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つづき、平泉から夏油へ

雨はましになり、宿へ。アクセスの悪い猊鼻渓へ。げいびけい。厳美渓(げんびけい)も正反対のまち向こうにあるから注意。kaziyaて宿は雑貨屋さんみたいな白い一軒家。本がたくさんある。靴ずれした足をかばいながら風呂に入り、おいしそうな岩手産ビールと、チンしたソーセージとチーズ。ビール一本でふらふら。弱。お酒楽しむとかもう無理やん。トランジットの地球環境特集をむさぼる。

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寝る。

白いシーツ。

朝。最良ランクのクロックムッシュ。なんとうんま。オーナーはかつて六本木のフランス料理店に勤めてたらしい。東京の夜遊びを謳歌して4年でむなしくなり帰郷。わかるわ。

さよなら!

バスこない。

かなしみ。切り替えが大事。レンタカー予約した。知らない土地で車だぜ…。

平泉を通り、中尊寺金色堂へ!はい目的地!めっちゃ観光地やないか。余計なグッズやグルメはスルーして、「ふるさと日本紀行」に忠実にまわる。野外能楽堂たしかに明るくていいな。讃衡堂の仏様も、迫力まんてん。かんじんの金色堂は、コンクリートづくりの覆堂に囲われていて、なんか冷める。奥にまえ使ってた木造の覆堂がありこっちのがずっといいのにと思った。

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一番好きだったのは峯薬師堂。薬師如来像の顔がすんごく良い。端正でやさしい。現代の仏師松尾秀麿さん作。若くして亡くなったんだって。

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はいつぎ毛越寺。わたしはやはり禅宗がいい。こんなでかくて作り込んだ世界は見栄の現れみたいで、見栄はおそれとか寂しさの裏返しやから、落ち着かねえな!金づかいとむなしさ、て今朝の宿でした会話とつながるな。

正月二十日にある延年の舞は、かなり観たいな。何万人もひとが来るって。みんな好奇心は同じやな。

ここ常行堂にある阿弥陀如来がまた美しい顔。寺の気負ったテンションとはちがうな、とおもえば、調べてみたらその背後には摩多羅神が秘仏として隠されてありそれに奉納するのが延年の舞という神楽。毛越寺は表面を飾りたててるけど、すべては再建。古くから伝わってるのは平安時代の遺構である遣水と神楽が継承する精神文化である。

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あれ毛越寺て天台宗?

本堂は朱色と金とピンクと黒と…キッチュでポップやな。

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次は坂上田村麻呂が蝦夷の悪い王をやっつけたとゆう達谷窟(たつこくのいわや)へ。岩の中にお堂。私の好きな磨崖仏。

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最強やて。

さあ第2の目的地夏油温泉へ。レンタカーでがんばろう。

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夏休みを見つけた。

途中どしゃ降りのにわか雨。からの天使の梯子。

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まじで来ちゃった。

霊験あらたかな大湯。源泉そのままやから、熱さ調整してなくてここの湯、46度以上ある。

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かけ湯すら無理やった。あとで知りあったおじさんに、浸かり方を聞いた。

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これは滝の湯。やっと肩まで浸かれた。

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一人で山奥で裸でアッツ!とかやってると愉快な気持ちになる。

カレーとソーセージたべて、ビールふたくちでフラフラになって寝た。川音すごい好き。


朝!ああ風呂がまってる!

大湯は4秒入れた。足がしびれて、もう出れんくなるかとおもてあせった。そのあと、宿の周り散歩した。はー夏休みやん

仕事の連絡ばんばん入り、頭から離れないけど、お湯に溶かした。できるだけ。

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帰る。

ああ田んぼ、美しい…

レンタカー返したあと、ひたすら電車で。名古屋でみた飛行機。

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経由地。岡山ですきなゲストハウスに泊まれたのは嬉しかった。音楽がいい。

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はやく、マスクなしで、そのへんの人、みーんなとバンバン会話できる生活になりたい。旅ぢからを出しきれないけど、でも、行けてよかったよねイワテ。

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