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そもそも何故あなたは食べ過ぎてしまうのか 最終章

いよいよ食べ過ぎの原因 最終章です。

★食べ過ぎの原因 5 ホルモンバランスの影響で食べている


女性では月経前などに食欲が止まらないことが起きることがあります。
排卵後の高温期にプロゲステロンというホルモンが増加することが原因といわれています。
月経前は血糖値の乱れが起きやすいこともあり、より空腹感を覚えて食べてしまうようです。

対策としては
*自身の基礎体温表を付けて、自分はいつの時期に食べてしまうかを知る
 (大抵は高温期の時期かと思いますが、人により、別の時期に過食になることもあります)

傾向を知り個別の食べ過ぎ対策を取れたら理想ですが、
この時期の女性は精神的にもデリケートです。

食べ過ぎた自分を責めすぎないほうが精神衛生上よろしいかもしれません。
食以外のご褒美的なことやストレス発散法で、自身を上手に満たしてあげるのがベストでしょう。


★食べ過ぎの原因 6 心の問題で食べている


美味しいからいつもより多く食べることや、お腹が空きすぎてつい食べすぎてしまうという範囲では過食障害ではありません。

落ち込みがやすく、元気が出ない、やる気がいまひとつわかないなどの時は、食事記録により栄養不足かもしれないと推測されることが多いので、たんぱく質、ビタミンB6、鉄分、亜鉛、マグネシウムが補充できる食事指導(状態によりサプリメントも併用)で改善できるかもしれません。

しかし、食べ過ぎたことにより非常に強く苦痛を感じたり食のコントロールが出来なくなったり抑うつ症状が強くなったり別の病気を誘発してしまう場合は過食性障害の傾向が強くあるかもしれません。
その方の心の状態その他複雑に絡み合った理由で、食生活に問題が起こり、しだいに社会的生活にも支障が出てきます。

対策としては
状況が悪化する前に、一刻も早くかかりつけ医に一度ご相談されてください。
過食性障害を専門に診ている精神科・心療内科のクリニックを受診されることをおすすめします。


本人はなかなか気づかないこともありますので、このような方が身近にいらした場合は、ご本人の気持ちに配慮をしつつも受診を促して差し上げるといいですね。
早め早めの対応が肝心です。

近年、分子栄養医学(オーソモレキュラー栄養医学)を取り入れた精神科・心療内科も増えてきていますし、栄養やお薬を上手に取り入れながらの治療もできるようになってきているようですよ。
一日も早いご回復をお祈りしています。


こうして書き出してみると
食とからだ、食と心とからだは密接につながっているのがあらためてよくわかりました。

美味しいものが数も種類も豊富にある時代
より健康的に、より上手に楽しむことができたら本当に幸せですね。

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