˙˚ 𓆩悪 魔 ウ カ𓆪 ˚˙

きみたちへの愛と憎悪を紡ぐよ

˙˚ 𓆩悪 魔 ウ カ𓆪 ˚˙

きみたちへの愛と憎悪を紡ぐよ

最近の記事

佐久間アレルギー

前々から、ある程度付き合いが長くなってくると、一定数「佐久間アレルギー」みたいな人が出てきてしまってある日突然縁が切れてしまうことがある 仕方のない事だし、出会いがあるから当然別れがあることも分かってはいる いくら大人同士の付き合いだって、わたしの発言が相手の許容範囲から大幅に溢れてしまったらアレルギーみたいに拒絶反応が出る事もある。何度やらかしても学ばない、いや学べないのである。ADHDであるがゆえに空気が読めないから。(開き直っている訳ではない) まずわたし自身の話を軽

    • 残夏−ざんか−

      これはわたしが9月のうちに公開したかった作品である。 残暑、初秋の気配を感じながら吸う煙草は 少しだけ特別な味がするような気がする。 ※スマホからだと非常に読みにくいので、画像をタップして是非拡大して読んでほしい。

      • 眠れないぼくたちは

        夜行性のぼくらには、夜に眠るという一般的に当たり前のことがとても難しい。短時間作用の睡眠導入剤を飲み下し無理矢理寝てみようとしても結局数時間で起きてしまう。それが常。 すっきりしないまま朝を迎え、ぼーっとしながら一服。起き抜けの煙草がおいしいのは喫煙者ならみな同じだとおもうけどどうなんでしょう。寝ぼけた頭で吸う煙草、最高においしいよね?出来ればコーヒーも一緒に、もちろんブラックで。 昼は眠気との戦い。家事VS眠気。 もしくは学校VS眠気、仕事VS眠気。 多種多様なタスクが

        • 咀嚼

          左腕の手首の傷は増殖をやめた。感情を咀嚼。咀嚼。咀嚼。 飲み込める形状になるまでひたすらに咀嚼。「いける」と思ったら一気に嚥下。 大抵胸のあたりでつかえるのがオチだが。感情の処理というのはとてもむずかしい。歯が立たない。立たない歯で咀嚼。滑稽。 わたしは文筆家ではない。故に文字を書くのは薄っぺらい紙と一本138円くらいの安いボールペンで良い。高級な万年筆なんかは要らない。 適当に言葉を連ねてゆく。これはわたしの感情の連続であり、何ら意味を持たない。誰かの心に言葉を刺そうとも

          知らないふりとか慣れてるから。 知ってるふりも慣れてるから。 そうやって生きていたらいつの間にか自分が真っ赤な炎になって馬鹿みたいに煙あげて灰になってくたばってんだから意味がわからない。 知らないふりも知ってるふりも全部君たちのためにしてきたことだよ なのになんでわたしが燃え尽きなきゃならないの。 肉体を、精神を、時間を 返して。返して。返して。返して。返して。 わたしたちだけの幸せな時間を返して。

          人生の共犯

          突然ですがもう一度共犯者になりませんか?人生ってやつの。 喜んだり苦しんだり楽しんだり涙を流したりするアレです。 とてつもなく長い線路を独りでひたすら進むだけってのに飽きてしまって。倫理やら正義やらはこの辺りに一旦置いておいて、良かったら一緒に何かやらかしませんか? わたし、貴方のことが好きなんです。胸が苦しくなるくらい。 馬鹿みたいだな、って思うでしょうけど。愛だの恋だの夢見ちゃって。 安心出来る夜が、幸せな夜が懐かしくなるくらい離れてしまっているのでせめてもう少しだ

          向こう側の君へ

          わたしったら君のこと何も知らない。 使ってるパソコン、煙草の銘柄、家の間取り、それから何を考えて生きてるか、とか。 いつだって君はわたしの主人公で いつだってわたしは君のモブキャラ。 多分何があっても一生手が届くことはないね。 わたし、君のことを思い描く時はいつも手書き。 少しでも同化したい。どうかしてるよね、こんなの。 ああ、君と話すと鼻先を夏の匂いが掠めていくなあ。常に眩しくてわたしの心を熱くさせて、上手に咲けなかった向日葵なわたしをどんどん焦がしていく。もうこのま

