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住まいの臭いの調査レポート!自宅の臭いが気になりませんか?

みなさん、こんにちは。LIXIL住宅研究所note編集部です。

お友達などの家に遊びに行ったとき、なんだか臭うなぁと感じたことはありませんか?自宅の臭いは毎日生活していると慣れてしまいがちなものです。しかし、知り合いがあなたの家に来たとき、あなたと同じように臭いが気になるか心配ですよね。

今回、LIXIL住宅研究所では、住まいの臭いに関する調査を行いました。臭いに敏感な方もいれば、あまり敏感でない方もいると思います。できるだけ不快な臭いを無くして、爽やかな香りの住まいを心がけたいものです。この調査レポートをきっかけに自宅の臭いについて改めて考えてみてください。

他人の家に行ったときになんだか臭うなぁ!と感じたことのある方約7割

知り合いなどの家に行ったときに、その家独特の臭いがした経験がありませんか?今回の調査では、他人の家に行って何らかの臭いが気になったとの回答が70.5%になりました。この数字は、知り合いがあなたの家に来たときに、なんらかの臭いが気になっている方が7割もいるとも言えます。

他人の家で気になる臭いとは!

第1位:ペットの臭い(26.8%)
猫に犬、そして鳥などのペットを屋内で飼うとどうしてもアンモニア臭や体臭などの臭いが発生します。自宅でペットを飼っている方は慣れてしまっていてあまり感じられませんが、飼っていない方にとっては不快な臭いとなります。

第2位:特定できないがなんとなく臭う(24.3%)
なんの臭いかはわかりませんが、その家独特の臭いがする場合があります。臭いはその家に住んでいると慣れてしまうものです。様々な臭いが混じり合って、その家独特の生活臭となっているようです。

第3位:タバコの臭い(22.2%)
ニコチンやタールなどのタバコの臭いが第3位となりました。タバコを吸わない方は、タバコの不快な臭いがさらに気になると思います。喫煙者も屋内で禁煙は当たり前の時代になっていますので、ご配慮を!

第4位:人工的な芳香剤の臭い(21.1%)
人工的な芳香剤の香りが嫌な方も多いと思います。不快な臭いを人工的な香りでごまかすことでより一層不快な臭いになることもあります。香りを加えるのでなく、臭いを消すことが必要かと思います。

第5位:玄関周りの靴の臭い(19.6%)
靴の臭いは足や靴下の臭いと同じでとても不快なものです。履いた靴は出しっぱなしにしないで、必ずシューズボックスに入れて、消臭剤を使うことが一番かと思います。特に雨で濡れた靴はシューズボックスに入れる前にしっかり乾燥してください。

第6位:カビくさい臭い(17.7%)
カビ臭い家ってありますよね!カビ臭い家は、なんだかジメジメしていて、換気が悪いような気がします。

この他に、調理した後の食事の臭い(13.3%)、キッチンの生ごみの臭い(12.1%)、アンモニア(尿など)の臭い(11.4%)汗臭さ(10.5%)、乳製品の臭い(5.6%)となっています。家の中には様々な臭いの発生源があり、これを無くすことはできませんが、防臭対策をすることで緩和されると思います。

他人の家で気になった臭いが自分の家でもしていないか心配になったことがある方が8割以上

他人の家に行って感じた臭い!この臭いが自宅でもしているか?心配になったことがある方が8割以上となっています。内訳を見ると、ちょくちょくある(22.3%)、たまにある(58.8%)となっており、多くの方が自宅でも臭いがしないか、気にされています。
自宅の臭いは慣れてしまうと感じなくなってしまいますので、親しい方に自宅の臭いについて一度聞いてみたらいかがでしょうか!

自宅での防臭対策?何も行っていない方はわずか9.4%

自宅の防臭対策を質問したところ、何も行っていない方はわずか9.4%となりました。皆さんが実際に行っている防臭対策をご紹介します。

最も多いのは「換気をよくしている」42.2%、「空気清浄機を使っている」25.2%

外の新鮮な空気を取り入れ、屋内の空気と入れ替えることは防臭対策として効果があると思います。しかし、光熱費が高騰する中、せっかく暖めた空気や冷やした空気を外へ出してしまうのも、もったいない気がします。
調査結果からは空気清浄機を使っている方が4人に1人となりました。換気と空気清浄機を上手に使い分ける必要があると思います。

