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HSPについて私が思うこと

まず…

HSPについて知ってもらおう!みたいな、そういう一大ムーブメントを起こそうとか、そんなつもりは全くないです。第一なんか今やたら流行ってる(気がする)から、私が書かなくても専門書とかわかりやすいマンガとかは腐るほどあるし。
あと、別に優遇されたいわけでもないかな。

ただの価値観、性格の違いってだけ。
そもそもそれらを尊重することがもっと当たり前の社会なら、今日のHSPブームなんて存在しなかったはず。

同じ人間なんてこの世に1人も存在しないんだから、自分も含めて「違うのが当たり前」っていうスタンスで生きていける人が増えたら、幸せになるんじゃないかなぁ。

ってなことを最近思ったので、自己分析がてら、書いていこうと思う。

いつから気づいてた?

高校3年生くらいの時。詳しい経緯は覚えてないけど、たぶん受験のストレスで自分メンタル弱すぎ…って病んだのと、昔から親に「そんなんじゃ甘い」って言われてて深刻に悩んだのがきっかけだと思う。

知った時どう思った?

「へぇ…自分で直そうと思って直せるものじゃないのね。」
100%自分が何か悪いことをしているわけではない、と安心できる部分もあった。

でも、絶望の方が大きかった気がする。どうやったって直せないんだって。

生まれつきの気質です、病気や障害ではありません。混同しないで。ってよく言われるけど、私はいっそ病気だったら良かったのにと思った。だって病気だったら治る可能性があるかもしれないじゃん。それに、障がいだったら障がい者手帳とかあって国から認められていろいろ優遇されることだってあるわけじゃん。
誤解を招かないように言っておくと、障がいを持っている人のことをどうこう言いたいわけではないし、それなりのハンデがあるんだから然るべき措置があって当然だとは思う。それに私は一応「健常者」にカテゴライズされるから、知ったような口を利くことはできない。


でも、生きづらさ的にはHSPだってたぶん同じくらい。


よく「HSPという概念を知ってほっとしました」とかいう意見を見るけど、あんまり共感できない。もちろん私も腑に落ちることはあったけど、とはいえ知ったところで結局どうしようもないことの方が圧倒的に多いんだから。


強度HSPの私の特徴 


あくまで私の個人的な特徴です。本当に人それぞれ。

HSP要素編

1,超マイペース

一度マイワールドに入るとしばらく戻ってこないことが多々ある。1つのことに対する集中力は抜群。
邪魔されるとイラつく。めっちゃイラつく。でも周りに面倒だと思われそうなのでいちいち怒らないように必死。
あと同時に複数のことを並行してやるのは無理。音楽聞きながら勉強できる人脳みそどうなってるん?(笑)

私の場合、洗濯物を干している時や、料理をしている時とかは基本誰にも手伝ってほしくない。要するに自分のやり方があってそれを邪魔されるのがすごく嫌い。
これは家事に限らず、勉強やアルバイトに関してもそう。だから、自分のやり方に逐一口を出してくる人が苦手だったりする。ちなみに今までやったバイト6つのうち、今続けている1つを除いて全部辞めた原因はこれ。

2,1を聞いて10を想像する


感受性、想像力ともに豊かすぎるため、思考が無意識のうちにエンドレス派生しがち。考えすぎ、気にしすぎってよく言われるし自分でもそう思う。
初対面の人や知り合い程度の人、親しい人、果ては恋人や家族まで、どんなに楽しく話ができても、後で必ず1人反省会を開催してしまうのはこれが原因。他人に言われた些細な一言をめちゃめちゃ引きずる。自分で自分の首を絞めるのがもはや特技。

ただ、創作活動においてはプラスに転じる。小説を書いたり、ツッコミ動画を作ったりするのが好きなのはこの特性があるから。やらないと脳がパンクするから、定期的に膨大な量の考えを形にして排出しているともいう。おしゃべりも好きだけど、多すぎて処理に時間がかかるし、勢いで適当なこと言って傷つけたりしたくないから、私にとっては話すより文字化する方が得意かも。

3,真面目


とにかく真面目。言われたことに対して忠実。勤勉。完璧主義。
しかし競争が苦手なので、あまり上昇志向がない。正確さを追求するがゆえにスピードも遅いし、失敗して怒られるのが怖いから優柔不断。
教えられたやり方より良い方法に変えたりすることはほぼない。そもそも独自の案を考えることもあんまりしない。他人の意見に合わせることが多い。たぶん心のどこかで、自分の意見が正しいわけがないと思い込んでいる節があるから。自分としては、主体性がないなと思う部分。

