められる部分です。ポケモンみたいに4つしか覚えられないと、とても辛くなってきます。
経験の数はもちろん重要で、たくさんの経験は積む必要があるのですがそれ以上に一度起きたことをしっかり覚えておくこと。これが後々に続いていくように思います。繊細に毎日を生きておいてインプットを欠かさないというのも本を読むのと同じくらい重要です。

もう一つ、その経験を自分のものにしておくことも重要です。それが後々の価値観に繋がっていきます。

3.考える上での基礎 スタミナ


謎ゲージ・・・

最後に紹介するのはスタミナ。考えるのって運動するのと同じで、体力がとても要ります。そして息切れも起こします。心因性発熱という症状が出るくらい、考えるというのはストレスとエネルギーを使うものなのです。RPGでもHPと別概念でMPがあると思うのですが、それです。
いくら大魔術が使えてもMP低いとすぐバテちゃうのです。

思考スタミナ切れを起こしたり、スタミナ不足な人によくある症状が以下になります。
・雑な思考で終わってしまう
・誰かが言ったことを咀嚼せずに使う
・考えると言いつつ、そのまま後回し
・物事をよく忘れる

思い当たる方、いるんじゃないでしょうか。科学的にも1日で物事を判断できる回数というのは限られていると言います。どこでMPを消費するかは気にしておくと何気に良いかもしれません。

これらを身に着けるセンスの紹介


文字は出力不安定ね

さあ、ざっくりと3つ紹介してみましたがいかがでしょうか。これらはそれぞれ強化する方法は異なると私は考えています。だから分けたんですけどね。

大前提として、思考力の強化というのはセンスが必要です。セ…センスかよ…!と思った皆様、ご安心ください。私の辞書にはセンスは日頃の習慣で身に着くもの。と書いてあります。努力次第でつけることが可能なものです。ただ、人によって得意不得意があるものだとも思っています。まずはそちらから紹介。

1.瞬発力のセンスがある人
・オンオフの切り替えが上手い
・集中力が高い
・常識と非常識をうまく切り分ける
・とにかく出力が速い

2.引き出しのセンスがある人
・学習意欲が高い
・暗記と関連付けが得意
・価値観が一定以上確立されている
・語ることが好き

3.スタミナセンスがある人
・納得するまで考えられる
・負けず嫌い、諦めが悪い
・人と話すのが好き
・なぜ?という言葉が口癖で探究心が強い

なんとなく思いついたセンスはこのあたりです。
書いていて思うのが、学校の勉強というのはこれらのセンスを身につけるためには割と合理的だといえそうです。学歴が高い人はもちろんこのあたりのセンスが高い可能性が高いので、就職に有利なのかもね。あくまで可能性ですが、新卒時点で能力がわからない博打の一面はあると思うので大量に採用する企業などにおいては合理的でしょう。とはいえ、今から学校の勉強かよ・・・という年の読者さんもいると思いますので、その場合は仕事の勉強や興味のあるジャンルの勉強で良いと思います。

どうすればいい?出来ている人の真似から始めましょう。

さあ、ではこちらのセンスをどう身につけましょうか。簡単です。まずはセンスがある人の真似をしてしまいましょう。そして習慣にしてしまえば良い
例えば瞬発力を付けたいのであれば、集中力を持って即座に決断する練習をするんです。今日着る服を決めるとかでもOKです。なんでも練習になります。大切なのは意識して練習をすること。日々の習慣になってしまえば自然筋トレになります。大体1ヶ月くらいやってると様になってきます。

私の場合は日頃から勉強好きですし、仕事によって鍛えられた面が大きいです。特に1.瞬発力においては社会人になってから急速に上達したように思います。(昔ブログをやっていたことも大きかったかも)あとはピクミンを遊ぶのも、ものすごい思考力のトレーニングになったように思います。ゲームすげえ。


2.3は学校の勉強をちゃんとしていたので、それは大きかったように思います。あくまで基礎のところなので、効いてくるのが社会人になってから実践の部分なのが地味ですけどね。これを読んでいる学生の方がいたら、人生の先行投資だと思って勉強すると、モチベーションが上がるかもしれません。結局は積み重ねなので、サボると落ちますけどね

記事が長くなってしまったので、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。







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