(r)adius ラディウス

AmazonPrimeで気になっていたんですが、字幕で見るのが面倒だったの放置していましたが、ついに観終えたのでレビューを☺

概要

邦題:(r)adius ラディウス(洋題:Radius)
製作国:カナダ(2017年)
日本公開日:2018年1月16日
監督:キャロライン・ラブレシュ、スティーブ・レナード

https://cinemandrake.com/radius

あらすじ

交通事故に遭い、記憶を失った主人公の成人男性「リアム」。
助けを求めに町に向かったが、鳥や住人が自分の目の前に現れるとシンでしまうのを目撃してしまう。
そこで彼は、自身の半径15m以内に立ち入った生物が即死してしまうことに気づく。
そして、、近づいても死ぬことがない女性「ジェーン」と出会い、自身に事故に遭った日に起きたことを探していく……

面白かったこと

主人公がなぜ死ぬかを観客と一緒に探っていくシーン

デスゲーム物や、SF物など、今自分たちの置かれている状況を、検証、推理し、実験をして確かめる要素は古今東西色々な作品があるが、この作品も例外なく面白い。
そして、世界規模に発展し彼らのことを大勢で襲って……といった展開にすることもできただろうが、あえてコンパクトに収め主人公の置かれている問題に集中させていく構成は面白かった。

どう仕組みを証明したらいいかの葛藤

主人公たちは、説明が難しい状況に置かれている。半径15m以内に近づくと死ぬといわれても、なかなか率直に理解し、信じてくれる人は少ないだろう。
そして、多くの人が主人公の近くで死んでいるた、主人公を敵視する人々やニュースで広く放送されてしまう。
警察に言っても理解してくれないだろう、でも追ってくる。どうすれば説明できるだろうかという話の展開は面白かった。

唯一近くにいても死なないジェーン

この物語の面白さのキーは「ジェーン」の存在だ。
主人公の「リアム」と「ジェーン」が近くにいると人が死ぬことはない。ただ一定距離離れると離れた距離分’の半径にいた人が死ぬという仕組みのため、二人は離れることができない。
ただ、ふたりとも記憶を失っているため、思い出すという作業はなかなか面白かった。

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