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献血したらフェリチン半減

⁡今回は、献血したらフェリチンが半減していたというお話。

献血はダメだよ、という意味では決してなく、
献血するならしっかり栄養補給をしてね、という意味です。

ひとにわけてあげるなら、自分を満たしてね。

ざっくりまとめた動画はこちら👇


1. 今回のA子ちゃんは男性

今回のA子ちゃんは、30代の男性♂です。

そう、ふだんは女性♀のことが多いけど、今回は男性♂のケースなんです。

男性でもこうなるんだよ、というケースをご紹介しますね。


2. A子ちゃんは元気になっていた

A子ちゃんは、栄養療法を始めてから2年くらい。

いろんなことがよくなっていました。

具体的には、

お腹の緩さ→少し強くなっていた

口内炎→回数がすごく減った

副鼻腔炎→なりにくくなった

疲れのひどさ→元気度アップ

寝起きの悪さ→朝も家族と会話ができる

睡眠の質→よく眠れている

など。

ね、生活の質がかなり上がっていますよね。
  

しかも、このA子ちゃんのすごいところは、
自分の体調が悪いときは自分で栄養素を足すなど、
栄養の力をうまく使えるようになっていたということ。


自分の体調の微妙な変化を敏感に感じ取れるようになっていたから、たとえば風邪をひきかけても、すぐにちゃんと対処できて、ひどくならずにすむようになっていたんです。

これも、生活の質がアップ、ですよね。

3. フェリチンが半減

体調がかなりよくなっていたのに、それなのに、ですよ!

今回、血液検査を受けたら、鉄の貯蔵であるフェリチンがなんと半分以下になっていたんです。

びっくり


さらに、せっかく上がっていたコレステロール値がくんと落ちて

え?
何があった???

と心配に。


ちなみに、コレステロールは、体のなかのいろんなものを作る材料だから、少ないことは大問題なのです。

なので、むやみに下げないほうがいいというのが、分子栄養学の考え方です。


4. 原因は献血

何があったか記憶を辿ってみたら、原因がわかりました。

A子ちゃんは3週間くらい前に献血していたのです。

ヘモグロビンは落ちていないので貧血とは言われないけど、

フェリチンは献血後3週間経っても戻っていなくて、隠れ貧血の状態。


これまでに私の講座を受けたことのある方ならお分かりのように、

隠れ貧血であっても、体は節約モードに入って、本来の機能を果たせなくなるんです。

なので、A子ちゃんはしばらくヘム鉄を補給することに。

今回のA子ちゃんは男性だから、ヘム鉄を一時的に補給するだけでいいけれど、生理のある女性が献血をする場合は、そういうわけにはいかないのよ。

5. 献血するならこれやって

間違えて欲しくないのは、決して献血をすることが悪いというわけではないこと。

輸血でひとが助かるってこういうことなんだと思うのです!!

ただ、このA子ちゃんのように、献血をすると体の栄養がドンと減るということだから、

献血するなら、ふだんよりも余計に栄養補給をしながら!!

そこんとこ、よろしくね!!


ただ、貧血の人や隠れ貧血のひとには、献血はおすすめしませぬ。

献血するなら、ひとにわけてあげられるような、栄養たっぷりの血液にしてから。


自分を満たさないと、ひとにはあげられないということよ。

ここんとこも、よろしくね。

⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ❦

体は
自分で治す仕組みとチカラを持っているけど、
それが働くには栄養が必要。

体は手ぐすね引いて、
必要な栄養が必要なだけ入ってくることを
待っています。

⁡❦ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 

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