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就職相談は進路指導かキャリア相談か?

岡山のキャリアコンサルタントMICHIKOです。

就職相談が進路指導になっていませんか?
キャリアコンサルタントが、就職相談をする場合には、決して進路指導にはなっていないと思っています。
では、どんな場合に、進路指導になってしまうのでしょうか?

私が考える進路指導とは、相談者の将来を考えた指導でありティーチングです。
では、キャリアコンサルタントが就職相談をするのと何が違うのでしょうか。

それは、相談中の主役が違います。
ティーチングの場合は、相談されている方が主役です。
しかし、キャリアコンサルタントが相談されている場合は、主役は相談者です。
この違いってかなり大きいですね。

ある就職相談を聞いていて、これは進路指導だなぁって思う出来事がありました。
教育現場では、時折、就職相談ではなく進路指導になることがあります。
先生と生徒、講師と受講者の関係性で相談をすると、
先生・講師が主導で進めらてしまうため、生徒や受講者は自分の考えや意見を伝えることなく、指導として進んでいきます。
そのため、テクニックや細かな表現方法などの内容になってしまっています。
そのため、そこにはその方の「個性」が表現されなくなってしまいます。

しかし、キャリアコンサルタントが同じ内容で実施した場合には、
相談者が中心であるため、指導はしません。
指導的な内容もありますが、それを実施するかどうかは、本人が決めることというスタンスです。
指導というよりもアドバイスだったり、客観的な視点を伝えるということだけです。
そのため、無理やり進路を決めることもありませんし、受かるための人物像にしてしまう(少し大袈裟かもしれませんが)こともありません。

進路指導とキャリア相談。
この違いは、誰が主役で進んでいくのか?です。
どちらが主役になった方が相談者にとって良いのか?、どちらが相談者に取って利益になるのか?状況によって、対応を変えないといけないですよね。

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