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DAY-2 運動解剖学

神経

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(1)中枢神経:各部から送られてきた情報を判断処理し、末梢神経に命令する

(2)体性神経:コントロール可
 →運動神経(中心から末端・主に筋肉に伝える)
 →感覚神経(末端から中心・主に感覚を脳に伝える)

(3)自立神経:コントロール不可
 →交換神経(活動している時に働く)
 →副交換神経(休息している時に働く)
※交感神経と副交感神経どちらもバランスよく可動させる必要がある。リラックスし過ぎも緊張し過ぎも自律神経が乱れる原因となる

呼吸は運動神経と自立神経のどちらででもできるので、自立神経で動いている物(精神面、心拍数、血管・筋肉、消化器官、呼吸など)のバランス調整への働きかけができる

骨と筋肉

(1)骨の役割
・体の指示
・臓器の保護
・動作時のテコの働き(仕事=力x距離)
・ミネラルの貯蔵(主にカルシウム)
・造血(脊髄での赤血球生産)

(2)骨格
人間の骨格は通常206本の骨で構成されている
脊椎(7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、1個の仙骨、尾骨)
肩関節複合体=肩甲帯(肩甲骨けんこうこつ、鎖骨、上腕骨)
骨盤帯(二つの寛骨、仙骨、尾骨)

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(3)関節
2つ以上の骨と骨が繋がっている部分
関節には頭蓋骨のようにほとんど動かない物と、背骨や肋骨のように少しだけ動く物、また顎や手足のように色んな方向へ自由に動くものがある

(4)筋肉の役割
・能動的な運動作用
・体温の発生
・筋ポンプ作用(収縮や弛緩により血液やリンパ液の流れを促す)
・グリコーゲン(エネルギー)の貯蔵
・姿勢の保持

(5)筋収縮様式
等尺性収縮(アイソメトリック)
 →ダンベルをキープ
等張性収縮(アイソトニック)
 →ダンベルを上げ下げ
短縮性収縮(コンセントリック)
 →ダンベルを上げる
伸張性収縮(エキセントリック)
 →ダンベルを下げる
等速性収縮(アイソキネティック)
 →水中での動作、マシン運動など

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柔軟性とヨガ

筋肉の緊張と柔軟性向上のメリット
筋肉の緊張で血液循環が遮られると各臓器や細胞への血液供給が低下し、酵素や栄養分の不足を引き起こし、細胞内に疲労や痛みの原因となる汚染物質・有害物が蓄積されやすくなることを解消するために、筋肉を柔らかい状態にする必要がある。

柔軟性向上のメリット
・姿勢や調整力の改善
・リラクジェーション効果
・動作機能の改善
・加齢に伴う肉体機能の衰えの速度低下

体をどのように見ていくか

「前後」「左右」「回旋」の体軸が基本の3つの基本的な動きの可動域を見ることで、脊椎・骨盤の歪みを判断する
・仰臥位(ぎょうがい):脊椎のS字湾曲
・座る:骨盤の前傾と後傾、猫背、それに関する筋肉状態
・立つ:骨盤の状態、それに関する筋肉状態、下肢の状態(O脚、X脚、XO脚)
・歩く:O脚、X脚、XO脚、足首の動き、腸腰筋等の筋肉状態等
・動きの中で:脊椎の屈曲、後屈、側屈、回旋の動き

身体動作と姿勢

正常姿勢
全体が強調し合っている体は動きや刺激に対してもすぐ変化適応でき、自由性が高く、動く時にも体幹を中心に対照的に調和して働く。

姿勢を崩すと上手く力が入らないし上手く脳が働かない。


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