マイナス感情をやりすごす3つのアイデア

〈ピンチは台本通り〉
普段からピンチを考えて生きている人は少ないのではないでしょうか。
実際心理的には、「普通の人」は物事を自分に都合よく考えるのが当たり前だそうです。
あなたも、僕もそうです。
ピンチの場合に状況を悪化させるのが「想定外だ」という気持ち。これがメンタルを不安定にさせ、ピンチを広げて状況を更に悪化させてしまいます。
そうならないために「このピンチは台本通り。どんな物語でもピンチが訪れて、それを乗り越えることでストーリーが盛り上がる。予定通りなら自分は大丈夫。」と考え、一度冷静になるのが効果的です。

さらに、「このピンチはこうやって乗り越える。このストーリーの主役は自分だ」と言えるまでに前向きになれたなら、よく言われるように、あなたのピンチはチャンスになっているかもしれません。

〈がっかりは全て自分の期待〉
告白したのに振られてがっかり、いい人だと思ったのに裏切られてがっかり、試験に落ちてしまってがっかり。
色々ながっかりがありますが、基本的にはすべて自分の期待を下回る結果にがっかりとしますよね。
結果を変えるのは状況次第で運も絡んできます。
逆に期待値に関しては自分次第。
「これは期待してみよう。これは期待しないでおこう。」と物事の期待をあえて意識化してみると、理由の分からないがっかりを減らすことができるはずです。
逆に「がっかりしてしまう未来」を考えてみて、そこからがっかりしないための行動を考えてみるのも良い方法だと思います。
例えば試験に落ちてがっかり、ということを想像してみると、「じゃあどこが良くなかったんだろう」と改善のアイデアが出てくるかもしれません。
また、告白したのに振られてがっかりする未来を考えてみると、将来に受けるダメージを先に少し体験できます。善悪は別にして、予防接種のような感じで、先に体験しておくと実際の場面でもメンタルへのダメージは思ったほどではなくなります。

〈不安なのが当たり前〉
人はいつも幸せであるべき、というのは理想ではありますが、実はいつも幸せでいられるように人間はできていません。
なのでそんな考え方は捨ててしまいましょう。

石器時代に小さなことにも過敏に反応して不安になり、結果猛獣や様々な危険に備えて生き残ってきた人類があなたや僕です。
いつも陽気で細かいことは全く気にしない、というタイプは石器時代では生き残れなかったでしょう。

というわけで、人間は不安なのが基本姿勢です。
不安を感じることに悩む必要はありません。
しかし、不安に囚われてしまうようなら、散歩して体を動かすのがおすすめです。
不安などの感情は頭の中をループしますが、場所を変えたり他のことをすると感情のループが途切れます。
それで途切れず1週間以上続くようなら、早めにカウンセラー、維持に相談してみると良いかもしれません。

更に言うと、幸せを感じてもそれが続くと人間は慣れるので、幸せ→普通に変化します。
するとあなたは次の幸せを求めだすので、一生幸せでい続けることは大変難しい、というのが残念ながら人間です。

不安なのが基本で、たまに来る幸せを大切にして楽しんでいく姿勢だと、うまくメンタルをマネジメントして人生を楽しめるのではないでしょうか。

半分水の入ったコップを見て、半分しかと考えるのか、半分もと考えるのかはあなたが決めて良いことです。
同じ出来事でも、あなたにとっては幸せに感じ、僕にとっては残念なことかもしれません。
捉え方次第であなたのメンタルは大きく変わってきます。
せっかくですし、どんなことでも「良くわからないけど、起こったことはじぶんにとってよいことだ。お陰で人生も楽しくなるはずだ」と決めてしまうと、明日から見える景色が変わるかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?