バレーボールはなぜ面白いのか

　パリオリンピックまでもう3日…！

東京オリンピックからもうそんなに時間が経ったのかという驚きと、有観客でのオリンピックが久しぶりな気がするので個人的にワクワクしています。
（テレビの前で観るだけやけども）

中には現地へ行かれる方もいらっしゃるでしょうし、テレビで色々な種目を観るという方もいらっしゃるかと思います。私もパリ行きたい〜。

　私はバレーボールを中心に、時間があれば他の種目も観たいなというタイプで、その他に野球やソフトボールも楽しみにしていたのですが今回は種目に入っていないので2028年のロサンゼルスオリンピックに期待します…。

そこで、今回の本題。

“バレーボールはなぜ面白いのか？”

めちゃくちゃに趣味を押し出すやん、という感じですが、今って男女共に絶大な人気ですよね〜。
なのでかれこれ14年程、バレーボールに触れてきた私が個人的な見解で競技を分析してみるのも面白いのではないかと思い、今回のテーマとしました。

　私が学生時代の頃、バレーボールが盛り上がっていた記憶があるのは2012年のロンドンオリンピックで女子代表チームが銅メダルを獲得したときです。
その頃の男子バレーはまだ成長段階で、良い選手は集まっているのに勿体無いなというもどかしさがあった印象でした。
（一視聴者がこんなことを言ってしまうのは大変おこがましいことですが）

だからこそ、現在のバレーボール日本代表が男女共に日本中で盛り上がりを見せているのは本当に嬉しいし公式戦がある度にワクワクします。

こういう熱気って、大袈裟かもしれないけれど生きる活力にもなりますよね。
自分の頑張りでは無いのだけれどもエネルギーをもらえるようで。
次の何かがある、というか。

もとい。

　今、なぜこのようにバレーボール人気が高まっているのか。

もちろん、日本のチームとしての強さや選手の方々の魅力、プレーの迫力や姿勢に感動するということが理由の半数を占めるかもしれません。

しかし、私は“バレーボール”という競技自体が面白いからというのも一理あるのではないかと思いました。

　バレーボールとは、9×18mの長方形のコートの中で真ん中にネットを挟み、6人または9人で3回ボールを触るまでに相手のコートへ返さなければならないスポーツです。また、連続して同じ人がボールを触ることはできません。
公式戦では基本的に、25点先取の5セットマッチですが内3セットを先取したチームの勝利となります。

使う道具はボールのみ。
それ以外は全てプレイヤーの技術で競い合います。

こう考えると、バレーボールは至ってシンプルなスポーツだということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
その分かりやすさが故に、大衆に理解されやすく広い世代から受け入れられやすいのかもしれません。

また、基本的なプレーとしてレシーブ→トス→スパイクの3段階に及ぶテンポで相手にボールを返すのですが、これもまた人によって癖があり、興味深いのです。
レシーブの中でもサーブレシーブが得意な選手やディグが得意な選手。どこから攻撃してくるか迷わせるほどの巧妙なトス回し。前から打つだけでなくアタックラインの後ろから打つバックアタックを武器としていたり。

基本姿勢は同じでも全く同じプレーが起こるということはほとんど無いため、一瞬一瞬に新鮮な場面を見ることができます。ゲーム展開も速く、1回の試合を飽きることなく最初から最後まで楽しんで観れるスポーツなのではないかと思います。

1試合の最初から最後まで観ることができるというのは主観ではありますが、1本の映画を観るのと同じような充実感を味わえると個人的に感じていて、観客側としての満足度が高いことも人気の理由の1つかもしれません。

　それから、比較的に競技に触れるハードルが低いこともメリットだなと思いました。

極論ですが、バレーボールは軽くて弾みやすいボールが1個あればすぐに始めることができます。

直上パスならば1人でも練習でき、2人以上なら向き合って対人パスができます。
ネットが無くても空間とボールがあれば、バレーボールの基礎はすぐに習得することができるのです。

個人的に、スポーツに向き不向きはあれど、それはセンスという感覚的なものの違いなだけだと考えているので、それほど気にしていません。
できるまで練習すれば誰でもできるものだと思っているので、技術が身につくまでかかる時間は人それぞれですが結局はやり続ければみんなできるようになります。

おそらく、このように言ってしまうとサッカーやバスケも同じような感じですね。笑
陸上はもう、広い場所があれば走れるし。

最初の1歩のハードルが低いって良いよね。

　その始まりからどこかのチームに所属するとか、知り合いを誘って沢山の人数で遊んでみるだとかは個人の自由で、様々な楽しみ方があります。

現在の熱烈なバレーボール人気の波に乗って、

「私もバレーボールしてみたいな」

と思っていただければ一経験者としてこれ以上に嬉しいことはありません。

競い合うためだけでなく、健康を維持するためにもスポーツは存在していると私は考えています。
もちろん、技術面の試し合いのためにスポーツの試合というものはありますが、根底にあるのは人の心身の健康のため。
「楽しさ」が無くなってしまうと本末転倒なのです。

だからぜひ、バレーボールに限らず何か運動・スポーツを始めてみたいな~と考えている方は、ちょっっっとの行動でも大丈夫なので1歩進んでみてください。
今より少し楽しくなるんじゃないかな、と私は思います。

　最後になりましたが、7/26から開幕のパリオリンピックで日本が歴代最高数のメダルを獲得できるように私達でエネルギーを送りましょう！

金が1番上なら目指せ金メダル〜！（お前が言うな）