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早期発見した病気(ステージ0乳がん)のこと⑩(お休み期間の心境)

乳がん判明から約1か月間、私は体質改善と心の整理のために「通院お休み期間」を設けます。この間、一旦手術のことを考えるのをやめ、がんが消えるかもという奇跡を信じ、整体院での温熱治療に加え、近所の鍼灸院にも通い始めます。整体・鍼灸院通いをする中で、未知だった東洋医学の世界に興味を抱いたり、「なぜ乳がんになってしまったのか?」と自分の過去に原因を探したりするようになっていました。今回はそんな「通院お休み期間」のことを振り返りたいと思います。

1.鍼灸院通い始めました。

私が「通院をお休み期間」に設定した11月は、天気も良く穏やかな日が多かった気がします。私の1日は半身浴に始まり、運動のため朝食前に20分ほどオンラインヨガクラスに参加。朝食後は、朝の散歩「あさんぽ」と称して、子供と一緒に小学校まで散歩するのが朝のルーティンになりました。
食事は健康的な和食中心の食生活に変更し、お酒やお菓子も極力控えるようになりました。

この頃、整体院での温熱治療に加え、夫の勧めで近所の鍼灸院にも通い始めます。
そのため会社を定期的に休むこととなり、仕事の時間が削られましたが、整体&鍼灸院通いがリフレッシュとなり、逆に効率的に仕事ができていることに気づきました。

整体&鍼灸院通での治療中に色々とお話しする中で、「血行を改善して気の流れを良くし、不調を起こさない体を作る」と言う未知だった東洋医学の考え方に興味を持ち、とても共感するようになります。
それまで、目に見えない「気」とかより、即効性のあるものに頼って生きてきましたが、未来の自分のために病気にならない強い体になりたい、そのために東洋医学をベースにした生活を「習慣化」しようと小さな決意をしました。
また、一過性でしたが退職後は真剣に東洋医学について勉強しようとまで思っていました。

今は整体・鍼灸院通いをしていませんが、この時期から始めた健康習慣は続いています。少しだけですが東洋医学の世界に触れられたことはとても良い経験でした。

2.子供へのお知らせ

ONとOFFをうまく切り替えることで、効率的に仕事はできていましたが、11月下旬になると仕事が徐々に忙しくなり、週末に残業をすることもありました。

小2だった子供には病気のことは内緒にしていましたが、テレワークでいつも家にいる私が、以前よりも(整体院等に通うための)外出が増えたことを不思議に思っていたと思います。でも何か不安そうにしている様子もなく、いつも通り明るく見えていました。

でも、週末にもかかわらず私が仕事をして遊んでくれないことに不満をこぼしていたので、私の状況を理解してもらうために
「ママは治療をすれば治る病気にかかっている。その治療のために仕事を休むことがあるため、週末に溜まった仕事をしなくてはならない。仕事は今は忙しいけれど、ずっと忙しいわけじゃ無い。忙しくなくなったらまたいつもみたいに遊べるから」
とやんわり伝えました。

子供は、「治療して治るなら早く治して」と言い、いつも通り明るくしていました。でも心の中ではきっと不安だったと思います。

3.なぜ乳がんになってしまったのか?

通院を休んでいたこの期間、「なぜ乳がんになってしまったのか?」と考えることもありました。
5年前の前回の検査から今年の検査までの期間、仕事ではものすごく忙しくストレスが多かったことは自覚しています。
週末も、子供を習い事に預けている間近くのカフェで仕事ができるよう、パソコンをいつも持ち歩いていました。仕事が好きでそうしていた時もありましたが、途中から上司のパワハラがエスカレートし、そうせざる得ない時期もありました。

ただ、そんな状況から逃げずに耐えてしまったのは自分です。
次第に「乳がんは無理して頑張り過ぎたことが原因なのだ」と思うようになり、同時に、乳がんから「生き方を変えなさい」と言われているのだと思うようにもなります。

退職の意思を打ち明けようと行動に移せた背景には、こんな心境の変化も影響していたのかもしれません。

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