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不思議な話〜広島旅行編〜

先にお断りしますと、広島市民の方には不快に思われるかもしれないお話です。

広島へ行ったのは2017年2月の初め頃。
1番の目的の福岡から新幹線で広島へ。
広島城、縮景園、護国神社、干潮だった駅近くの川で水に近寄ったりして1日目は過ごした。
二日は呉へ大和ミュージアムと海自の博物館、入船山記念館、三日目には厳島神社というコースだ。

縮景園や広島城、護国神社へ行ったのになぜ原爆ドームへ行かなかったのかと問われると、少し困ってしまう。
写真を見ただけで体がぞわぞわするので、どうしても行くことが出来なかったのだ。(広電の駅で停車も割とダメだった)

さて、そんな1日目のホテルは市内だった。

そう!うっかりと!市内のホテルを取ってしまったのだ!!!!!

上記の通り、私は見える人曰く「悪いもの良いもの全てにおいて好かれるヤバイ体質」ということを念頭に置くと「やっちまった感」はかなりある。
しかしそれに気づいたのはホテル向かっている時だったオチまである。

なんとかなるでしょ!守りの強い友人もいるし、お守りありったけ持ってきたし!
という能天気さでホテルに入る。
アーバイン広島セントラルさんは部屋も綺麗、ラウンジのソフトドリンクがフリー、会員登録で大浴場が使える!
そしてフロントの方が丁寧で質問にもしっかり答えてくれる!という素晴らしいホテルである。
三人で行き、ツインの部屋に泊まったのでベッドの置き方が縦に三ではなく、二で、ベッドが縦に2つ置いてあった。
そのベッドの配置として、玄関近くにはジャックさん、ジャックさんの足元の方にゆなさん、ゆなさんの隣に私が寝ることになった。

気づけばジャックさんはいつのまにか寝入っており、私とゆなさんは会話を続けていた。
さて、ここで私に壁の方からカチカチと音がする。
木や硬いプラスチックに袖のボタンが当たるようなカチッ、カチッ、という音だ。

聞こえない?とゆなさんに聞くと、全然聞こえないと言う。
おかしいな?と思っていると鳴ったので聞いてみると、「何も聞こえないよ???」と言われる。
そこで急に恐怖心が湧き、恥を忍びながらも同性なので同じ布団で寝てもらうことになり、限界の来た2時近くにダウンした。

翌日は特に何も無く、そのまま旅は続行。

しかし、暫く経ってから、先に寝ていたジャックさんが体験した事を聞いた。
なんと、私達が寝入った後に「ピンポーン」というチャイムの音で目が覚めたという。
うろ覚えだが、こちらのホテルにはチャイムはついていない。
あまりにも妖しいので、ジャックさんは扉を睨みながら「入ってきたら殺す……入ってきたら物理で殴る(要約)」と思いながらじっとしていたそうだ。
少しでも扉に近づくことなどしたら迎え入れてしまう、だから動かなかった、と言われた。
とはいうものの、特に動きもなかったようなのでまた寝たそうだ。
知らないところでも怪談が起きていたようだ。

その後は特に何もなく、呉で大和ミュージアムや海上自衛隊の博物館を堪能し、入船山記念館もでクイズも解いてご満悦で宮島口へ。
しかし一番驚いたのは怪談に直面したことよりも、路面電車が都心のハイテクバスのようだった事である。
三人とも「思ってた路面電車と違う……」となってしまった。(申し訳ないです)

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