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アラフォーおじさんがスキンケアについて考えてみた話

いい年になってきて、肌のケアをしていないと言うと周りからかなり驚かれる事が増えました。
女性や最近は男性も美意識が高まっている感じがあります。
とはいえ、「手入れ」する事が楽しい人以外は、面倒くさい気持ちもどこかにあるのではないでしょうか。
僕は面倒くさいが圧倒的に上回っているので、肌をケアをする意識すらありませんでした。

そもそもなぜ保湿などしてケアするのでしょうか。
すぐに浮かぶのは、他の人から若くきれいに見られたいということ。また、自分で満足するため、というのもあるように思います。
人に見せられる顔、というのは日々の自信に繋がるので、大事なことです。

次に肌をケアするためにはどうすればよいか、ということです。
前提として老化は避けられません。
細胞の水分量や皮脂の量が減り、顔がたれたり、しわができたり、肌がカサカサしてくるという感じです。
なので、方針としては老化の影響を可能な限り緩やかにする事になります。

具体的に何に気をつければ良いかと言うと、①体内環境を良好に保つ、②外部からの刺激をできるだけシャットアウトする、この2点ではないでしょうか。
①は栄養バランスや運動、睡眠など生きるうえで必要な行為の質を上げるということになります。
ただ、これについて書き始めると本10冊を超えるのでは?と思うので割愛します。

タイトルの保湿を考える、という点から②外部刺激をシャットアウトする事にしたいと思います。

日常生活において、外部刺激には大きく分けて、紫外線、物理的刺激の2つが考えられます。

紫外線は太陽の光ですね。
紫外線を防ぐには体を覆う、日焼け止めで保護する事が大切になってきます。
ちなみに日焼け止めにはSPFとPFの2つの表記があります。
SPFは肌に炎症を起こして、黒くする紫外線B波をどれだけの「時間」防げるかという意味になります。いわゆる日焼けで肌が赤くなって痛い、を防ぐ効果です。
数値が大きければ効果が高いとされています。
では、なぜ「○時間防げます」ではなく、SPF30などと書いてあるのかですが、簡単に調べたところ効果時間が人によって変わるようでした。
一般的には、日差しを25分浴びると肌が赤くなるようです。
SPF30の場合、日焼け止めを塗らなかったときと比べて、25分✕SPF30=750分=12.5時間分、肌が赤くなるのを防ぐ効果があります。

PAは肌を黒くし、長期的には肌の弾力を失わせる紫外線A波を防ぐ効果の強さです。紫外線A波は肌の弾力を失わせる=シワやたるみの原因となるので、肌ケアにおいてはかなり注意が必要な存在です。
こちらは「+」で効果の強さを表していて、現時点では4段階の強さがあります。

では、SPFやPA が高ければよいのか、というとそういうわけでもなく、効果が高いということは紫外線を吸収する物質がたくさん入っているということです。
その物質は人によっては肌への物理的な刺激になるので、結果的に外部刺激を増やしてしまい、肌にダメージを与えることになります。

なので、外出時間や目的によって使い分けるのが良いとされています。
が、面倒すぎます。
日常生活ではSPF30以下、PA++以下で十分なようなので、その表記のある日焼け止めを1本持っておくのが良いと思います。
ちなみに紫外線B波(SPF)は日差しの強い夏に強くなりますが、紫外線B波(PA)は1年を通して同じ強さなので、季節に関係なく日焼け止めは必要です。

次に物理的な刺激についてですが、ここでようやく保湿の話になってきます。
物理的な刺激を考える時に直接何かか肌に当たるのはすぐ思い浮かびます。
それ以外に物理的な刺激を受けやすくなっている肌の状態があり、それが乾燥です。
基本的に皮膚は常在菌や分泌される皮脂などでバランスをとりながら、最適な状態を守っています。
化粧品や保湿剤は合う合わないがありますが、人によって常在菌や皮脂の量も違うのが理由の1つです。

乾燥している状態は何らかの理由で、皮脂などのバリアが足りない状態を指します。
バリアがないと皮膚が刺激を受けます。刺激を受けると、皮膚はそれに対抗しようとしてかたくなっていきます。一定期間でターンオーバーで細胞が入れ替わりますが、継続的に刺激が続いた場合、肌は黒く硬くなっていきます。
そうならないために、保湿して肌にバリアを張ってあげるわけてす。

個人的には皮膚にトラブルを抱えている人以外は、特別な保湿は必要とまでは言えないと思っています。
常在菌や皮脂等で最適な状態を保っているなら、ほったらかしにしたいと思ってしまうのですが、そうすると皮脂が酸化したり、汚れがついたりして不衛生になってしまいます。
なので、お風呂に入るなどして体を洗うのですが、すると常在菌や皮脂等が流れていき、体のバリアがなくなります。
いずれは皮脂が分泌されたり常在菌も増えるので、元通りになるのですが、それまでは肌が無防備な状態になるので、保湿するという流れになります。

保湿が必要とまで言えない、と書いてるけど、やっぱり必要じゃないかと思うかもしれません。
完璧を目指すなら保湿をしたほうが望ましいのは、そのとおりです。
でも再三書いているように面倒なのです。

保湿する必要がある状態は、逆に言えば洗いすぎとも言えます。
実はお風呂自体もお湯で流すだけで、ほとんどの汚れは取れていると言われています。さらに言うと皮脂を流しすぎないので、最低限は肌が保護されている状態でもあります。
ただ、個人的にはお湯だけでは匂いが残るので気になります。
脇や陰部など窪んでいて汗をかきやすい部分はボディソープ等で洗い、ほかはシャワーで流すのが、個人的な最適解になっています。
その上で肌がカサカサするなど乾燥していたら、保湿剤で保護してあげる、というのが良いのではないでしょうか。

まとめると、

・肌のケアで大事なのは、肌への刺激を避けること。
・肌への刺激は、紫外線と物理的な刺激の2種類あるということ
・紫外線は体を覆ったり、日焼け止めで防いで対策する
・皮脂は天然の肌のバリア。洗いすぎないでバリアを保つ
・その上で乾燥していたら、保湿剤などで保護する

この方針で肌を守っていきたいと思います。

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