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書けないけど書きたい

父が亡くなってもう2ヶ月経ってしまった。

前回の記事をアップした次の日に。

意識は一度も戻らなかった。

とても長い時間をかけて呼吸が遠くなっていき、途切れ、途切れては吹き返し、徐々にその間隔が長くなり、やがてゆっくりと止まった。

母と私とで見守った。
生きてきて初めて、終わるところを見た。
手を握っていたが、浮腫が強いせいかとても冷たかった。

今までも何度か触れた、奇跡というのが土壇場で起こらないかとすごく願ったものだけど、我が家には無かったのだなあ。
奇跡なんていうのは一握りが取り沙汰され騒がれたものであり所詮私たちはその他大勢だったのだ。

そうだこっちが現実。

書き記しておきたいのにもう書くことがない。

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