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25
個人的なことであるが、今日で25歳になれた。
「四捨五入するとハタチです」という自己紹介が使えなくなってしまうのが少し寂しい気もする。
「四捨五入すると30です」
一気に成長した感があるよね。
節目っちゃあ節目の年齢なのか。
しかし、年齢を重ねたからといって成長するわけでは無いのが人という生き物らしい。
「人は歳をとったくらいで成長なんてしません。おっさんが落ち着いて見えるのは元気が無いからです。」
という、俳優のリリー・フランキーさんの言葉を思い出す。
いつ頃放たれた名言かは知らないけれども、この言葉がユーモアとして受け入れられるのはおそらくリリーさん自体が“おじさん”という当事者だからだろう。
私のような若者が言ってしまうと反感を買ってしまうに違いない。
自虐と事実とユーモアの使い分けは、これからの個人的な伸びしろである。
この言葉を知ったとき、私は読み漁っていた「人生」という名の辞典をバタンッ、と閉じられたような気持ちになった。
なんて潔い言葉だろうか。
同時に、目に見える“数字”というもののシンプルさと閉塞感も痛感した。
増えるだけが成長では無いのだと。
時には、積み重ねたものを壊す瞬間も必要であり、全てを一新せずとも今の自分に合わないと感じるものは箱に閉まっておくことも成長の道中に必要となる。
感情というずっしりとした重たいものを無意識のうちに抱えて生きることに慣れている私達は、もう少し身軽になってみても良いような気がする。
そんな軽々しいことを25にもなって言うのだけれども、人生100年とすればまだ4分の1程度。
意外と人間って、タフな生き物らしい。
ならば、生きてやろうかと。
そう考えた2024年5月28日、自分にとっての25回目の誕生日。
私は今日も平和に出勤しております in 大雨警報
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