「できるだけ早めにごみを外に出している」33.3%、「臭いそうなものには蓋をして密閉している」28.1%

生ごみは、気温の高い夏場は少しおいただけ悪臭を発します。そのため、できるだけ早くごみを外に出す方が33.3%となりました。しかし、ごみを外に出しても置いた場所が臭ったり、そもそも出す場所が無い方もいると思います。まずは臭うものにはしっかり蓋をして密閉することも必要だと思います。

洗濯物をためないようにしている(こまめに洗濯している)」32.1%

洗濯物からは汗の臭いや体臭が発生します。洗濯物を何日もためると徐々に不快な臭いが強くなってきてしまいます。天日干しは天候に左右されますが、最近は室内干し専用洗剤もありますので使ってみるのも一案です。

「玄関周りやトイレなどに芳香剤を使用している」31.2%、「スプレー式の消臭剤を使用している」23.4%

芳香剤は人工的な臭いがして嫌がる方もいると思います。消臭のポイントは他の匂いでごまかさないこと。無香料の消臭剤を使えば、臭い成分をしっかりと分解し、余計な臭いもしません。さらに「トイレ掃除を毎日徹底してやっている」15.9%、「拭き掃除などを徹底している」15.5%も効果的だと思います。

アロマなど使用している(10.8%)、お香を焚いている(10.1%)

少数派ですが、アロマやお香を使用している方もいました。これらは、消臭対策よりも、香りによるリラックス効果のためですかね!自分の気持ちが落ち着く、自分の香りを探すのも楽しいと思います。

住まいの臭いに関する調査レポートはいかがでしたか?臭いの感じ方は個々人によって違うと思いますが、一番は臭いの元を徹底的に断つことです。これは単に悪臭を防ぐだけでなく、衛生的にも効果があると思います。

最後に、私たちが提案している「すごい家」の実物大モデルハウスで実験した換気・除菌・脱臭の実験結果をご紹介します。これからの住まいの最新の機能としてご参考にしてみてください。ありがとうございました。

コンセプト住宅「すごい家」の実証実験のご紹介

「すごい家」は、これからの住宅に必要な機能をもれなく搭載した新たなコンセプトの住宅です。開発テーマの一つである「AIR QUALITY~いつも空気がきれいな家〜」を確かめるために、実物大のモデルハウスにて実証実験を行い、結果、換気・除菌・脱臭の効果が得られることが確かめられました。
除菌・脱臭の実験は、ラボなどの実験施設では多数行われていましたが、実物大の建物で実験が行われることはほとんどなく、実際の暮らしにより近い環境での空気の質で測定しました。

【確かめられた効果】

●換気性能
窓を開けずに24時間空調換気システムを稼働させた状態で室内にCO2を発生させると、ピーク時には厚生労働省の換気状態の基準値を超える濃度1200ppmあったものが、30分後には約半分、1時間で約1/3になっていることが確認できました。

●空間除菌
乳酸菌を用いて室内の除菌性能を実験しました。除菌・脱臭装置を停止した状態だと、光触媒フローリングの除菌性能による緩やかな減衰のみでしたが、除菌・脱臭装置を作動させると約60分で高い除菌効果が得られることが分かりました。除菌機能については、花粉などのアレルゲンにも同様の効果が期待できます。

●脱臭性能
臭いの主要物質であるアンモニア水を用いて実験しました。臭気判定士による6段階評価試験で、当初強い臭気レベル4であった空間が、除菌・脱臭装置を作動して60分後にはほとんど無臭の臭気レベル1まで下がるという脱臭効果が確認されました。

【「すごい家」の開発テーマ】

・THERMO=冬場どこにいても暖かい家
冬の寒さと健康の相関関係に注目し、健康のために一年中適度な室温の家を設計。さらに、全館空調と高断熱性能で、部屋間や部屋の上下の温度差を解消しています。

・AIR QUALITY=いつも空気がきれいな家
夏の暑さ、冬の寒さ、春の花粉、外のほこり、細菌やウイルスなどが気になって窓を開けたくないという声に応えるためのテクノロジーです。外からの空気をきれいにして取り込むテクノロジーと家の中の空気をきれいにして循環するテクノロジーで窓を開けずに計画的な換気ができます。

・SAFETY=安心して暮らせるストレスフリーな家
「すごい家」は、太陽光発電に加え蓄電池も標準搭載しています。普段は太陽光発電による電力の活用、夜間は蓄電池に貯めた電力の活用が可能で、災害時には非常用電力として使えるレジリエンス住宅です。さらに、「耐震等級3+制震」を標準搭載し、安心して暮らせるストレスフリーな家を実現しています。


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