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「~on cloud」と名の付くサービスは真のクラウドサービスではない

澤田大輔

こんにちは。
ユニリタ クラウドサービス事業本部の
澤田です。（2回目の登場）

今から5年前のLMIS紹介時の話・・・

澤田「以上がLMIS on cloudのサービス紹介です。
　　　いかがでしょうか？」
お客様「なかなか使いやすそうな製品だね。
　　　　ぜひ、検討してみますよ」

後日メールで・・・
お客様「先日、ご紹介いただいた
　　　　LMIS on cloudですが、
　　　　オンプレミス版はないでしょうか」
澤田「大変、申し訳ありません。LMIS on cloudは
　　　クラウド環境での提供のみと
　　　なっております」
お客様「承知しました。
　　　　再度検討させていただきます。」


■真のクラウドサービスのサービス名には「クラウド」の文字はない

皆さん、「～on cloud」という
サービス名を聞くとどう思いますか？

私は冒頭の小話のように、
あるソフトウェア製品のクラウド版なんだなと
感じます。

皆さんもそう感じるのではないでしょうか？


2023年現在、BtoBのサービスでも
BtoCのサービスでも、
クラウドサービスがあふれています。

その中には「クラウドサービスであること」を
意識せずに利用しているサービスも多いのでは？

なぜ、クラウドサービスだと思わないかって？


それは名前に「cloud・クラウド」の文字が
ないからです。

ユーザーはクラウドサービスと気づかずに
利用しているのです。

※特にBtoCのサービスでは多いかも
　しれませんね。

一方で特にBtoBのサービスでは
「～on cloud」のように、「cloud・クラウド」の
名のつくサービスが多いのも事実です。

それはなぜか？

■クラウドリフトという言葉

皆さんはクラウドリフトという言葉を
聞いたことがありますか？

流行りのChatGPTに聞いてみると
「オンプレミスの業務システムを
そのままクラウド環境に移行すること」と
返ってきました。

これは企業の業務システムだけに
当てはまることではなく、企業が提供する
ソフトウェアでも同じことが起きていました。

2015年前後、クラウドのコストの安さや手軽さに
メリットを感じ、クラウドサービスを
利用する企業が増えてきました。

それに対応するように、ITベンダーが提供する
ソフトウェアもクラウドサービス化が進み、
そのサービスには「～on cloud」や
「〇〇（クラウド版）」という名前が
多くついていました。

LMISは一足先の2011年にクラウド版の
サービス提供を開始しましたが、
同じように「LMIS on cloud」という名前で
リリースをしました。

と、前回の記事の続きの、
ながーい前置きでした（笑）

ここまで読んでくれたあなた、
ぜひ最後までお付き合いください！

(前置きがタイトルになってるやん、
というツッコミはやめてください・・・)


ちなみにクラウドリフトのサービスは
ソフトウェアとして提供してきた安定感が
ありますし、クラウドネイティブ
（クラウド前提で作られたビジネス）の
サービスも最新技術を取り入れた機能や
使いやすさがあります。

どちらがよいか？という話ではなく、
対象の業務ありきで、どちらを選択すると
よりメリットがあるか、という話ですね。

前回のLMISリブランディングの際に
「LMIS」というサービス名に変更した話の
補足でした。


■LMISサービスサイトの立ち上げ

さて、今回はLMISサービスサイトの
立ち上げの話です！

LMISはユニリタの他のサービスに先駆けて、
さまざまな取り組みをしてきましたが、
その中の一つが
「サービスサイトの立上げ」です。


ユニリタにはさまざまなサービスがあります。

5年ほど前はそのすべてが
ユニリタのコーポレートサイト（企業サイト）で
紹介されていました。

その混雑ぶりは、社員である私も
「LMISがどこで紹介されているか」
分かりませんでした・・・

その状況にユニリタのマーケティング部も
覚悟を決め、「ユニリタコーポレートの刷新」
「ユニリタのオウンドメディア（idearu）の
立上げ」と同時に、LMISの
サービスサイト立上げの話が進みました。

ここでは、コーポレートサイトの刷新の話と
オウンドメディアの立上げの話は置いておいて、
LMISサービスサイト立上げの話です！

私が事業部のマーケティングの責任者として、
サイト立上げに参画しましたが・・・

・コンテンツが足りなーい
・元々コーポレートサイトにあった
　コンテンツがふるーい
・（私に）デザインセンスがなーい

となかなかに苦難の道でした・・・

■決めるのって大変だよね

このサービスサイト立上げの時点で、
前回の記事に書いたロゴ刷新は
決まっていたものの、最終検討中で、
完全なイメージかは決まっておらず。

Webサイト構築を発注した会社からは
「あれ決めてくれ、これ決めてくれ、
あの案はどうでした、この中から選んでほしい」
と毎週のように依頼されるけど、
どうやって決めればいいか分からなーい。

これ、俺の判断で決めていいの？
ということばかり・・・

何とかサイトに載せるコンテンツも作り、
過去の資料も整備して再掲載の見込みが立ち、
これで「何とかなる」と思ったとき・・・
新しいロゴも決まりました。


あれ？このサイトのデザインって、
ロゴのイメージにあってる・・・？


■LMISサービスサイトもライフサイクルマネジメント

と、苦難の門出でしたが、
そんなLMISサービスサイトも今年で4年が経ちました。

お客様が求めている情報を届けられるように、
お客様が分かりやすいサイトになるように、
プチリニューアルを繰り返しています。

※2022年にはLMIS10周年記念サイトも
　立ち上げました！！

5年目を迎える2023年4月からはコンセプトを
少し変え、マイナーチェンジもする予定です。

LMISのコンセプトと同じように
サイトもサービスマネジメントです。

ライフサイクルを回して、日々改善していくことが重要。

これからも新しい情報をどんどん
発信していくので、皆さん、
ぜひご覧ください！

次回はLMISの紹介で（一応）ベテランの
セールスエンジニアがお客様に「伝える」ために
工夫していることを発信しようかな。