ブーメラン効果
本物のブーメラン以上に最近はブーメランを見掛けます。
当たり前の様に使われているブーメランという言葉。
経済学や心理学、刑法学でも使われています。
「ブーメラン効果」
物事の結果がブーメランの飛行軌道のようにその行為をした者へ戻り、効果を発揮してしまう現象のこと。
また、ブーメランのように一度道から外れても出発点に戻ってきてしまう現象のこと。
また、心理学では説得者と被説得者の意見が相反する方向に向かってしまう現象のことをいう。
ブーメランって昔は狩りに使われていた武器だった訳です。
RPGとかだと凄い強いですよね。
大体全体攻撃です。
ただ実際のブーメランはモノにぶつかって戻ってくる事はありません。
しかし当たらなかった時は手元に戻る為、何度も投げつける事ができるというのが画期的で革新的な投擲武器だった訳です。
現在では、言動が矛盾している人物に対して使われるようになりました。
それは、帰って来たブーメランを受け損ない、その威力そのままに打撃を受けてしまうという所から連想されているのだと思います。
心理学(心理効果)では少しだけ意味合いが違います。
政治や宗教なんかでよく起きる現象になりますが、説得者が被説得者の態度・意見と同じことを主張した際に、被説得者が説得者の説得方向とは逆方向に自らの態度・意見を変化させてしまうという現象です。
これは説得者と被説得者の信頼関係が大きく影響しており、個人対個人の説得だけでなく、マスコミや企業、政治や宗教団体などが大衆を説得する時にも生じてしまいます。
要約すると
「右だと思ってたけど怪しい奴が右って言うから左にするわ」
という事です。
これが心理学でいう「ブーメラン効果」です。
「投げた方向と逆に行っちゃった」という事です。
あまり信頼関係を築けていない内に、無理な勧誘や説得は逆効果になりますよ。
というお話でした。
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