また、責任感が強すぎるあまり、助けを求めるのが下手。自分のことなんだから自分で解決しなきゃ、誰かに相談することは迷惑をかけることだ、と考えるので、1人で抱え込みがち。頑張らない、手を抜くことに罪悪感を大きく感じがち。
1回目の就活でこれが悪い方向に出てしまってしんどかった。

4,周りをよく見て行動できる


つまり空気を読むのが上手い(方だと思う)。周りの行動を観察して、学んだことを自分の行動に生かせる。「恐れ入りますが」っていうフレーズ、バイト中に先輩が隣で言ってるの聞いて覚えたくらい。

同時にそれだけ人目を気にしているということでもある。自分がどう思われているか、迷惑をかけていないか、誰かを傷つけていないか、怒られるような、注意されるようなことをしていないか、めっちゃ気を使う。結構ビクビクしっぱなしで、緊張しやすい。言動の基準が「怒られないか否か」。
あと誰かが怒られてたり、ピリついた雰囲気があったりするとめちゃめちゃしんどい。自分も怒られてる気分になる。

5,音と光に敏感


私の場合、特に聴覚が敏感。ある程度騒音慣れはしているけど、いろんな音に圧倒されやすい。歌詞の入った歌とか、人の話し声とか、意味のある音は聞こうとしなくても頭で理解できてしまう。外出時はノイズキャンセリングのイヤホン必須アイテム。耳栓代わりにできるし、好きな音楽も、好きな音も聞ける。ちなみに雨が降る音とか、ピアノの音とかが好き。

次に視覚。瞳の色素が若干薄いのもあるけど、晴天だろうが曇りだろうが雨だろうが関係なくまぶしい。室内外の照明も基本まぶしい。毎日サングラスをかけていられたらいいのにと思う。でもそんなの絶対変というか、いかついというか、カッコつけてると思われそうだし、別に病気じゃないし体調悪くなるとかでもないからだいたい我慢してる。

6,1人時間必須


これだけは死守しないと生きていけないレベルで重要。
思えば小学生の時から、誰かとずっと一緒にいるのが辛いと感じていた記憶がはっきりある。いわゆる「どこのグループにも属さない一匹狼系」で、なにかと引っ付きたがる周りの女子からはだいぶ弾かれた。
割と平気だったのは、空想の世界という逃げ場所があったこと。読書やドラマ鑑賞に没頭し、小説を書き始め、中学生になると普通に1人で映画を見に行くようになった。ちなみに今も誰かと行くことは少ない。

HSS要素編

1,飽き性


好奇心旺盛。人間関係、環境、服、ドラマや本の嗜好、果てはスマホの待ち受け画像まで、お気に入りがめっちゃよく変わるし変えたくなる。ちなみに推しが変わる周期はだいたい1年~3年スパン。
例:ジャニーズ3年、LDH3年、Glee1年弱、韓国アイドル10か月目(現在進行形)
でも私の場合、食べ物は例外。一度好きになるとずーっと好き。1年くらい前からなぜかスニッカーズにハマって、コンビニでもスーパーでも毎回買ってしまう。なんでやろ。

2,人見知りゼロ


おしゃべり大好き。純度100%の関西人なので、マシンガントークとツッコミはもはやお家芸。いろんな人と話して新しいことを吸収するのがとても楽しい。
でもその分刺激を受けすぎるし、一つ一つの処理に時間がかかりがち。勢いに任せてその場は楽しめるけど、後で1人反省会。今日こそ話聞く側になろうと思ってたのに…みたいなことは日常茶飯事。

3,旅行大好き


星座の影響もあるらしいけど、常に変化、ここではないどこかを目指している。常になんか足りない、みたいな。それに見合う行動力も備わっているから、とにかくいろんなとこに行く。だから旅行も語学も大好き。どっか行きたい!ってなったらまず出てくる選択肢は1人旅。そこで出会う人や自然や建物や食べ物や芸術、全てに感動できる。

ただ、興味が多方面にわたるので予定を詰め込みがち。楽しいけどまぁ疲れる。



人間生きてりゃ何かとないものねだりしかしないから、この気質がすっごく嫌な時も多々ある。ていうか、8割の人は非HSPらしいし。羨ましいって毎日思うし、しんどいことの方がレベチで多いです。
でもまあ、こうやってたくさん文章を書いて、動画を作って、それなりに楽しめるわけだから。
ちょっとずつ、自分は自分で、いいかな。と、思え始めている今日この頃。

おわり。

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