          夏のこと

          冷蔵庫の中ではペンギンが腐っていて、あいつのスカートの中と同じにおいがする。 優しい夏なんてどこにもなくて暑くて焦れてて暴力的で苦しくてみんな死んでるみたいな顔をして熱されたアスファルトに足をぺたぺたくっ付けながら歩いているね。 バカみたいにデカい入道雲がぷかぷかしていて空はとても呑気だと思うけど、いくら言っても夕立は待ってくれなくて結局空は呑気なんじゃなくてわたしたちをびっくりさせてくるだけだった。 妙な温度と妙な湿度にとっくに飼い慣らされてしまった夏。 冷えてない

          シーサイドスーサイド

          夜の海、誰もいない真っ暗な所でひっそりと入水したい。 もしわたしが水面に浮かんでても引き上げないでほしい、万が一打ち上げられていたらまた海へ放り込んでほしい、そのまま海に還りたいんだから。 人の愛し方、人からの愛され方ってみんな誰から学ぶの?何も分からないままここまで生きてきてしまった。 教科書にも辞書にも載ってなかったよ。あんなに分厚い広辞苑にすら。 でもね、海は愛だと思ってて。 わたしを包んでくれるし、きっと愛してくれる。一瞬苦しいかもしれないけど、それはきっと愛す

          シーサイドスーサイド

          もし三日後、地球に小惑星が落ちてくるとしたら君とやりたい事

          苺がたくさん乗ったパフェを食べたい 何食わぬ顔で本を読んでいる君の横顔を眺めたい デタラメな歌詞とデタラメなメロディで音楽を作りたい 全速力で追いかけっこしたい 強制的に終わらされる人生について語り合いたい お金もただの紙切れになってしまうだろうから、たくさん盗んできて燃やしてみたい 昼間から泥酔してこの世の全てを掌握したかのような気持ちを味わいたい 夜はやっぱりすこし怖くなってしまうだろうから手を繋いで眠りたい 浜辺に寝転んでだんだん近付いてくる小惑星を、お

          もし三日後、地球に小惑星が落ちてくるとしたら君とやりたい事

          天才の唄

          天才になりたくて、頭がよくなりたくて。 ねえ、わたしがもし「香奈」って名前だったら大槻ケンヂさんはわたしの頭をよくしてくれたかな?わからないね。 空気は湿ってどんどんわたしの頭を馬鹿にしていって、ううん、頭がよくなるために色々な薬を飲んだよ。けれど反対にどんどん馬鹿になっていくだけで、何も救われない。 ねえ、わたしがもし「佳代」って名前だったら峯田くんはわたしを自転車の後ろに乗せて救ってくれたかな?やっぱりわからないね。 天才になりたくて。天才になりたくて。 そうい

          夜のことと人生

          ぬるい夜って何だか人を切なくさせて、特にそれが土曜日だったりすると「夜」に仲間外れにされているみたいな感覚に陥って勝手にひとりで拗ねてしまったりする。 わたし決めたんだ。「君が好きだった人が好きだった音楽は絶対に聴かない」って。なのにさ、YouTubeのオススメにいきなり現れたりして。思わずやめてよーって叫びそうになっちゃった。そんなすっごい些細なことでも何かウワッて心に刺さったりして。わたしってやっぱりばーか。 あれだね。アコギ弾けた方がかっこいいね。上手く言葉に出来な

          ギターと君

          むかしは部屋の隅っこで縮こまりながら似合わないアコースティックギターを触っていられればそれでよかったなあ。なかなか覚えられないコード、届かないFコードの人差し指。 「こんなの本当に押さえられる人間いるの!?」なんてすこし理不尽に怒ってみたりして。 扇風機しかない狭いあの空間で蒸し暑さを感じながら吸ったラッキーストライク。梅雨。ギターもすこし湿った音がして漠然と「死にたいなあ」なんて思ったりしたこともあったなあ。 基本的に人を見る目がないので、いつだったかも名前すらも忘れ