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【仕事】汚部屋掃除を終えての気づきと決意

あっという間に12月になり、今年もあと少し。11月は記憶がなくなりそうなくらい仕事に忙殺されていました。今もそれはまだ継続していますが、記憶が抹消されないうちに11月のことをまとめておきたいと思います。

1.年度決算(ゴミ出し)

9月決算の会社ということもあり、10月は年度決算業務、11月は監査法人対応に追われました。

この監査では、私が入社後に発生したことのみならず、入社前のことや過年度の間違いが大量に指摘され、その対応に忙殺されました。。

一体今まで何をやってたんだ、、という怒りをグッと堪えて仕事をしていた状態でした。
もうこの怒りは入社以来何度も経験したので、怒りを通り越して、ただ無心にゴミを捨てるように、まるで汚部屋掃除をしているような気分で仕事をしました。

その渦中は、かなりドロドロした感情と怒りが心の中を占拠していました。
汚部屋掃除のために自分が採用されたのかと思うと、ものすごい怒りと悔しさが込み上げ、早くここを去ろうという決意が固まりました。
そして早く去るために、人に引き継げる形にだけしようと心に決めて頑張りました。

11月はピリピリとしたオーラを放ちつつ仕事をしていましたが、ゴミ出しがようやく終わり今となっては冷静に振り返れるようになりました。

2.人事評価とお給料

忙殺されていた頃、人事評価の結果が出て上司からフィードバックを受けました。
ここでお給料上がらなかったら、その場で退職宣告をしようと心に決めていました。

結果は昇給でした。仕事の実績が評価され、それなりにお給料が上がりました。
そのこと自体は満足でしたが、それ以上にストレスが溜まり、去りたいという気持ちが強かったため、その場ではきっかけを失ったような気持ちにもなりました。

3.心を支えてくれた人々

そんなギスギスした私の心を支えてくれたのは、協力してくれた会社の同僚と監査法人の方々でした。

監査期間中、未整備な社内の仕組みを同時進行で作ることも必要でした。そんな中でとても協力的だった他部門の方がいて、その同僚の存在が私の心を救ってくれました。

今回の監査に限らず、こういう協力的な人、一緒に働くのにやる気をくれる同僚が他部門に数名いて、彼等彼女等の存在が私が会社に留まる理由の一つになっていると改めて気づきました。

また会社の管理の状況をよく知っている監査法人の方々がとても誠実に対応してくださり、それも心の支えになりました。

入社当初の2月、監査法人からの問い合わせに対して、同監査法人出身の役員は、ものすごくやる気ない対応をしていて、また何も分からない兼務の社員に仕事を依頼し、的を得ないやり取りが続いておりました。

前職ではあり得ない監査対応に衝撃を受け、その当時から8ヶ月後の年度決算における監査に危機意識を持っていたので、分からないことや自分では解決できなさそうなことは、早目に監査法人に相談させてもらっていました。

そういうやり取りの中で少しずつ信頼関係が構築されたのか、今回の監査でも彼等のサポートに助けられました。前出の通り、監査期間中に会社の仕組みの整備が必要となりましたが、そこでも色々と相談に乗って下さいました。

大変な期間でしたが、彼等の協力が心の支えとなりました。また一緒に困難を乗り越えたような達成感も得られ、今回唯一の良かったことだった気がします。

4.似たような経験

今回何とか乗り切った汚部屋掃除のような年度決算ですが、過去に似たような経験をしたことを思い出しました。

私は前職で、家庭の事情で関西から関東に転勤させてもらったことがあるのですが、私の転勤が決まったと同時にその部署の新入が退職をしてしまい、入社して20年近く経っているにも関わらず、新人の仕事の穴埋めをさせられたことがありました。

その仕事も長らく上司の管理がされておらず、間違いがずっと放置されたりと、今回と似た汚部屋の様な状況になっていました。
屈辱的でしたが、分かる人に教えてもらいながら、ぐちゃぐちゃになった仕事を整理したことがありました。

もちろん当時の自分の役職には見合わない仕事だったので評価には繋がらず、虚しさが残り、感謝の言葉だけで何も手を動かさず私にその仕事を担当させた、バブル世代の課長に対する不満だけが蓄積されました。

5.前回との違い

今回も似たような状況です。

ただ違ったことは、前職では頑張っても評価されないと思うことが多かったですが、たとえ良いように使われていると感じたり汚部屋掃除のような仕事であったとしても、今回は評価されて給料に反映されたことです。

仕事の出口が見えるようになっていくにつれ、評価が上がり昇給したという事実が、入社来のストレスやモヤモヤを徐々に小さくし、私の心を軽くしてくれました。

6.自分の上司は自分

今回評価が上がりましたが、管理職ポジションにはなっていません。
これは私が入社時に管理職を希望しなかったことが要因です。

今の会社に転職し、約10か月働いてみて、管理職を目指そうという気持ちが固まりました。
その理由は「自分の上司は自分」でありたいと思ったからです。

色々と上司に対する不満を綴ってきましたが、私は誰かに管理されることにストレスを感じるのだと思いました。良いように使われる前に、自分で裁量を持って仕事を進めたい。
そんな気持ちが強くなりました。

性格的にも自分の管理は自分でできます。
ただ他人の管理にストレスを感じるかもしれませんが、これもやってみないとわかりません。今の会社で働くなら管理職を目指そうと改めて思った次第です。

色々と大変でしたが、今回やり切ったことで少し自信がつきましたし、自分の仕事に対する思いにも気づけました。頑張った自分を褒めてあげたいと思います。

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